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第17話
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ヴァン視点
時間は、数日前に遡り――俺とエイダは、国王の命令で戦場に駆り出されていた。
狂暴なモンスターの大群を間近で見て、俺は恐怖している。
同じ気持ちのエイダが、俺に向かって叫ぶ。
「ヴァン殿下! 早く撤退しましょう! 私達の安全が第一です!!」
「エイダ!? せめて魔法を使い、戦うふりだけはしてくれ!!」
モンスターの大群との戦闘がはじまり、エイダの発言を聞いた俺は焦っている。
周囲の魔法使い達が魔法を繰り出したのに、一番期待されているエイダは魔法を使おうとしない。
俺は命令するが、エイダは戦わない理由を話す。
「そんなことをしてモンスターの注意が私に向けば、攻撃してくるかもしれません!」
「ぐっっ……そんなのは可能性の話だ! 今は俺達が有利、反撃はない!!」
「それはヴァン殿下の推測じゃないですか! 私は絶対に魔法を使いません!!」
そう言って、エイダは俺の命令を聞かず戦場から逃げ去っていく。
今回の行動で、俺とエイダの評判は更に落ちることとなっていた。
時間は、数日前に遡り――俺とエイダは、国王の命令で戦場に駆り出されていた。
狂暴なモンスターの大群を間近で見て、俺は恐怖している。
同じ気持ちのエイダが、俺に向かって叫ぶ。
「ヴァン殿下! 早く撤退しましょう! 私達の安全が第一です!!」
「エイダ!? せめて魔法を使い、戦うふりだけはしてくれ!!」
モンスターの大群との戦闘がはじまり、エイダの発言を聞いた俺は焦っている。
周囲の魔法使い達が魔法を繰り出したのに、一番期待されているエイダは魔法を使おうとしない。
俺は命令するが、エイダは戦わない理由を話す。
「そんなことをしてモンスターの注意が私に向けば、攻撃してくるかもしれません!」
「ぐっっ……そんなのは可能性の話だ! 今は俺達が有利、反撃はない!!」
「それはヴァン殿下の推測じゃないですか! 私は絶対に魔法を使いません!!」
そう言って、エイダは俺の命令を聞かず戦場から逃げ去っていく。
今回の行動で、俺とエイダの評判は更に落ちることとなっていた。
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