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第17話

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 私は今日も、ジェイドと幸せな生活を送っている。
 ジェイドに協力したいと提案すると、今後魔物の事件が発生したら同行して欲しいと頼まれていた。

 今日はそのことを、ジェイドの部屋で話し合っている。
 同じ屋敷に住んでいるけど、2人きりで話せる時が嬉しかった。

「協力してくれるのは俺としても嬉しいが、かなり危険な作業となる」

「今まで魔物の群れに1人で行かされていましたから、なにも問題ありません」

「そういえばそうだったか……あの時と比べれば、確かに問題ないな」

 これから私達は、二―ルド領の魔物による問題を解決していく。
 ジェイドは魔物の研究をしているから、実際に魔物を対処して調べるようだ。

「私の魔法なら、魔物を倒す他に無力化もできそうです」

「それが一番楽しみでもある。今まで魔物の捕獲は、相当運がよくないと無理だった」

 嬉しそうに話すジェイドを眺めて、私は笑顔を浮かべる。
 ジェイドと一緒にいられることが嬉しく、私の方が守ろうと決意していた。

 そんな時――ニールド公爵家の屋敷に、妹レモノがやって来た。
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