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第80話
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ドスラ視点
エルノアの家族を生贄にして、リオナが呪魔法を使う。
翌日になって、俺は玉座の間で呪魔法を使用するリオナを眺めていた。
1日以上も時間が経っているが、リオナは眠らずに魔法を使い続けているらしい。
城にいる兵士達や牢の兵士長ヒルゴから魔力を奪っているようで、そこまでしなければならないようだ。
そして――魔方陣が消えて、リオナが話す。
「成功しました。今頃エルノアは意識を失い、ウルクは呪いを解こうとするでしょう」
「本当か! よくやった!」
数日経てばエルノアは意識が戻り、リオナの命令を聞くようになる。
それまでの間に、ウルクが呪いを解けなければ問題ない。
それはリオナが予想できていて、ここまで準備したから、エルノアの呪いが解かれることはないようだ。
「魔法王子ウルクは、私の手で倒したいと思っていました。必ず勝利してみせます!」
リオナは断言して、俺は問題ないと考える。
それでも――エルノアを愛するウルクに、リオナは敗れようとしていた。
エルノアの家族を生贄にして、リオナが呪魔法を使う。
翌日になって、俺は玉座の間で呪魔法を使用するリオナを眺めていた。
1日以上も時間が経っているが、リオナは眠らずに魔法を使い続けているらしい。
城にいる兵士達や牢の兵士長ヒルゴから魔力を奪っているようで、そこまでしなければならないようだ。
そして――魔方陣が消えて、リオナが話す。
「成功しました。今頃エルノアは意識を失い、ウルクは呪いを解こうとするでしょう」
「本当か! よくやった!」
数日経てばエルノアは意識が戻り、リオナの命令を聞くようになる。
それまでの間に、ウルクが呪いを解けなければ問題ない。
それはリオナが予想できていて、ここまで準備したから、エルノアの呪いが解かれることはないようだ。
「魔法王子ウルクは、私の手で倒したいと思っていました。必ず勝利してみせます!」
リオナは断言して、俺は問題ないと考える。
それでも――エルノアを愛するウルクに、リオナは敗れようとしていた。
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