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第101話

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 魔法学園の午前の授業を終えて、昼休みになっている。
 私は校舎裏に行くと、そこにはニコラスとベラの姿があった。

「午前中の休み時間に、話したいことがあると言っていましたけど……ベラ様も一緒なのですか」

 ベラはミレサの手下だった人だけど、屋敷に乗り込んだ時から今まで会っていない。
 どうして一緒なのか気になっていると、ニコラスが話してくれる。

「どうやら今、ラドン達はベラ様の屋敷にいるようです」

「そうなのですか?」

「今日の朝、ベラ様が僕に報告しました……彼女は、精神的に限界だったようです」

 もし誰かに伝えれば、ベラに関わる者全てを消すと脅されているようだ。
 ミレサは実行できる魔法の実力があり、屋敷を隠れ家にしているから命令を聞くしかない。
 それでもベラは限界になったようで、ニコラスと私に事情を話している。

「今日の放課後に僕は、ベラ様に招待されて屋敷に向かうことになるようです」

 明らかに罠で、どうやらミレサはニコラスを狙っているようだ。
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