冷酷無慈悲で有名な魔王になってしまったけど、優しい王様を目指すので平穏に過ごさせて下さい

柚木

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六章 魔王会議編

90話 稲妻

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 大迷宮地下階層300階。
 傲岸に玉座に座るフェラーリオは、地面が揺れたのを確かに感じた。(地震カ…?)幹部の会話が不意に止まる。

「なァ、今雷の音がしなかっタか?」

「馬鹿ヲ言ウナ。此処ハ地下ノ奥深クダ。地上ノ音ナド聞コエル筈ガ無イ」

 チュパカブラの戯言に、バフォメットは小馬鹿にして軽く返した。
 
「腹立たしい、腹立たしいよぉ!あの女…死ぬその時を見ていてやりたかった!眼から生気が抜けてく様を拝んでやったのにさ!ヒヒラド!」

「ブェラーリオ様ガ、急ゲドオッジャッダ」

 憤慨したハーピーはその場で地団駄を踏む。

「バフォメット!奴に呪いは掛けたんだろうねぇ!?奴は確実に死ぬんだろうね!?」

 リリアスに傷付けられた翼が痛むのか、彼女は羽を丹念に舐めていた。

「私ノ呪術ハ完璧ダ。アノ女ハ確実ニ死ヌ」

 先程から再三当たり散らされたバフォメットは、半ばうんざりしながら答える。
 彼の杖にはリリアスから奪った装飾品が掲げられていた。杖の先端にある山羊の髑髏に測ったようにピッタリとフィットしている。
 美しく輝く頭飾りに魅せられ、彼女を送り返す直前盗っておいたのだ。うっとりと杖を撫でる。

「何故生きて返しタのです?バラバラにして、玉座ヲ飾ってやればブルクハルトの魔王も戦意喪失したノでは?」

 ガグはフェラーリオを仰ぎ見た。

「俺ハ、待ッテイルンダ」

「?」

 これは誘いだ。戦意を喪失させれば意味が無い。奴には此処へ来て貰わねば困る。
 正当防衛を主張するには攻め込まれなければならない。アルバラードを殺せば後はどうとでもなる。彼が先に手を出し、此方は正当防衛として彼とリリアスを討ったと主張すれば良い。
 ブルクハルトとは戦争になるが、王と、その腹心の居ない戦力など大した事は無いだろう。単なる作業だ。
 王国を蹂躙し、国民にはその身を捧げて貰う。

 やっと、序列を覆す事が出来る。
 序列第4位に帰り咲くのは、フェラーリオの悲願だった。

 新しく入った小童が自らの上に立つなど納得出来ない。あの時抱いた憤懣は、時が経った今でも鮮やかに思い出せる。
 序列が決定した際の、嚇怒、鬱憤、憤慨。
 正当な審議がされたとは思わなかった。

 激しく憤る彼が、アルバラードを初めて見たのは翌年の魔王会議レユニオンだった。
 メビウス聖王国の庭で、不遜な態度の彼と擦れ違った。そして瞬時に理解する。(コイツハ化ケ物ダーー…ッ!)今の自分では決して敵わない。彼の本能が警鐘を鳴らした。
 言葉も交わさずに一瞥されたその双瞳が、フェラーリオを捉え強者としての矜持を破壊した。
 プライドが敵意を隠しきれていなかった。それを見透かされた結果だった。

 それ以来何度も苦渋を飲んで来た。
 そこに突如舞い込んだ情報は、フェラーリオを突き動かすには充分だった。(殺シテヤル)引き裂いて内臓を引き摺り出して、同胞の餌にしてやる。
 そして強者としての自信とプライドを取り戻し、大迷宮連邦国が搾取する肉の養殖場としてブルクハルトを支配する。

「フェラーリオ様ッ!!」

「何ダ、騒々シイ」

 頭部のみが独立し飛翔する怪物、チョンチョンが玉座に飛び込んで来た。

「それが…それが…ブルクハルトの魔王、アルバラードが大迷宮に乗り込んで来ましたッ!」

「ホォ…予想ヨリ早カッタジャナイカ」

 鼻で笑って守りを固めるように指示を出す。
 幹部達は其々伸びをしながら、玉座を出て行った。

 ダンジョンが繋がって出来たこの大迷宮程、侵入者を鏖殺するのに適している場所は無い。万全の態勢で向かい撃てば必ず勝てる。
 1階層~100階層は下位魔物。
 100階層~250階層は中位魔物。
 250階層~300階層は上位魔物を含んだ魑魅魍魎の化け物が昔から住んでいる。
 各所に幹部の階層も配備されているし、アルバラードと言えど無傷とまではいくまい。例え攻略出来たとしても半年は掛かる。

