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第46話

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 私とジトアは城に向かい、国王に魔族の再襲撃を進言する。
 
 これから2体の凶悪な虎のモンスターが現れることは、未来の出来事で私とジトアが知っているのはおかしい。
 その部分は隠すけど、預言書で把握しているのなら警戒してくれるはず。

 私の隣にジトアがいて、国王に話していく。

「――魔族達はとてつもない強さでした。倒せなかった魔族が再び襲撃する可能性があります」

 数ヶ月の間は警戒して、人を雇い防衛力を強めた方がいい。
 ジトアが国王に提案するけど――私達は、国王の返答に驚くこととなる。

「ジトア様が警戒するのはわかるが、そこまでする必要はないだろう」

「父上の言う通りだ。全てルーミエとジトアの推測、そこまで人を雇う必要はない!」

 国王の隣にいたバハムスが、そんなことを言い出す。
 どうやら私達の発言より、国王はバハムスの発言を信じているようだ。
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