21 / 28
第21話
しおりを挟む
店を守っている魔法道具が作動して、ユアンが私の部屋に来てくれる。
真っ先に心配してくれたことは嬉しいけど、店の魔法道具が心配だ。
「魔法道具は、大丈夫でしょうか?」
「警報が鳴った時点で、魔法道具は作動している。ギアノ国の連中は動けないはずだ」
「そういえば、そうでしたね」
警報を聞いて驚いてしまったけど、ユアンの発言を聞いて冷静になっていく。
屋敷に侵入したのは間違いなくて、魔法道具が起動して捕えることができているはずだ。
それでもユアンは警戒して、私の傍を離れず下の階に向かう。
魔法道具店に侵入する時点で、確実に店を潰せると考えて来たのは間違いない。
「ギアノ国の侵入者は、エドガーに雇われた人達でしょうか」
「現状から、それ以外に考えられないな」
ユアンの発言に頷きながら、私達は警報が鳴っている部屋に到着した。
そこには兵士達の他に、エドガーとベネサの姿もある。
何故か一緒に乗り込んできたようで、私達は捕えることに成功していた。
真っ先に心配してくれたことは嬉しいけど、店の魔法道具が心配だ。
「魔法道具は、大丈夫でしょうか?」
「警報が鳴った時点で、魔法道具は作動している。ギアノ国の連中は動けないはずだ」
「そういえば、そうでしたね」
警報を聞いて驚いてしまったけど、ユアンの発言を聞いて冷静になっていく。
屋敷に侵入したのは間違いなくて、魔法道具が起動して捕えることができているはずだ。
それでもユアンは警戒して、私の傍を離れず下の階に向かう。
魔法道具店に侵入する時点で、確実に店を潰せると考えて来たのは間違いない。
「ギアノ国の侵入者は、エドガーに雇われた人達でしょうか」
「現状から、それ以外に考えられないな」
ユアンの発言に頷きながら、私達は警報が鳴っている部屋に到着した。
そこには兵士達の他に、エドガーとベネサの姿もある。
何故か一緒に乗り込んできたようで、私達は捕えることに成功していた。
24
お気に入りに追加
810
あなたにおすすめの小説
お姉様のお下がりはもう結構です。
ぽんぽこ@書籍発売中!!
恋愛
侯爵令嬢であるシャーロットには、双子の姉がいた。
慎ましやかなシャーロットとは違い、姉のアンジェリカは気に入ったモノは手に入れないと気が済まない強欲な性格の持ち主。気に入った男は家に囲い込み、毎日のように遊び呆けていた。
「王子と婚約したし、飼っていた男たちはもう要らないわ。だからシャーロットに譲ってあげる」
ある日シャーロットは、姉が屋敷で囲っていた四人の男たちを預かることになってしまう。
幼い頃から姉のお下がりをばかり受け取っていたシャーロットも、今回ばかりは怒りをあらわにする。
「お姉様、これはあんまりです!」
「これからわたくしは殿下の妻になるのよ? お古相手に構ってなんかいられないわよ」
ただでさえ今の侯爵家は経営難で家計は火の車。当主である父は姉を溺愛していて話を聞かず、シャーロットの味方になってくれる人間はいない。
しかも譲られた男たちの中にはシャーロットが一目惚れした人物もいて……。
「お前には従うが、心まで許すつもりはない」
しかしその人物であるリオンは家族を人質に取られ、侯爵家の一員であるシャーロットに激しい嫌悪感を示す。
だが姉とは正反対に真面目な彼女の生き方を見て、リオンの態度は次第に軟化していき……?
表紙:ノーコピーライトガール様より
言いたいことは、それだけかしら?
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【彼のもう一つの顔を知るのは、婚約者であるこの私だけ……】
ある日突然、幼馴染でもあり婚約者の彼が訪ねて来た。そして「すまない、婚約解消してもらえないか?」と告げてきた。理由を聞いて納得したものの、どうにも気持ちが収まらない。そこで、私はある行動に出ることにした。私だけが知っている、彼の本性を暴くため――
* 短編です。あっさり終わります
* 他サイトでも投稿中
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
悪役令嬢は冤罪を嗜む
mios
恋愛
公爵令嬢のクラリスは、婚約者と男爵令嬢の噂を耳にする。彼らは不貞したばかりか、こちらを悪役に仕立て上げ、罪をでっち上げ、断罪しようとしていた。
そちらがその気なら、私だって冤罪をかけてあげるわ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
真実の愛かどうかの問題じゃない
ひおむし
恋愛
ある日、ソフィア・ウィルソン伯爵令嬢の元へ一組の男女が押しかけた。それは元婚約者と、その『真実の愛』の相手だった。婚約破棄も済んでもう縁が切れたはずの二人が押しかけてきた理由は「お前のせいで我々の婚約が認められないんだっ」……いや、何で?
よくある『真実の愛』からの『婚約破棄』の、その後のお話です。ざまぁと言えばざまぁなんですが、やったことの責任を果たせ、という話。「それはそれ。これはこれ」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【短編】公爵子息は王太子から愛しい彼女を取り戻したい
宇水涼麻
恋愛
ジノフィリアは王太子の部屋で婚約解消を言い渡された。
それを快諾するジノフィリア。
この婚約解消を望んだのは誰か?
どうやって婚約解消へとなったのか?
そして、婚約解消されたジノフィリアは?
婚約破棄宣言は別の場所で改めてお願いします
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【どうやら私は婚約者に相当嫌われているらしい】
「おい!もうお前のような女はうんざりだ!今日こそ婚約破棄させて貰うぞ!」
私は今日も婚約者の王子様から婚約破棄宣言をされる。受け入れてもいいですが…どうせなら、然るべき場所で宣言して頂けますか?
※ 他サイトでも掲載しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
婚約者が幼馴染のことが好きだとか言い出しました
マルローネ
恋愛
伯爵令嬢のテレーズは学園内で第6王子殿下のビスタに振られてしまった。
その理由は彼が幼馴染と結婚したいと言い出したからだ。
ビスタはテレーズと別れる為に最悪の嫌がらせを彼女に仕出かすのだが……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
婚約破棄にはなりました。が、それはあなたの「ため」じゃなく、あなたの「せい」です。
百谷シカ
恋愛
「君がふしだらなせいだろう。当然、この婚約は破棄させてもらう」
私はシェルヴェン伯爵令嬢ルート・ユングクヴィスト。
この通りリンドホルム伯爵エドガー・メシュヴィツに婚約破棄された。
でも、決して私はふしだらなんかじゃない。
濡れ衣だ。
私はある人物につきまとわれている。
イスフェルト侯爵令息フィリップ・ビルト。
彼は私に一方的な好意を寄せ、この半年、あらゆる接触をしてきた。
「君と出会い、恋に落ちた。これは運命だ! 君もそう思うよね?」
「おやめください。私には婚約者がいます……!」
「関係ない! その男じゃなく、僕こそが君の愛すべき人だよ!」
愛していると、彼は言う。
これは運命なんだと、彼は言う。
そして運命は、私の未来を破壊した。
「さあ! 今こそ結婚しよう!!」
「いや……っ!!」
誰も助けてくれない。
父と兄はフィリップ卿から逃れるため、私を修道院に入れると決めた。
そんなある日。
思いがけない求婚が舞い込んでくる。
「便宜上の結婚だ。私の妻となれば、奴も手出しできないだろう」
ランデル公爵ゴトフリート閣下。
彼は愛情も跡継ぎも求めず、ただ人助けのために私を妻にした。
これは形だけの結婚に、ゆっくりと愛が育まれていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる