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第12話
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数カ月が経過して――私は、パーティ会場で、ズドラに糾弾されていた。
「シルフは俺に迷惑をかけ続けていた……そんな奴を婚約者にしたくはない!」
そんなことを言い出すけど、私はズドラに迷惑をかけたことはない。
それでも強引に私と婚約を破棄しようとしているのは、今までロゼスの毒を全て無力化していたからだ。
このままだと結婚式が行われそうだから、婚約破棄してから私を消そうと2人は話し合ったらしい。
ロゼスの協力で私の悪事を捏造して、ズドラが説明している。
毒に関しては無力化できるけど、悪事の捏造に関してはどうでもよかった。
私が聖女の力を公表した後――私の身に覚えがない悪事について調査を頼めば、ロゼスかズドラが捏造していたことが発覚する。
今日のズドラの発言は後に後悔すると確信している私は、呆れながら頷いた。
「私に身に覚えはありませんけど……そんな嘘を信じるズドラ様とは結婚したくありません」
「そうか! この場にいる者が証人だ。俺はシルフとの婚約を破棄する!」
私は婚約破棄を受け入れて――2週間後、ズドラはロゼスを新たな婚約者にしていた。
「シルフは俺に迷惑をかけ続けていた……そんな奴を婚約者にしたくはない!」
そんなことを言い出すけど、私はズドラに迷惑をかけたことはない。
それでも強引に私と婚約を破棄しようとしているのは、今までロゼスの毒を全て無力化していたからだ。
このままだと結婚式が行われそうだから、婚約破棄してから私を消そうと2人は話し合ったらしい。
ロゼスの協力で私の悪事を捏造して、ズドラが説明している。
毒に関しては無力化できるけど、悪事の捏造に関してはどうでもよかった。
私が聖女の力を公表した後――私の身に覚えがない悪事について調査を頼めば、ロゼスかズドラが捏造していたことが発覚する。
今日のズドラの発言は後に後悔すると確信している私は、呆れながら頷いた。
「私に身に覚えはありませんけど……そんな嘘を信じるズドラ様とは結婚したくありません」
「そうか! この場にいる者が証人だ。俺はシルフとの婚約を破棄する!」
私は婚約破棄を受け入れて――2週間後、ズドラはロゼスを新たな婚約者にしていた。
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