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第27話
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私がロガムラ国で暮らすようになってから、数週間が経っていた。
ミリフ王女の病は完治して、楽しい日々を送っている。
そんな時……カインが部屋にやって来て、ムーディス国で起きた出来事を話してくれた。
「どうやらシェム王妃が、パーティで他国の王妃と問題を起こしたようだ」
ムーディス国でパーティがあるのは知っていたけど、シェムが他国の王妃に何かしたらしい。
王妃らしくすることは無理だったようだけど、それならパーティに参加させることが間違いだ。
もう無関係なのに、どうしてカインがムーディス国の話をしたのかわからない。
気になってしまうと、カインが話す。
「……ムーディス国は大変なようだ。アリザが帰りたいのなら、止めることはできない」
どうやら故郷で問題が起きると、戻るのではないかと考えたようだ。
不安そうな表情をカインが浮かべているのは、私を止めたいからだと思ってしまう。
戻る気がない私は、カインに本心を伝える。
「私はムーディス国がどうなっても、関係ないと思っています」
「そうか。一応報告しておきたかった」
ムーディス国はこれからも大変そうだけど、どうなっても構わないと思っている。
ロガムラ国とかなり離れているから、私を捜索したとしても見つかることはなさそうだ。
ミリフ王女の病は完治して、楽しい日々を送っている。
そんな時……カインが部屋にやって来て、ムーディス国で起きた出来事を話してくれた。
「どうやらシェム王妃が、パーティで他国の王妃と問題を起こしたようだ」
ムーディス国でパーティがあるのは知っていたけど、シェムが他国の王妃に何かしたらしい。
王妃らしくすることは無理だったようだけど、それならパーティに参加させることが間違いだ。
もう無関係なのに、どうしてカインがムーディス国の話をしたのかわからない。
気になってしまうと、カインが話す。
「……ムーディス国は大変なようだ。アリザが帰りたいのなら、止めることはできない」
どうやら故郷で問題が起きると、戻るのではないかと考えたようだ。
不安そうな表情をカインが浮かべているのは、私を止めたいからだと思ってしまう。
戻る気がない私は、カインに本心を伝える。
「私はムーディス国がどうなっても、関係ないと思っています」
「そうか。一応報告しておきたかった」
ムーディス国はこれからも大変そうだけど、どうなっても構わないと思っている。
ロガムラ国とかなり離れているから、私を捜索したとしても見つかることはなさそうだ。
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