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第63話
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禁魔法を制御することができず、元姉リザは消滅する。
それによって操られていた元家族も消滅して――これで、ローティア公爵家は終わりだ。
「……リーゼ、大丈夫か?」
元家族が目の前で消滅した私を見て、レインが心配してくれる。
心配してくれることが嬉しくて、私は本心を伝えた。
「元家族が消えても、何も思うことはありません」
「そうか。バディア国で最も危険とされるリザが消えたし、冒険者ギルドに報告するとしよう」
「はい。ドラゴンを操っていた杖は、禁魔法の魔法道具なのでしょうか?」
「調べてみないとわからないが……もしこの杖によって禁魔法が使えるのなら、証拠となるだろう」
レインはラゾードが持っていた杖を持ち、冒険者ギルドに提出するようだ。
元父の魔法の実力は大したことがなかったから、ドラゴンを操っていたのは杖の力だと思うしかない。
倒したドラゴンが依頼のドラゴンで間違いないから、私達は移動魔法で冒険者ギルドに戻る。
そして――戻ってすぐに、私達はバディア国へ向かうこととなっていた。
それによって操られていた元家族も消滅して――これで、ローティア公爵家は終わりだ。
「……リーゼ、大丈夫か?」
元家族が目の前で消滅した私を見て、レインが心配してくれる。
心配してくれることが嬉しくて、私は本心を伝えた。
「元家族が消えても、何も思うことはありません」
「そうか。バディア国で最も危険とされるリザが消えたし、冒険者ギルドに報告するとしよう」
「はい。ドラゴンを操っていた杖は、禁魔法の魔法道具なのでしょうか?」
「調べてみないとわからないが……もしこの杖によって禁魔法が使えるのなら、証拠となるだろう」
レインはラゾードが持っていた杖を持ち、冒険者ギルドに提出するようだ。
元父の魔法の実力は大したことがなかったから、ドラゴンを操っていたのは杖の力だと思うしかない。
倒したドラゴンが依頼のドラゴンで間違いないから、私達は移動魔法で冒険者ギルドに戻る。
そして――戻ってすぐに、私達はバディア国へ向かうこととなっていた。
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