 チョンチョンは酷く取り乱した様子でフェラーリオの周囲を飛び回っていた。

「ドウシタノダ?」

「フェラーリオ様はこの事を予期していらっしゃったのですか?」

「当タリ前ダ。俺ガ奴ヲ招待シタノダカラナ」

 奴は全てを忘れ性格が変貌している。眉唾であるが、この機を逃す訳にはいかない。
 彼のせいでダチュラとの関係に罅が入った。彼らが多額の献上資金を投じて隠れていた古巣は、今やもぬけの殻だ。

「何故避難せよと一言でも仰って頂けなかったのでしょう!?」

「、ドウ言ウ事ダ?」

 迎え撃つと言ったのだ。何故、避難しなければならない?チョンチョンの慌てた様子に眉を寄せる。

「ブルクハルトの魔王により、1階層から凡そ250階層がほぼ消滅しましたッ!!」

「ナ…ナ、何ダトォオッ!!?」

======

 夜空を雲が覆い、中で稲妻が蠢く。ゴロゴロと大気を震わせて稲光が雲の隙間を照らし出した。
 珍しいことに雨は降っていない。本来であればこれ程の積乱雲が広がれば大雨が降っても可笑しくなかった。

 大迷宮ラビュリントス連邦国の上空で、雷が唸る。
 そして辺りが光に包まれ、刹那、色を失った。次の瞬間には爆音が轟き、広大な大地を巨大な落雷が襲う。
 稲妻の威力は留まる事を知らず、そのまま地面を抉り取った。

 後に出来たのは地下へ通じる大きな穴。地下の奥深くまで到達した落雷は、地を焼き、魔物を一掃し、地形まで変えてしまった。
 全てを飲み込み、喰らい尽くした。
 258階層まで到達したいかづちにより、大迷宮はほぼ消失した。各階層は街1つが丸々中に入ってしまう程に広い筈だった。

 残されたのは虚空へ通じる深い大穴。最早災害だ。
 後日此処に人が来たら、断崖絶壁の、底が見えない崖だと思い違いをするかもしれない。それ程の広範囲に渡る巨大な穴が、大地にぽっかりと口を開けていた。
 
 地上から大迷宮を見下ろす影があった。
 ユラリと揺れたと思うと、瞬時に姿を消す。
 穴の中で電光が弾けた。

======

 大迷宮地下260階層。
 穴の中へ降り立ったアルバはただ歩いていた。魔物の位置は何故か手に取るように分かる。混乱しているのか、此方を警戒しているのか、仕掛けて来る輩は居ない。

 しっかりと石畳で舗装された道は歩きやすかった。
 各所に松明が置かれており、足元も見やすい。

 道端に横たわる、以前此処に到達した者の成れの果てを見つけた。死体は白骨化しており1つや2つではない。分厚い蜘蛛の巣に覆われ、土埃を被るそれらは無数に転がっている。

 地面の感触が変わった。ジャリ、と小石が撒かれているような異物感。
 広い空間に出た。室内に魔法の光源が輝き辺りを照らす。
 この空間を一言で表すなら黄金だった。金貨が積み重なって山を作り、金銀財宝に囲まれている。小石だと思っていたのは砂金だった。
 
「ヨクゾ此処マデヤッテ来タナ」

 山羊の頭をしたバフォメットが、宝の山に座り王冠を愛でながら此方を見下ろしていた。

『……やぁ』

「近年此処マデ到達シタ者ハ居ナイ。褒メテヤル。流石、魔王ト言ウダケハアル」

『……』

 アルバは深く息を吸って、吐いた。

『自己紹介は要らないみたいだね。それで?僕はフェラーリオに用があるんだ。通して貰えない?』

「フェラーリオ様ハオ忙シイ身ダ。大迷宮連邦国、幹部位第4位デアル私ガ用件ヲ聞コウカ」

『…直接言いたいから良いかな』

 困った様に笑い、アルバは歩みを進める。
 そこへ【光弾】が飛んで来た。彼が立ち止まっていなければ、確実に命中していた。
 金塊の中に弾丸がめり込み山が崩れる。

「ククク…運ノ良イ奴メ」

 身の丈程ある長い杖を器用に回す。

「シカシ、此処ニ居テ良イノカ?」

『如何言う事だい?』

「アノ女ノ燈ガ今ニモ消エヨウトシテイル。治癒ヲ掛ケ続ケテイルヨウダガ無駄ナ事。私ノ呪術ハ完璧ダ。腹心ガ死ヌト言ウ時ニ、肝心ノ王ハ何ヲシテイル?看取ッテ貰エヌトハ、アノ女モ可哀想ニナ」

