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第21話
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カイン王子は妹のミリフ王女を想い、冷静でなくなっている。
ゴードンが落ち着かせてから私の説明をしたけど、信じてくれるかはわからなかった。
そこは不安だったけど、カイン王子は私に頭を下げて頼み出す。
「貴方がミリフを治してくださるのですか! よろしくお願いします!」
「万能薬の効果があったのなら問題ないと思います。念の為に万能薬も作っておきました」
「見ただけで魔法使いとしての格がわかる。貴方なら問題ありません!」
見ただけで私の実力が把握できる辺り、カイン王子は相当優秀な魔法使いだと推測できる。
ミリフ王女に会えそうで安堵していると、私に向かってカインが再び頭を下げた。
「アリザ様、万能薬を調合してくださり、ありがとうございます」
「王家と商会の取引ですから、そこまで気にしなくていいですよ。それでも……どういたしまして」
そう言った後は、カイン王子に案内されて私はミリフ王女の元へ向かう。
部屋に入ると、そこには金色の長い髪をした小柄な美少女が私達に気づきベッドから起き上がる。
彼女がミリフ王女と聞き、触れて魔力を流していけば数日で治るはず。
今日の行動によって――私の人生は、大きく変わることとなる。
ゴードンが落ち着かせてから私の説明をしたけど、信じてくれるかはわからなかった。
そこは不安だったけど、カイン王子は私に頭を下げて頼み出す。
「貴方がミリフを治してくださるのですか! よろしくお願いします!」
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「見ただけで魔法使いとしての格がわかる。貴方なら問題ありません!」
見ただけで私の実力が把握できる辺り、カイン王子は相当優秀な魔法使いだと推測できる。
ミリフ王女に会えそうで安堵していると、私に向かってカインが再び頭を下げた。
「アリザ様、万能薬を調合してくださり、ありがとうございます」
「王家と商会の取引ですから、そこまで気にしなくていいですよ。それでも……どういたしまして」
そう言った後は、カイン王子に案内されて私はミリフ王女の元へ向かう。
部屋に入ると、そこには金色の長い髪をした小柄な美少女が私達に気づきベッドから起き上がる。
彼女がミリフ王女と聞き、触れて魔力を流していけば数日で治るはず。
今日の行動によって――私の人生は、大きく変わることとなる。
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