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第62話
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私は魔法学園でロランの教室に行き、話したいことがあると言っていた。
そして――屋敷、部屋に来てくれたロランに、私が話す。
「ロラン様の足手纏いになりますので――マクスウェルの戦いが終わるまで、私は一緒に行動しない方がいいと思っています」
ずっと傍にいたいけど、ロランに危機が迫る方が不安だ。
同行しないことを話すけど、これで関係が終わってしまうかもしれないと考えてしまう。
「……わかった。それなら、俺は言っておきたいことがある」
「はい」
ロランは納得してくれたけど、私に言いたいことがあるらしい。
何を言われるのか、私は不安になっていた。
そして――ロランが少し緊張している様子で、私に話す。
「いつか言おうと思っていたのだけど……俺は他者の魔力から、感情が読み取れるんだ」
「……えっ?」
「周囲から、家族からも恐怖されていると知り、誰とも関われなかった……そんな中、シエルだけは俺を恐怖せず、傍にいたいと想ってくれた」
どうして今、そんなことを言うのだろう?
そう考えていたけど――その理由は、すぐに知ることとなる。
「俺は――シエル、君のことが好きだ」
ロランから好きになった経緯を聞いて――私は告白されていた。
そして――屋敷、部屋に来てくれたロランに、私が話す。
「ロラン様の足手纏いになりますので――マクスウェルの戦いが終わるまで、私は一緒に行動しない方がいいと思っています」
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同行しないことを話すけど、これで関係が終わってしまうかもしれないと考えてしまう。
「……わかった。それなら、俺は言っておきたいことがある」
「はい」
ロランは納得してくれたけど、私に言いたいことがあるらしい。
何を言われるのか、私は不安になっていた。
そして――ロランが少し緊張している様子で、私に話す。
「いつか言おうと思っていたのだけど……俺は他者の魔力から、感情が読み取れるんだ」
「……えっ?」
「周囲から、家族からも恐怖されていると知り、誰とも関われなかった……そんな中、シエルだけは俺を恐怖せず、傍にいたいと想ってくれた」
どうして今、そんなことを言うのだろう?
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「俺は――シエル、君のことが好きだ」
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