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第15話
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私は一切協力しないと宣言すると、ドリアス殿下は取り乱す。
「ふざけるな……キャシーは自らあの地獄を望んだと父上から聞いた! 問題なく稼働できるのなら適材だろ!?」
「私も、完璧に操作できません……殿下ほどではありませんけど苦しんでいました」
私が望んだって、そんなことは一度も言っていない。
デルグライ王がそんなことを言うとは思えず、ドリアス殿下の頭の中でそうなっているだけだ。
ドリアス殿下としては、一生魔方陣を稼働させたくないのでしょう。
国の為とか考えなず、自分のことしか考えていないのがよくわかる。
私はデルグライ国で産まれて、ドリアス殿下の婚約者になったから魔方陣を稼働させていた。
何も知らないだろうドリアス殿下に、私は陛下から聞いていたことを話す。
「本来は生贄を用意するようで、この国では代々一番役に立たない王子を生贄にしているみたいですよ」
「なんだと!?」
「陛下から聞きました。嘘だと思ったのなら、陛下に尋ねてみてください」
「ぐっっ……」
ドリアス殿下は唖然としながら、思い当たる節がある様子だ。
全身が小刻みに震えながら、陛下に言われたことを思い返していそう。
魔力がなければ体力と魂を使うことになるから、暫くはドリアス殿下が生贄になるだけで大丈夫のはずだ。
「ふざけるな……キャシーは自らあの地獄を望んだと父上から聞いた! 問題なく稼働できるのなら適材だろ!?」
「私も、完璧に操作できません……殿下ほどではありませんけど苦しんでいました」
私が望んだって、そんなことは一度も言っていない。
デルグライ王がそんなことを言うとは思えず、ドリアス殿下の頭の中でそうなっているだけだ。
ドリアス殿下としては、一生魔方陣を稼働させたくないのでしょう。
国の為とか考えなず、自分のことしか考えていないのがよくわかる。
私はデルグライ国で産まれて、ドリアス殿下の婚約者になったから魔方陣を稼働させていた。
何も知らないだろうドリアス殿下に、私は陛下から聞いていたことを話す。
「本来は生贄を用意するようで、この国では代々一番役に立たない王子を生贄にしているみたいですよ」
「なんだと!?」
「陛下から聞きました。嘘だと思ったのなら、陛下に尋ねてみてください」
「ぐっっ……」
ドリアス殿下は唖然としながら、思い当たる節がある様子だ。
全身が小刻みに震えながら、陛下に言われたことを思い返していそう。
魔力がなければ体力と魂を使うことになるから、暫くはドリアス殿下が生贄になるだけで大丈夫のはずだ。
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