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第125話
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私とニコラスは面会室で、枷の魔法道具がついたダビルに会う。
今日までの出来事を話して、ニコラスがダビルに言う。
「冒険者の人達は今、結界の破壊をしています」
「ミレサ様の魔力で作られた結界の防御力は高いが、いずれ壊れるだろう」
拠点には魔力を回復する魔法道具もあるから、数週間はかかると考えているようだ。
私達は拠点にある魔法道具について、ダビルに聞こうとしていた。
「ミレサとラドンは、結界の中で何をしているのですか?」
「……これは俺の推測だが、ミレサは魔剣を使っていそうだ」
「魔剣というのは、魔力を宿せる剣でしょうか?」
私は尋ねるけど、ダビルが首を左右に振るう。
魔法学園で習った魔剣とは違うようで、説明を聞き驚くことになる。
「それは普通の魔剣だ。俺達の魔剣は「魔物化の剣」と呼ばれている代物だ」
魔物化の剣なんて、私とニコラスは聞いたことがない。
そしてダビルは、魔剣について話す。
盗賊団の拠点にある魔剣は、世界で最も危険な魔法道具だった。
今日までの出来事を話して、ニコラスがダビルに言う。
「冒険者の人達は今、結界の破壊をしています」
「ミレサ様の魔力で作られた結界の防御力は高いが、いずれ壊れるだろう」
拠点には魔力を回復する魔法道具もあるから、数週間はかかると考えているようだ。
私達は拠点にある魔法道具について、ダビルに聞こうとしていた。
「ミレサとラドンは、結界の中で何をしているのですか?」
「……これは俺の推測だが、ミレサは魔剣を使っていそうだ」
「魔剣というのは、魔力を宿せる剣でしょうか?」
私は尋ねるけど、ダビルが首を左右に振るう。
魔法学園で習った魔剣とは違うようで、説明を聞き驚くことになる。
「それは普通の魔剣だ。俺達の魔剣は「魔物化の剣」と呼ばれている代物だ」
魔物化の剣なんて、私とニコラスは聞いたことがない。
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盗賊団の拠点にある魔剣は、世界で最も危険な魔法道具だった。
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