 獲物を嬲る気持ちで所感を告げる。バフォメットにとって人々の恐怖や苦痛、絶望の表情は重要な前戯だ。後の食事を彩る最高のスパイスになる。

「魔族ノ子供ニ気ヲ取ラレタ哀レナ女ダ。貴様ヲ侮辱サレル事ヲ何ヨリ潔シトシナイ家臣トシテノ姿勢ハ、同ジ幹部トシテ素晴ラシイト感ジタ」

『…』

「瀕死ノ女ニ新シク習得シタ魔法ヲ次々ニ試スノハ楽シカッタ。奴ガ丈夫ニ出来テルオ陰デ色々試セターー」

ドゴオォオオッ!!

「!?」

 (何ガ起コッタ…!?)気付けば後方に吹っ飛んでいた。勢いを殺せず岩壁を突き抜け、隣の空間まで飛ばされる。
 一瞬見えたのは奴の掌だ。額を掴み思い切り壁に叩き付けられたのだと理解するまでに時間を要した。

 バフォメットの部屋の隣は通路だ。頭を摩り立ち上がって、状況を確認する。
 真っ暗な通路の奥でバチリ、と放電した。

 (馬鹿メ)雷魔法は愚策だ。低位魔法でも莫大な魔力を消費するし、扱うのが非常に難しい。
 口角を持ち上げたバフォメットの頬が焼け焦げた。

「…ッ!?、!?」

『いやぁ、ごめんごめん。あまりに遠くまで吹き飛んでしまって吃驚した。逃げてしまうかと焦ったよ』

 穏やかに笑う魔王は稲妻に包まれていた。バフォメットの記憶では、通常の雷魔法の稲妻は黄色だ。
 しかし、彼が纏う雷光は青白い。
 脚が竦んだ。意図せず呼吸が荒くなる。
 まるで大魔獣を前にした小山羊のように身体が震えた。

 魔導師だから分かる、彼が規格外の存在だと。

 アルバは『君に聞きたい事があるんだけど』と、まるで世間話をする声色で切り出した。

『君の魔法は死後強まったりするのかい?それとも、君が死んだら呪いは解呪されるの?』

 メルディンに掛けられた呪術は術者の死により強力になった。そう教わったのは記憶に新しい。

 謎々のような問い掛けに、バフォメットは追い詰められた。必死に思考を巡らし、自らの助かる道を探す。雷を操る者など聞いた事がない。
 ルビーアイでいくら魔力が有り余る程に莫大でも、雷を纏うなど誰も出来ない。出来ない筈だ。

 バチバチと電流が流れる。

「待テッ!解呪スル!今スグニアノ女ノ呪術ヲ解クッ!」

『…本当かなぁ?僕、今は不思議と魔力の軌跡を辿る事が出来る。嘘だったら分かるけど』

「嘘ジャナイ…!頼ム、待ッテクレ!」

 バフォメットは必死で嘆願した。震える手で印を組み、リリアスに施した呪術を解呪する。

『…うん。解呪してくれたみたいだね』

 ジッとバフォメットを見下ろしていたブルクハルトの魔王は、ホッとした様子で胸を撫で下ろした。

「コレデ、私ヲ殺サズニ見逃シテクレルカ?」

『え?』

 意外そうな間の抜けた声。バフォメットは彼が殺戮を好む話に聞いていた魔王とは違うと感じていた。話せば分かってくれるかも知れない。
 僅かな期待を寄せて彼を見上げる。

 その瞬間、重くのし掛かる空気に呼吸が出来なくなった。肺が潰されてしまったように、息が出来ない。
 脂汗が滲む。背筋が凍り付き、産毛が逆立つ。
 悪寒の正体は先程まで形を潜めていた彼の殺気だ。会話を成立させる為に隠していた暴悪的な殺意だ。

『…何か勘違いしているみたいだけど、』

 笑顔を浮かべた魔王が、バフォメットの目線に合わせてしゃがんだ。

『何故、リリスに酷い事した君を生かしておく必要があるの?』

 本当に分からない、というように首を傾げる。その微笑み、仕草、声、全てに恐怖した。
 生き物としての格が違うと突き付けられた。理解したと同時に、全身が恐怖心に支配される。

「ーー…!」
 
 バフォメットが最期に見たのは、首が無くなった自らの亡骸だった。

 絶命した魔導師の手から尺の長い杖を拾い上げる。山羊の髑髏に掲げられた頭飾りを取り外し、懐へ仕舞った。

『これは、僕から返しておくよ』

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