花詞復讐屋

七瀬蓮

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オキナグサ

原田の初仕事

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禅が去って5分後怜都と身長や肩幅が似ている人がやってきたが、スカートを履いてるので、ここの関係者かなと思い、原田は
「いらっしゃいませ。本日のご予約のお客様でしょうか。」
と顔が引き攣った作り笑いで聞くと、
その人物はプッと吹き出して笑い
「ごめんね。怜都だよ。この格好の僕は見たことなかったよね。びっくりした？」
と言い怜都が何故そのような格好をしているかと思っていると、仕事場の奥から理亜と禅が現れ、2人ともが
「おつかれー！どうだった？」
と聞くので原田はキョトンとした顔で見ていると、禅がそれに気付き、
「八重ちゃん。怜都は復讐の依頼を受けて、プランの前のリサーチをしていたんだよ。それでこれからプランのための作戦会議だから八重ちゃんも思った事言ってね。」
と言われ、原田八重は、
「はい。」
と言うと、怜都と理亜は驚き、
「原田さん！もう花詞覚えたの？」
と理亜は驚いたのを見て禅は
「八重ちゃん俺にオキナグサくれたんだ。だからリサーチの仕事手伝ってもらおうかなって。まぁ、今日はお試しということで」
とニコリと言う禅を見て、怜都は
「禅がそう言うなら参加してもらおうかな」
といい、リサーチなる仕事が始まった。
禅がターゲット役をし、女装の怜都がターゲットにした事を再現し、その行動はターゲットを復讐に向かわせる意味ある行動なのかみんなで話し合い判断すると言うものだった。話し合いは続いたが
「んー。俺ターゲットの好みからは外れてたかも。理亜次にリサーチャーやってくれるか」
と言い理亜は
「依頼者の雰囲気的に原田さんにリサーチャー頼んでみたら成功しそうじゃん」
と言われ原田は
「私にできる事なら何でもします！」
といい、次の日ターゲットと接触し、情報を掴むと言う大事な役割を貰えた。
次の日、胸ポケットに怜都から支給されたスマートフォンを胸ポケットに入れ、ターゲットに近付き、耳にはワイヤレスの小型イヤホンで怜都からの指示をもらうことになっている。
草野球をして楽しんでいるターゲットが休憩で水分補給で仲間と離れた時、
「あの、これ良かったら差し入れです！」
とスポーツドリンクをターゲットに差し出すと、
「君、この辺で見ない顔だね。ここの草野球見に来る人ちょこちょこいるけど君みたいに可愛い子みたことないから」
とさらりと言うターゲットに
「私はこの辺ジョギングしてて、横目で見てて気になっていたんですけど、思い切って話しかけて良かったです。」
と原田が返すと
「今度一緒にどこか行きたいな。名前と連絡先聞いてもいいかな？」
と言われたので
「名前は榎本鈴です。連絡先はこれです。お兄さんのお名前聞いてもいいですか？」
と、連絡先の書いた紙を渡しながら聞くと、
「俺は、前野駿っていいます。じゃあ、休憩終わるからいくね。また連絡する」
と言い前野は走り去った。

仕事場に帰ると、
「原田さん完璧なリサーチャーだね！」
と怜都、禅、理亜の3人から褒められた。

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