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第46話
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モグルドとヒリスが屋敷に乗り込んでから、数日が経っていた。
私は部屋で、ヒュームからモグルド達の末路を聞く。
屋敷に乗り込んだと知った国王は、モグルドをモンスター退治に向かわせた。
モグルドとヒリスでは、モンスターに敵わなかったらしい。
確認に向かった兵士の報告から、間違いなくモグルド達は最期を迎えたようだ。
「ヒリスは同行を拒否できたが、自分の力を過信していたのだろう……自業自得だ」
「はい。これで、全てが終わりました」
ヒュームの発言を聞き、私は安堵していた。
モグルドが消えた後でも、ヒュームは傍にいてくれる。
それが一番よくて、私は本心を話す。
「これから私は、何も気にせずヒューム様の力になれることが一番嬉しいです」
「俺としても、ルナと一緒にいられて幸せだ」
ヒュームが笑顔を浮かべて、私も笑顔になる。
私は、ヒュームと幸せに暮らすことができていた。
私は部屋で、ヒュームからモグルド達の末路を聞く。
屋敷に乗り込んだと知った国王は、モグルドをモンスター退治に向かわせた。
モグルドとヒリスでは、モンスターに敵わなかったらしい。
確認に向かった兵士の報告から、間違いなくモグルド達は最期を迎えたようだ。
「ヒリスは同行を拒否できたが、自分の力を過信していたのだろう……自業自得だ」
「はい。これで、全てが終わりました」
ヒュームの発言を聞き、私は安堵していた。
モグルドが消えた後でも、ヒュームは傍にいてくれる。
それが一番よくて、私は本心を話す。
「これから私は、何も気にせずヒューム様の力になれることが一番嬉しいです」
「俺としても、ルナと一緒にいられて幸せだ」
ヒュームが笑顔を浮かべて、私も笑顔になる。
私は、ヒュームと幸せに暮らすことができていた。
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