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第8話
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数日が経ち、私は部屋で1人になっている。
家族同士で話し合った結果、私が異変の対処をする必要はないと決まったようだ。
ゼノラスとしては、魔法の力に長けた私を向かわせた方がいいと提案したらしい。
それでも異変の対処は危険過ぎるから、行くべきではないと決まる。
お父様から報告を聞き、私は現状を思い返して呟く。
「異変の対処をしなくて済みましたけど……これは前の時間の私が、異常だっただけですね」
前の時間の私は、王子の婚約者として当然の行動だと思い込んでいた。
無茶と言われたとしても、私の魔法なら問題ないと考えて行動してしまう。
実際に本来の時間なら問題なく対処できたのだから、私が向かうのが最善だ。
その場合の末路を知っているから……最善だとしても、今の私は傍観することに決めている。
「家族は私の意志を尊重してくれたから、前の時では私の無茶な行動を許してくれましたけど……普通は止めます」
レオンの言った通りになって、国王も私を向かわせようとはしなかった。
今の私は家族と相談しているから、危険な目に合って欲しくないと言われている。
ゼノラスは困惑しているようだけど、普通の反応なのだから何も問題ないはずだ。
今回の私の行動によって、未来が大きく変わったことは不安でもある。
それでもレオンがいてくれるから、何も問題なさそうだ。
家族同士で話し合った結果、私が異変の対処をする必要はないと決まったようだ。
ゼノラスとしては、魔法の力に長けた私を向かわせた方がいいと提案したらしい。
それでも異変の対処は危険過ぎるから、行くべきではないと決まる。
お父様から報告を聞き、私は現状を思い返して呟く。
「異変の対処をしなくて済みましたけど……これは前の時間の私が、異常だっただけですね」
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