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第22話
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数日が経って、私はゼノラスと一緒に異変が起きている場所に向かう。
他国に生息する危険なモンスターが現れたようで、私達は後方で待機していた。
「護衛も多く安全だ。ルリサは後方から魔法を使い攻撃してくれ」
「はい。もしモンスターが迫ってきたら、私は即座に魔法を使って撃退します」
ゼノラスの説明を聞いて、私は昔のように振舞う。
そしてモンスターが現れて、今までよりも強そうだと周囲が話している。
サレアの魔法道具によるものだと推測できるけど、私なら問題ない。
レオンの言う通りに魔法を使えば、目立つことなく問題を対処できそうだ。
私は魔法を使い領地を襲うモンスターの群れを威圧して、周囲の人達を強化した。
気づかれないよう、ゼノラスが私を見ていない時に高速で魔法を使っていく。
そして――戦場で戦う人達が優勢で、私は魔法を使う必要がない状況になっている。
「敵はそこまで強くなかったようですね。これなら、私が魔法を使う必要がありません」
「なっっ……どうなっている!?」
ゼノラスは叫ぶけど、私が魔法を使っていると想像していないようだ。
周囲の人達にも気付かれないよう、膨大な魔力で異変を対処していく。
ゼノラスは唖然としているけど、優勢だから私に魔法で戦えと命令を出すことができなかった。
他国に生息する危険なモンスターが現れたようで、私達は後方で待機していた。
「護衛も多く安全だ。ルリサは後方から魔法を使い攻撃してくれ」
「はい。もしモンスターが迫ってきたら、私は即座に魔法を使って撃退します」
ゼノラスの説明を聞いて、私は昔のように振舞う。
そしてモンスターが現れて、今までよりも強そうだと周囲が話している。
サレアの魔法道具によるものだと推測できるけど、私なら問題ない。
レオンの言う通りに魔法を使えば、目立つことなく問題を対処できそうだ。
私は魔法を使い領地を襲うモンスターの群れを威圧して、周囲の人達を強化した。
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そして――戦場で戦う人達が優勢で、私は魔法を使う必要がない状況になっている。
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「なっっ……どうなっている!?」
ゼノラスは叫ぶけど、私が魔法を使っていると想像していないようだ。
周囲の人達にも気付かれないよう、膨大な魔力で異変を対処していく。
ゼノラスは唖然としているけど、優勢だから私に魔法で戦えと命令を出すことができなかった。
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