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第20話
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結界について話をしていると、ラーサーの隣に座っていたシロクが席を立つ。
「私はそろそろ失礼する……ラーサーを仲間に入れた人が気になっていたけど、理由を知って納得できた」
「シロク、これからもよろしくお願いします」
強化魔法を使うのなら、ラーサーは適任だとシロクは思っているようだ。
今後も冒険者や結界について教えてもらえそうだから頭を下げると、シロクが頷く。
「私の方こそよろしく。さっきは注意したけど……強化魔法で戦っていくのなら、君達は難易度の高い依頼を受けるべきだ」
「そうですね」
シロクはラーサーが無茶をしないか不安にしていたけど、強化魔法を使うと聞いて大丈夫だと思ったようだ。
私の魔力を把握できているから、ランクを上げるべきだと進言してくれている。
そして……シロクは思案しながら、私達に話してくれた。
「これからこの国は更に混沌とするだろうから、強い冒険者はいて欲しい」
「どうしですか?」
「……このままだと、冒険者ギルドはエリオース国を見限ることになりそうだ。それまで被害は抑えておきたい」
さっきの結界の話を聞く限り、シロクは結界を失ったエリオース国の末路を想像できているようだ。
冒険者ギルドにも限界があって、その時はエリオース国に関与せず見限るらしい。
その時が来れば滅びる寸前で……その時まで、私はこの国に滞在しようと考えていた。
「私はそろそろ失礼する……ラーサーを仲間に入れた人が気になっていたけど、理由を知って納得できた」
「シロク、これからもよろしくお願いします」
強化魔法を使うのなら、ラーサーは適任だとシロクは思っているようだ。
今後も冒険者や結界について教えてもらえそうだから頭を下げると、シロクが頷く。
「私の方こそよろしく。さっきは注意したけど……強化魔法で戦っていくのなら、君達は難易度の高い依頼を受けるべきだ」
「そうですね」
シロクはラーサーが無茶をしないか不安にしていたけど、強化魔法を使うと聞いて大丈夫だと思ったようだ。
私の魔力を把握できているから、ランクを上げるべきだと進言してくれている。
そして……シロクは思案しながら、私達に話してくれた。
「これからこの国は更に混沌とするだろうから、強い冒険者はいて欲しい」
「どうしですか?」
「……このままだと、冒険者ギルドはエリオース国を見限ることになりそうだ。それまで被害は抑えておきたい」
さっきの結界の話を聞く限り、シロクは結界を失ったエリオース国の末路を想像できているようだ。
冒険者ギルドにも限界があって、その時はエリオース国に関与せず見限るらしい。
その時が来れば滅びる寸前で……その時まで、私はこの国に滞在しようと考えていた。
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