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第17話
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ザノーク視点
時間は、俺がカルラと婚約していた時まで遡る。
カルラは魔法使いとして優秀で、魔法学園に通わなくて構わないと学園長に言われている。
それでも普通なら魔法学園に通うはずなのに――カルラは、学園に通わず遊んでいるようだ。
それがカルラの父は気に入らないようで、俺としてもカルラを嫌悪していた。
そして――カルラの妹ミーファが、俺の屋敷にやって来て話す。
「ザノーク様! もしかしたら私は、束縛侯爵で有名なリック様と婚約することになるかもしれません!」
そう言って、焦っている様子のミーファが話す。
アーバス侯爵家のリックは、束縛侯爵として悪い意味で有名だった。
婚約者が3人も逃げているようで、ミーファが新しい婚約者になるかもしれない。
それを危惧して……ミーファとしては、カルラを代わりにしたいようだ。
「お父様は、お姉様を嫌っています……カルラをリック様の婚約者にして、関わらせなくしたいと話していました」
「そうだな。俺としても、カルラよりもミーファを婚約者にしたいと思っている」
ミーファの話を聞いて、俺は本心を話す。
俺はカルラとの婚約を破棄して、ミーファを婚約者にしようと決意していた。
時間は、俺がカルラと婚約していた時まで遡る。
カルラは魔法使いとして優秀で、魔法学園に通わなくて構わないと学園長に言われている。
それでも普通なら魔法学園に通うはずなのに――カルラは、学園に通わず遊んでいるようだ。
それがカルラの父は気に入らないようで、俺としてもカルラを嫌悪していた。
そして――カルラの妹ミーファが、俺の屋敷にやって来て話す。
「ザノーク様! もしかしたら私は、束縛侯爵で有名なリック様と婚約することになるかもしれません!」
そう言って、焦っている様子のミーファが話す。
アーバス侯爵家のリックは、束縛侯爵として悪い意味で有名だった。
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それを危惧して……ミーファとしては、カルラを代わりにしたいようだ。
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「そうだな。俺としても、カルラよりもミーファを婚約者にしたいと思っている」
ミーファの話を聞いて、俺は本心を話す。
俺はカルラとの婚約を破棄して、ミーファを婚約者にしようと決意していた。
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