11 / 28
第11話
しおりを挟む
私達は、ギアノ国の兵士から話を聞く。
ギアノ国では、これからドラゴンが現れるらしい。
聖女ベネサは魔法が使えなくなっているから、対処できる魔法道具がないか聞きに来たようだ。
「ドラゴンを追い返す魔法道具はありますけど、どうして襲撃するとわかるのですか?」
まだ被害は受けていないようで、襲撃の前に準備したいらしい。
どうして襲撃を把握しているのかユアンが尋ねると、兵士が返答する。
「それは……聖女のベネサ様が、予知しました」
「聖女様は魔法が使えないと、先ほど言いませんでしたか?」
魔法が使えないのに、予知することはできた。
それが理解できなくて私が尋ねると、兵士は困惑しながら返答する。
「それは……魔法とは違うようで、聖女様が持っている力と仰っていました」
「……そうですか。わかりました」
ユアンは頷き、ドラゴンを追い返す為の魔法道具を兵士に売っていく。
何か気になっていることがありそうだから、兵士の人が帰ってから聞くことにしよう。
ギアノ国では、これからドラゴンが現れるらしい。
聖女ベネサは魔法が使えなくなっているから、対処できる魔法道具がないか聞きに来たようだ。
「ドラゴンを追い返す魔法道具はありますけど、どうして襲撃するとわかるのですか?」
まだ被害は受けていないようで、襲撃の前に準備したいらしい。
どうして襲撃を把握しているのかユアンが尋ねると、兵士が返答する。
「それは……聖女のベネサ様が、予知しました」
「聖女様は魔法が使えないと、先ほど言いませんでしたか?」
魔法が使えないのに、予知することはできた。
それが理解できなくて私が尋ねると、兵士は困惑しながら返答する。
「それは……魔法とは違うようで、聖女様が持っている力と仰っていました」
「……そうですか。わかりました」
ユアンは頷き、ドラゴンを追い返す為の魔法道具を兵士に売っていく。
何か気になっていることがありそうだから、兵士の人が帰ってから聞くことにしよう。
11
お気に入りに追加
800
あなたにおすすめの小説
まったく心当たりのない理由で婚約破棄されるのはいいのですが、私は『精霊のいとし子』ですよ……?
空月
恋愛
精霊信仰の盛んなクレセント王国。
その王立学園の一大イベント・舞踏会の場で、アリシアは突然婚約破棄を言い渡された。
まったく心当たりのない理由をつらつらと言い連ねられる中、アリシアはとある理由で激しく動揺するが、そこに現れたのは──。
婚約者と妹が運命的な恋をしたそうなので、お望み通り2人で過ごせるように別れることにしました
柚木ゆず
恋愛
※4月3日、本編完結いたしました。4月5日(恐らく夕方ごろ)より、番外編の投稿を始めさせていただきます。
「ヴィクトリア。君との婚約を白紙にしたい」
「おねぇちゃん。実はオスカーさんの運命の人だった、妹のメリッサです……っ」
私の婚約者オスカーは真に愛すべき人を見つけたそうなので、妹のメリッサと結婚できるように婚約を解消してあげることにしました。
そうして2人は呆れる私の前でイチャイチャしたあと、同棲を宣言。幸せな毎日になると喜びながら、仲良く去っていきました。
でも――。そんな毎日になるとは、思わない。
2人はとある理由で、いずれ婚約を解消することになる。
私は破局を確信しながら、元婚約者と妹が乗る馬車を眺めたのでした。
私を虫けらと呼ぶ婚約者。本当の虫けらはどっちでしょうね【完結】
小平ニコ
恋愛
「陰気で不細工な女め。僕は、お前のことがずっと嫌いだった」
廃村に私を呼び出したキュリック様は、徹底的に私を罵倒し、婚約を破棄しました。彼は、私の家からの援助が目当てで私に近づいただけであり、実家の状況が変わり、お金に不自由しなくなった今となっては、私との婚約には、何の価値もないそうです。
「僕にはな、お前と、お前の家に隠れて、ひそかに想いあっていた恋人がいるんだ」
薄々は、感づいていました。
キュリック様の心が、私ではなく、別の誰かに向いていることを。
しかし、私はどうしても納得がいかず、抗議しようします。
……そんな私を、キュリック様は平手で叩き、「喋るな、虫けら」と罵りました。いきなりの暴力と、冷徹な言葉で、何も言えなくなってしまった私を嘲笑い、キュリック様は去っていきます。
その時でした。
キュリック様が、何者かが作った大きな落とし穴に落ち、致命的な大怪我をしてしまったのです。
真実の愛のお相手に婚約者を譲ろうと頑張った結果、毎回のように戻ってくる件
さこの
恋愛
好きな人ができたんだ。
婚約者であるフェリクスが切々と語ってくる。
でもどうすれば振り向いてくれるか分からないんだ。なぜかいつも相談を受ける
プレゼントを渡したいんだ。
それならばこちらはいかがですか?王都で流行っていますよ?
甘いものが好きらしいんだよ
それならば次回のお茶会で、こちらのスイーツをお出ししましょう。
【完結】クラーク伯爵令嬢は、卒業パーティーで婚約破棄されるらしい
根古川ゆい
恋愛
自分の婚約破棄が噂になるなんて。
幼い頃から大好きな婚約者マシューを信じたいけれど、素直に信じる事もできないリナティエラは、覚悟を決めてパーティー会場に向かいます。
こういうの「ざまぁ」って言うんですよね? ~婚約破棄されたら美人になりました~
茅野ガク
恋愛
家のために宝石商の息子と婚約をした伯爵令嬢シスカ。彼女は婚約者の長年の暴言で自分に自信が持てなくなっていた。
更には婚約者の裏切りにより、大勢の前で婚約破棄を告げられてしまう。
シスカが屈辱に耐えていると、宮廷医師ウィルドがその場からシスカを救ってくれた。
初対面のはずの彼はシスカにある提案をして――
人に素顔を見せることが怖くなっていたシスカが、ウィルドと共に自信と笑顔を取り戻していくお話です。
悪役令嬢は、いつでも婚約破棄を受け付けている。
ao_narou
恋愛
自身の愛する婚約者――ソレイル・ディ・ア・ユースリアと平民の美少女ナナリーの密会を知ってしまった悪役令嬢――エリザベス・ディ・カディアスは、自身の思いに蓋をしてソレイルのため「わたくしはいつでも、あなたからの婚約破棄をお受けいたしますわ」と言葉にする。
その度に困惑を隠せないソレイルはエリザベスの真意に気付くのか……また、ナナリーとの浮気の真相は……。
ちょっとだけ変わった悪役令嬢の恋物語です。
家に代々伝わる髪色を受け継いでいないからとずっと虐げられてきていたのですが……。
四季
恋愛
メリア・オフトレスは三姉妹の真ん中。
しかしオフトレス家に代々伝わる緑髪を受け継がず生まれたために母や姉妹らから虐げられていた。
だがある時、トレットという青年が現れて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる