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第35話
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全生徒、全先生が集まっている講堂の舞台で……ドリアス殿下は。再び大恥を晒した。
失言を後悔して何も言えなくなったドリアス殿下は、先生達に運ばれるように舞台を後とする。
呆然としていて――それは、クノレラとその友人達もだった。
私が嫌がらせを行ったと嘘の報告をしたことは、アルロン公爵家を敵に回すということだ。
ドリアス殿下と婚約破棄したかったから何も言わなかったけど……殿下が嘘だったと認めている。
こうなるとアルロン公爵家としても、敵対行動をとった家と話し合う必要が出てくる。
今までどうでもよかったから私が気にしていないと言ったけど、こうなると話が変わっていた。
クノレラは恐らく友人達を切り捨てて、クノレラの友人達は悲惨な末路を迎えるでしょう。
私を貶めればいいと考えて行動したのだから、同情の余地はない。
「これで……全てが終わりましたね」
私は小声で呟き、これからのことを考える。
ドリアス殿下は再び処罰を受けて、もう魔方陣を稼働させるだけの存在になりそう。
これでドリアス殿下が、3日後にあるパーティ会場に来ることもないはずだ。
失言を後悔して何も言えなくなったドリアス殿下は、先生達に運ばれるように舞台を後とする。
呆然としていて――それは、クノレラとその友人達もだった。
私が嫌がらせを行ったと嘘の報告をしたことは、アルロン公爵家を敵に回すということだ。
ドリアス殿下と婚約破棄したかったから何も言わなかったけど……殿下が嘘だったと認めている。
こうなるとアルロン公爵家としても、敵対行動をとった家と話し合う必要が出てくる。
今までどうでもよかったから私が気にしていないと言ったけど、こうなると話が変わっていた。
クノレラは恐らく友人達を切り捨てて、クノレラの友人達は悲惨な末路を迎えるでしょう。
私を貶めればいいと考えて行動したのだから、同情の余地はない。
「これで……全てが終わりましたね」
私は小声で呟き、これからのことを考える。
ドリアス殿下は再び処罰を受けて、もう魔方陣を稼働させるだけの存在になりそう。
これでドリアス殿下が、3日後にあるパーティ会場に来ることもないはずだ。
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