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第24話

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 この数カ月の間、私は本来の実力を発揮して幸せな日常を送ることができていた。

 それでも問題が発生してしまい――それは、私が優秀過ぎるせいで起きたことだ。

「どうやら……私が何らかの手段で魔力を強化したと、噂している生徒達がいるみたいです」

 魔法を自らに使いながら、授業では普通に魔法を使うことは先生でも無理だ。

 尽力して偶然作成できた魔法だから、私としても仕方ないと思っている。

 急に私が魔法学園で好成績を出したことで、敵視している生徒達も出てきたようだ。

 今は何も問題は起きていないけど、噂になっているから警戒するしかない。

 そのことをジトアに話すと――思案してから、ジトアが私を眺める。

「ルーミエが結果を急に出したから、嫉妬しているだけだろう。気にすることはない」

「はい。警戒はしておきます」

「そうだな。俺も傍にいるから問題ないし、もし行動してきたら対処しよう」

 対処して処罰できれば、同じような行動をとる生徒はいなくなるとジトアが話してくれる。

 ジトアの発言を聞いて、私は安心することができていた。
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