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第21話
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先生が魔法を使用したか調査する魔法を使いたいと、私に尋ねている。
私が発言する前に、激怒したラドンとミレサが叫ぶ。
「即答できない辺り、ルーナはミレサを魔法で攻撃したようだな!」
「私は平民でも、この学園の生徒……ルーナ様が公爵家の令嬢でも、魔法で攻撃していい理由にはなりません!」
ミレサは被害者のふりをして、私を追い詰めようとしている。
ラドン王子が私を広場に呼び出したと話しても、知らないと言い張りそうだ。
生徒達に注目されている中で――私は、制服の中から円盤の魔法道具を取り出した。
真ん中には四角い板が張り付けられていて、そこには映像が映し出されている。
「これは、なんですか?」
先生が尋ねて、私は円盤の形をした魔法道具を説明する。
「魔力を籠めると上空に飛ばすことができて、更に上空から地上の映像を記録する魔法道具です」
「……はっ?」
私の説明にラドンは驚き、ミレサは何も言えず唖然としている。
休日の際に、証拠を残す魔法道具を探すため店を巡って――手に入れた魔法道具だ。
高額だったけど、備えておく必要があると私は判断した。
呼び出しを受けた時点で私は上空に魔法道具を飛ばし、ミレサの犯行を記録している。
魔法道具に備えられた黒い板から、ミレサが炎魔法を繰り出す映像が映る。
それを私が水魔法で対処して――この場にいる濡れたミレサが、今日の出来事と証明していた。
私が発言する前に、激怒したラドンとミレサが叫ぶ。
「即答できない辺り、ルーナはミレサを魔法で攻撃したようだな!」
「私は平民でも、この学園の生徒……ルーナ様が公爵家の令嬢でも、魔法で攻撃していい理由にはなりません!」
ミレサは被害者のふりをして、私を追い詰めようとしている。
ラドン王子が私を広場に呼び出したと話しても、知らないと言い張りそうだ。
生徒達に注目されている中で――私は、制服の中から円盤の魔法道具を取り出した。
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「これは、なんですか?」
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休日の際に、証拠を残す魔法道具を探すため店を巡って――手に入れた魔法道具だ。
高額だったけど、備えておく必要があると私は判断した。
呼び出しを受けた時点で私は上空に魔法道具を飛ばし、ミレサの犯行を記録している。
魔法道具に備えられた黒い板から、ミレサが炎魔法を繰り出す映像が映る。
それを私が水魔法で対処して――この場にいる濡れたミレサが、今日の出来事と証明していた。
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