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第5話
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私は今まで起きたこと、そしてこれから起きるお父様の予想を話す。
生前のお父様が私に言った予想は今のところ当たっていて、これからどうすればいいのかも教えてくれていた。
信頼できる人にしか話さない方がいいと言われていたから、私はセインに話しておきたかった。
話を聞いたセインは心配してくれて、私を眺めて話す。
「サフィラ様から聞くことができてよかったです……もし屋敷でエイダから事情を知れば、私は何をしてもおかしくなかったと思います」
「私もそんな気がしたので、早急にマーリツ家の屋敷に来ました」
「これからの予想と違うことが起きていたかもしれませんし、知ることができてよかったです――これから私は、サフィラ様の力になります」
真剣な表情でセインが言ってくれて、私は心が暖かくなるのを自覚する。
元姉エイダがやって来てから今まで、私は1人で動いていた。
お父様が亡くなって協力してくれる人はいたけど、今の状況で巻き込みたくはない。
そして、信用できる人のセインに、事情を話したくなっていた。
セインの元に来てよかったと思い――私は言う。
「力になると言ってくださり、ありがとうございます」
「はい。予想通りになるよう、私は動こうと思っています」
お父様の予想も話していてたからこそ、セインはそう言ってくれた。
その言葉が嬉しくて、私は提案する。
「それなら――セイン様は、私の傍にいて欲しいです」
この時の私は、精神的に不安定で――本心を口に出していた。
生前のお父様が私に言った予想は今のところ当たっていて、これからどうすればいいのかも教えてくれていた。
信頼できる人にしか話さない方がいいと言われていたから、私はセインに話しておきたかった。
話を聞いたセインは心配してくれて、私を眺めて話す。
「サフィラ様から聞くことができてよかったです……もし屋敷でエイダから事情を知れば、私は何をしてもおかしくなかったと思います」
「私もそんな気がしたので、早急にマーリツ家の屋敷に来ました」
「これからの予想と違うことが起きていたかもしれませんし、知ることができてよかったです――これから私は、サフィラ様の力になります」
真剣な表情でセインが言ってくれて、私は心が暖かくなるのを自覚する。
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この時の私は、精神的に不安定で――本心を口に出していた。
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