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第11話
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デュラド視点
反省しないギレナが嫌になり、俺は婚約者をマイアに戻したいと考えるようになる。
停学中のギレナは魔法学園にいないから、放課後となってから俺はマイアに謝罪した。
俺が謝れば、マイアは婚約者に戻るはず。
そのはずだったのに――マイアは、グリンと婚約したと言い出した。
その時から、停学期間を終えたギレナがマイアを魔法で攻撃するのなら、俺は協力したいと考えるようになる。
魔法学園が休日の時に、俺は屋敷にギレナを呼び応接室で話す。
「マイアは、グリンの婚約者になったようだ」
「私が停学している間に、そんなことが起きているのですか」
「このままだと、ギレナよりマイアの方が優秀だと思われてしまうだろう」
こう言えば、ギレナはやる気が出るはずだ。
俺の発言を聞き、ギレナは憤りながら叫ぶ。
「そんなわけありません! 停学を終えたら、私の方がマイアより上と証明してみせます!」
「俺も協力する。魔力を強化する魔法道具だが、質のいい物を入手してみせよう」
後悔して元の関係に戻りたかったのに、マイアは俺を拒んだ。
それが許せなくなり、どんな手を使っても苦しめたいと考えるようになる。
俺はギレナを利用し、マイアを消そうとして――これから、最悪の事態が起きようとしていた。
反省しないギレナが嫌になり、俺は婚約者をマイアに戻したいと考えるようになる。
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それが許せなくなり、どんな手を使っても苦しめたいと考えるようになる。
俺はギレナを利用し、マイアを消そうとして――これから、最悪の事態が起きようとしていた。
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