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第8話
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数ヶ月が経って、私はスピラト国で聖女と呼ばれるようになっていた。
聖魔法が扱えるようになった私は、城で傷ついた人達を治していく。
城の外からは出ないようにと頼まれたけど、私としても薬草畑から離れたくはない。
それに……マグリスが一緒にいてくれるから、城の生活が一番よかった。
部屋にマグリスが来てくれて、報告を聞く。
新しい予言により、私はスピラト国の聖女と認められている。
聖女として活動したことで、バルラサ国が私の存在を知ったようだ。
「バルラサ国の使者がエステルに会うため来たようだが、父上が追い返してくれた」
「そんなことがあったのですか」
「ザリカが聖女に選ばれた時に、バルラサ国は姉のエステルは亡くなったことにした。そのことを話せば帰っていったらしい」
今の私は、バルラサ国とは何も関係がない。
聖女として活躍したことにより知られたとしても、城の中なら安全で問題ないとマグリスは言ってくれた。
「マグリス様、ありがとうございます」
「父上は息子の婚約者を守るのは当然と言っていたから、エステルは何も気にしなくていい」
聖女として活動すると決めた時、私はマグリスから告白されている。
私としても嬉しくて婚約者になり、もうバルラサ国とは関わりたくない。
それなのに……今度は王子ランダと、聖女ザリカが私達の元にやって来た。
聖魔法が扱えるようになった私は、城で傷ついた人達を治していく。
城の外からは出ないようにと頼まれたけど、私としても薬草畑から離れたくはない。
それに……マグリスが一緒にいてくれるから、城の生活が一番よかった。
部屋にマグリスが来てくれて、報告を聞く。
新しい予言により、私はスピラト国の聖女と認められている。
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