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第36話
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ルグド視点
普段は敬語で話すリルーガ公爵は、娘シェムを傷つけられたと思い込んでいるからか冷静になれていない。
どんな目に合ってもおかしくなくて、俺は恐怖しながらも説得するしかなかった。
「シェムがパーティで、隣国の王妃を平手打ちしたのは事実です!」
「……お前がシェムを虐げたことで感情を制御できなくなり、思わず行動してしまったのだろう。全てルグドが悪い!」
「なっっ!?」
パーティの出来事を話すと、俺のせいにされて驚くしかなかった。
リルーガ公爵としても、シェムが悪いと察しているはず。
それでも娘を溺愛しているから、どうあっても俺のせいにしたいようだ。
「今のお前は、シェムを憎んでいるだろう」
「そ、それは……」
「そんな態度をとれないようにしてやる。覚悟しておけ!」
リルーガは全て察していそうで、俺に対して叫ぶ。
これからに恐怖するしかなくて、最悪の事態を考えるしかない。
こうなったらアリザに戻って来てもらうしかなさそうだが、どこにいるのかわからなかった。
普段は敬語で話すリルーガ公爵は、娘シェムを傷つけられたと思い込んでいるからか冷静になれていない。
どんな目に合ってもおかしくなくて、俺は恐怖しながらも説得するしかなかった。
「シェムがパーティで、隣国の王妃を平手打ちしたのは事実です!」
「……お前がシェムを虐げたことで感情を制御できなくなり、思わず行動してしまったのだろう。全てルグドが悪い!」
「なっっ!?」
パーティの出来事を話すと、俺のせいにされて驚くしかなかった。
リルーガ公爵としても、シェムが悪いと察しているはず。
それでも娘を溺愛しているから、どうあっても俺のせいにしたいようだ。
「今のお前は、シェムを憎んでいるだろう」
「そ、それは……」
「そんな態度をとれないようにしてやる。覚悟しておけ!」
リルーガは全て察していそうで、俺に対して叫ぶ。
これからに恐怖するしかなくて、最悪の事態を考えるしかない。
こうなったらアリザに戻って来てもらうしかなさそうだが、どこにいるのかわからなかった。
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