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第46話
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カインが計画を把握していたから、ルグド達の襲撃を阻止することができた。
雇われていた人達が、ルグドとシェムに雇われていたと話す。
シェムはわからないけど、ルグドは魔法学園で1度処罰されている。
王子でも退学になりそうで、私と同じ考えをルグドもしていたようだ。
ルグドは顔を真っ青にした後、シェムを睨んで叫ぶ。
「俺は魔法でシェムに操られている! 俺を調べれば全てわかるはずだ!」
「ルグド殿下!? 何を仰っているのですか!?」
シェムは驚いているけど、魔法で調べればルグドが操られていた証拠が出るらしい。
どうやら強い意思でルグドは魔法を解き、更に全てシェムのせいにするつもりのようだ。
「俺は事実を言っている! シェムが俺を操ったから、こんなことをしてしまった!」
このままだと、ルグドは魔法学園を退学になってしまう。
そうなれば勘当を言い渡されるかもしれないから、シェムに操られていることにしたいらしい。
ルグドは今後の末路を想像したことで、シェムに対する愛が消えたようだ。
「そんな……こうなったのは、ルグド殿下がアリザ様を忘れられないからでしょう!」
「俺は1度罰を受けた! アリザには何もしないに決まっている!」
シェムは激怒して、ルグドは無実だと話している。
私としては、どちらも悪いと思っていた。
雇われていた人達が、ルグドとシェムに雇われていたと話す。
シェムはわからないけど、ルグドは魔法学園で1度処罰されている。
王子でも退学になりそうで、私と同じ考えをルグドもしていたようだ。
ルグドは顔を真っ青にした後、シェムを睨んで叫ぶ。
「俺は魔法でシェムに操られている! 俺を調べれば全てわかるはずだ!」
「ルグド殿下!? 何を仰っているのですか!?」
シェムは驚いているけど、魔法で調べればルグドが操られていた証拠が出るらしい。
どうやら強い意思でルグドは魔法を解き、更に全てシェムのせいにするつもりのようだ。
「俺は事実を言っている! シェムが俺を操ったから、こんなことをしてしまった!」
このままだと、ルグドは魔法学園を退学になってしまう。
そうなれば勘当を言い渡されるかもしれないから、シェムに操られていることにしたいらしい。
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「そんな……こうなったのは、ルグド殿下がアリザ様を忘れられないからでしょう!」
「俺は1度罰を受けた! アリザには何もしないに決まっている!」
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私としては、どちらも悪いと思っていた。
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