花詞復讐屋

ゼラニウム

怜都の行動

八重のプランナーの様子をホテルでモニタリングをした怜都はすぐに

禅　八重ちゃん初めてのプランナー疲れてるだろうから、禅の部屋で休ませてあげて。
それから、いろはと明日の朝仕事場に帰るから、その時に二人きりにして欲しい。

と言う内容のメールを禅に送り蓮は椅子に座ったまま、眠りについた。


そして翌朝、怜都はシャワーを浴び、

西園様
先日は夜分遅くのお約束にも関わらず、当社にお越しいただき誠にありがとうございました。
さて、ご依頼の件について具体的なご提案をさせていただきたくメールさせていただきました。
まずは、当社の人間が、ターゲットとの男性との深い信頼関係を生み出し、癒しを与えます。そして女性との関係を絶たせます。その後、西園様ご自身で女性を慰めると言うプランでいかかでしょうか。この方法で同意していただけるのでしたら、返信メールと振り込みを行ってくださいますようよろしくお願いいたします。

と言うメールを西園に送信した。しばらくして、いろはが目を覚ました。


「え、、、私…蓮とカフェに行って、、、それからの記憶が曖昧なんだけど、、、この服って、、、」

と戸惑ういろはに

「ごめん。昨日は普段頑張っているいろはにお酒飲ませたら、一杯で眠っちゃって、この状態で、家に帰ると八重ちゃんがいるから、面子潰れちゃうと思ってホテルに連れてきたんだ。一応家には年の近い禅がいるから、メールはしといたし、それで、その服お気に入りって酔っ払いながら言ってたから、シワにならないように、ホテルにあったガウンに着替えさせたんだ。あんまり見ないようにはしてたけど、俺たちは小さい頃一緒にいたんだ。気にしないよな」

と気まずそうに言う蓮を見て、赤面したいろはが、コクリと頷き、

「色々考えてくれてありがとう…」

と消え入りそうな声でいろはは言った。