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第30話
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ドスラ視点
兵士長ヒルゴが錯乱し、いきなり俺に斬りかかろうとする。
リオナが魔法で防いだことで、ヒルゴは正気に戻っていた。
「こ、これは……ウルク王子が、私に魔法をかけたせいです!」
そう言って、何が起きたのかを話す。
俺に報告した瞬間に、ヒルゴはウルクを攻撃した時の体験を強く思い出したらしい。
その時の恐怖が一気に頭の中で強まり、目の前には命令した俺がいる。
ヒルゴは我を忘れてしまい、全力で斬ろうとしたと聞き俺は叫ぶ。
「理由はどうでもいい! ヒルゴを今すぐ処刑しろ!」
「待ってください。恐らくそれが、ウルク王子の目的です」
「……なに? リオナはヒルゴの発言を信じるのか?」
俺が困惑していると、リオナがヒルゴに向けて鑑定魔法の光を浴びせる。
魔法がかかっていたことをリオナは把握したようで、ヒルゴの発言は間違いないようだ。
俺が斬られそうになったのに、リオナは楽しそうに話す。
「兵士長はランアス国で私を除けば最も強い魔法使い。全魔力を籠めた攻撃を防ぎ、更に心に干渉する魔法を使うとは……ウルク王子は流石ですね」
どうやらリオナは、ウルクの力を確認したかったらしい。
そのために兵士長のヒルゴをニールド国へ向かわせたようで、俺はリオナが恐ろしくなっていた。
兵士長ヒルゴが錯乱し、いきなり俺に斬りかかろうとする。
リオナが魔法で防いだことで、ヒルゴは正気に戻っていた。
「こ、これは……ウルク王子が、私に魔法をかけたせいです!」
そう言って、何が起きたのかを話す。
俺に報告した瞬間に、ヒルゴはウルクを攻撃した時の体験を強く思い出したらしい。
その時の恐怖が一気に頭の中で強まり、目の前には命令した俺がいる。
ヒルゴは我を忘れてしまい、全力で斬ろうとしたと聞き俺は叫ぶ。
「理由はどうでもいい! ヒルゴを今すぐ処刑しろ!」
「待ってください。恐らくそれが、ウルク王子の目的です」
「……なに? リオナはヒルゴの発言を信じるのか?」
俺が困惑していると、リオナがヒルゴに向けて鑑定魔法の光を浴びせる。
魔法がかかっていたことをリオナは把握したようで、ヒルゴの発言は間違いないようだ。
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「兵士長はランアス国で私を除けば最も強い魔法使い。全魔力を籠めた攻撃を防ぎ、更に心に干渉する魔法を使うとは……ウルク王子は流石ですね」
どうやらリオナは、ウルクの力を確認したかったらしい。
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