20 / 31
第20話
しおりを挟む
アシェル視点
俺はラーミカの計画を聞いて、全てを任せていた。
ラーミカとしては様々な計画を立てて、俺に協力して欲しかったようだ。
俺は自分が関わるのは嫌で、ラーミカが勝手に行動するのは構わないと話している。
婚約者として少しは力になるつもりでいるが、そこまで協力的ではなかった。
そしてラーミカは、俺があまり協力しない方法をとろうとしている。
不満そうな様子で、これからのことを話していた。
「本当ならテリナに魔法薬を飲ませる計画の方がいいと思ったのですが、仕方ないですね」
これは俺の協力が必要と考えていたから、拒んだ計画だ。
テリナに魔法薬を飲ませて強化させて、今まで全て防いだとラーミカの発言を信じさせる。
そのためにはテリナに魔法薬を飲ませる必要があり、警戒されているから不可能だと話していた。
「当然だろう。魔法薬を飲ませる前に瓶を奪われれば証拠となってしまう……そうなれば、俺達は終わりだ」
「わかっています。魔獣を利用すれば、問題なくテリナを排除することができるでしょう」
俺の発言を聞き、ラーミカは渋々納得している。
この計画がテリナとマルクスに知られていることを、俺達は知らなかった。
俺はラーミカの計画を聞いて、全てを任せていた。
ラーミカとしては様々な計画を立てて、俺に協力して欲しかったようだ。
俺は自分が関わるのは嫌で、ラーミカが勝手に行動するのは構わないと話している。
婚約者として少しは力になるつもりでいるが、そこまで協力的ではなかった。
そしてラーミカは、俺があまり協力しない方法をとろうとしている。
不満そうな様子で、これからのことを話していた。
「本当ならテリナに魔法薬を飲ませる計画の方がいいと思ったのですが、仕方ないですね」
これは俺の協力が必要と考えていたから、拒んだ計画だ。
テリナに魔法薬を飲ませて強化させて、今まで全て防いだとラーミカの発言を信じさせる。
そのためにはテリナに魔法薬を飲ませる必要があり、警戒されているから不可能だと話していた。
「当然だろう。魔法薬を飲ませる前に瓶を奪われれば証拠となってしまう……そうなれば、俺達は終わりだ」
「わかっています。魔獣を利用すれば、問題なくテリナを排除することができるでしょう」
俺の発言を聞き、ラーミカは渋々納得している。
この計画がテリナとマルクスに知られていることを、俺達は知らなかった。
11
お気に入りに追加
1,122
あなたにおすすめの小説
別に要りませんけど?
ユウキ
恋愛
「お前を愛することは無い!」
そう言ったのは、今日結婚して私の夫となったネイサンだ。夫婦の寝室、これから初夜をという時に投げつけられた言葉に、私は素直に返事をした。
「……別に要りませんけど?」
※Rに触れる様な部分は有りませんが、情事を指す言葉が出ますので念のため。
※なろうでも掲載中
お姉様。ずっと隠していたことをお伝えしますね ~私は不幸ではなく幸せですよ~
柚木ゆず
恋愛
今日は私が、ラファオール伯爵家に嫁ぐ日。ついにハーオット子爵邸を出られる時が訪れましたので、これまで隠していたことをお伝えします。
お姉様たちは私を苦しめるために、私が苦手にしていたクロード様と政略結婚をさせましたよね?
ですがそれは大きな間違いで、私はずっとクロード様のことが――
父の大事な家族は、再婚相手と異母妹のみで、私は元より家族ではなかったようです
珠宮さくら
恋愛
フィロマという国で、母の病を治そうとした1人の少女がいた。母のみならず、その病に苦しむ者は、年々増えていたが、治せる薬はなく、進行を遅らせる薬しかなかった。
その病を色んな本を読んで調べあげた彼女の名前は、ヴァリャ・チャンダ。だが、それで病に効く特効薬が出来上がることになったが、母を救うことは叶わなかった。
そんな彼女が、楽しみにしていたのは隣国のラジェスへの留学だったのだが、そのために必死に貯めていた資金も父に取り上げられ、義母と異母妹の散財のために金を稼げとまで言われてしまう。
そこにヴァリャにとって救世主のように現れた令嬢がいたことで、彼女の人生は一変していくのだが、彼女らしさが消えることはなかった。
【完結】婚約破棄はしたいけれど傍にいてほしいなんて言われましても、私は貴方の母親ではありません
すだもみぢ
恋愛
「彼女は私のことを好きなんだって。だから君とは婚約解消しようと思う」
他の女性に言い寄られて舞い上がり、10年続いた婚約を一方的に解消してきた王太子。
今まで婚約者だと思うからこそ、彼のフォローもアドバイスもしていたけれど、まだそれを当たり前のように求めてくる彼に驚けば。
「君とは結婚しないけれど、ずっと私の側にいて助けてくれるんだろう?」
貴方は私を母親だとでも思っているのでしょうか。正直気持ち悪いんですけれど。
王妃様も「あの子のためを思って我慢して」としか言わないし。
あんな男となんてもう結婚したくないから我慢するのも嫌だし、非難されるのもイヤ。なんとかうまいこと立ち回って幸せになるんだから!
【完結】妹が欲しがるならなんでもあげて令嬢生活を満喫します。それが婚約者の王子でもいいですよ。だって…
西東友一
恋愛
私の妹は昔から私の物をなんでも欲しがった。
最初は私もムカつきました。
でも、この頃私は、なんでもあげるんです。
だって・・・ね
婚約者に好きな人がいると言われました
みみぢあん
恋愛
子爵家令嬢のアンリエッタは、婚約者のエミールに『好きな人がいる』と告白された。 アンリエッタが婚約者エミールに抗議すると… アンリエッタの幼馴染みバラスター公爵家のイザークとの関係を疑われ、逆に責められる。 疑いをはらそうと説明しても、信じようとしない婚約者に怒りを感じ、『幼馴染みのイザークが婚約者なら良かったのに』と、口をすべらせてしまう。 そこからさらにこじれ… アンリエッタと婚約者の問題は、幼馴染みのイザークまで巻き込むさわぎとなり――――――
🌸お話につごうの良い、ゆるゆる設定です。どうかご容赦を(・´з`・)
妹しか興味がない両親と欲しがりな妹は、我が家が没落することを知らないようです
香木あかり
恋愛
伯爵令嬢のサラは、妹ティナにしか興味がない両親と欲しがりな妹に嫌気がさしていた。
ある日、ティナがサラの婚約者を奪おうとしていることを知り、我慢の限界に達する。
ようやくこの家を出られると思っていましたのに……。またティナに奪われるのかしら?
……なんてね、奪われるのも計画通りなんですけれど。
財産も婚約者も全てティナに差し上げます。
もうすぐこの家は没落するのだから。
※複数サイトで掲載中です
可愛い姉より、地味なわたしを選んでくれた王子様。と思っていたら、単に姉と間違えただけのようです。
ふまさ
恋愛
小さくて、可愛くて、庇護欲をそそられる姉。対し、身長も高くて、地味顔の妹のリネット。
ある日。愛らしい顔立ちで有名な第二王子に婚約を申し込まれ、舞い上がるリネットだったが──。
「あれ? きみ、誰?」
第二王子であるヒューゴーは、リネットを見ながら不思議そうに首を傾げるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる