記憶喪失を理由に婚約破棄を言い渡されるけど、何も問題ありませんでした

 記憶喪失となった私は、伯爵令嬢のルクルらしい。

 私は何も思い出せず、前とは違う言動をとっているようだ。

 それを理由に婚約者と聞いているエドガーから、婚約破棄を言い渡されてしまう。

 エドガーが不快だったから婚約破棄できてよかったと思っていたら、ユアンと名乗る美少年がやってくる。

 ユアンは私の友人のようで、エドガーと婚約を破棄したのなら支えたいと提案してくれた。
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