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第29話
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ロガムラ国の第三王子カインから、私は告白を受けていた。
今まではカインの妹ミリフを助けたから、3人で一緒にいる日々を送っている。
それでも好きとと言われたことに驚くしかなくて、私は動揺していた。
「カイン様、私は平民ですよ」
「問題ない。優秀な魔法使いだから家族は説得できるし、私がアリザを好きなんだ」
「それでも……その、年の差もありますし」
「私は気にしていない。アリザが気になるというのなら……諦めるしかなさそうだ」
私とカイン王子では、年の差が6歳も離れている。
それが一番気になっていたのに、私と違いカインは気にしていないようだ。
そしてカインは話を聞いている内に、私が拒んでいると思ったのか表情を暗くする。
正面に立つカインを眺めて――私は、愚かな側妃と言われていた頃を思い出していた。
「――私は、我慢することをやめました」
「えっ?」
「立場や年の差を気にしなくていいのなら、カイン様とこれからも一緒にいたいです」
我慢することをやめた私は本心を話し、カインの婚約者になる。
ミリフを治し一緒にいる日々が楽しくて、私もカインのことが好きになっていた。
今まではカインの妹ミリフを助けたから、3人で一緒にいる日々を送っている。
それでも好きとと言われたことに驚くしかなくて、私は動揺していた。
「カイン様、私は平民ですよ」
「問題ない。優秀な魔法使いだから家族は説得できるし、私がアリザを好きなんだ」
「それでも……その、年の差もありますし」
「私は気にしていない。アリザが気になるというのなら……諦めるしかなさそうだ」
私とカイン王子では、年の差が6歳も離れている。
それが一番気になっていたのに、私と違いカインは気にしていないようだ。
そしてカインは話を聞いている内に、私が拒んでいると思ったのか表情を暗くする。
正面に立つカインを眺めて――私は、愚かな側妃と言われていた頃を思い出していた。
「――私は、我慢することをやめました」
「えっ?」
「立場や年の差を気にしなくていいのなら、カイン様とこれからも一緒にいたいです」
我慢することをやめた私は本心を話し、カインの婚約者になる。
ミリフを治し一緒にいる日々が楽しくて、私もカインのことが好きになっていた。
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