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第21話

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 店を守っている魔法道具が作動して、ユアンが私の部屋に来てくれる。
 真っ先に心配してくれたことは嬉しいけど、店の魔法道具が心配だ。

「魔法道具は、大丈夫でしょうか?」

「警報が鳴った時点で、魔法道具は作動している。ギアノ国の連中は動けないはずだ」

「そういえば、そうでしたね」

 警報を聞いて驚いてしまったけど、ユアンの発言を聞いて冷静になっていく。
 屋敷に侵入したのは間違いなくて、魔法道具が起動して捕えることができているはずだ。

 それでもユアンは警戒して、私の傍を離れず下の階に向かう。
 魔法道具店に侵入する時点で、確実に店を潰せると考えて来たのは間違いない。

「ギアノ国の侵入者は、エドガーに雇われた人達でしょうか」

「現状から、それ以外に考えられないな」

 ユアンの発言に頷きながら、私達は警報が鳴っている部屋に到着した。

 そこには兵士達の他に、エドガーとベネサの姿もある。
 何故か一緒に乗り込んできたようで、私達は捕えることに成功していた。
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