上 下
83 / 146
六章 魔王会議編

82話 甘味

しおりを挟む


 待ち望んでいた休憩時間の筈だった。
 休憩とは休みだ。それまでの活動を中断し休憩や休息を取る時間のことを言う。
 なのに、何故僕はこれ程の緊張を強いられているのだろう。

 庭を一望出来る広いテラスに設置された椅子と、丸いテーブル。優しい日差しが暖かく、用意してもらった紅茶は最高級の茶葉だ。僕は現実逃避の為に優雅に紅茶を啜る。
 右側にはニコニコした笑顔のイヴリースさん。
 左側には険悪な空気を纏うジュノさん。
 何の罰ゲームだ。僕が一体何をした。(苦行だ…)

 ティンダロスの猟犬について話したい事があると持ち掛けられ、記憶に無い事を聞かれる心構えはしていた。休憩と言われ彼と席を立つ際、ジュノさんが自分も同席したいと申し出たのだ。
 あの仔犬みたいな目で見詰められたら、無下にする事も出来ない。イヴリースさんは同席を拒まなかったし、僕も了承した。

 思えばジュノさんと仲が宜しくないイヴリースさんが拒まなかったのが可笑しかったのだ。そこで気付くか、僕がジュノさんを勇気を持って断れば良かった。

 イヴリースさんの行動を見るに、ジュノさんへの嫌がらせの延長だ。彼とは長い付き合いだからあの時僕を誘えば、ジュノさんも付いて来たがると分かっていたのかもしれない。

「ほらぁ、【鮮血】の旦那ぁ、あーん」

『…止めろ』

「ハハハ!つれないなぁ~」

「……」

 こんな調子だ。イヴリースさんは態とらしく残念そうにして、チョコレートを自分で食べる。
 僕に出来る事は波風立てず、2人が争わないように見守る事くらいだ。

「……【太陽ソーンツァ】、アルバラードさんは忙しい。さっさと用件を言ったらどうだ?」

「はあぁ~?そのアルバラードさんの迷惑も省みず付いてきた奴に言われたくねーなぁ?」

「ッ、名前を…」

 ただ僕の名前を呼ばれただけで、親が殺されたくらいの反応だ。ジュノさんが持っていたティーカップの取手に罅が入る。

「お前だって呼んでるじゃねーかぁ」

「……俺は許可を得ている」

 許可した覚えもないけど、ジュノさんがそう言うならそう言う事にしておこう。
 それにしても、話が進まない。

『…【ルナー】の言う通りだ。さっさと用件を言え』

「ちぇ~。俺はただ旦那と仲良くしたいだけなのにぃ」

 両手を頭の後ろに回したイヴリースさんは、子供っぽく拗ねて見せる。

「この前言ったブルブルがさぁ、昨日貰った報告だと少し妙な動きが目立つって」

『妙な動き?』

 イヴリースさんによれば、アルバくんから譲り受けたブルブルに異変があったらしい。でも、僕は何も知らないからまともなアドバイスもしてあげられない。
 妙な動きとは、今まで鳴き声1つ上げなかった彼(彼女?)が頻繁に声を上げるようになった。いつもは食事の時間になったら自ら姿を表すのに、昨日はなかなか出現しなかった。部屋の一方をずっと見詰める挙動を繰り返したそうだ。

 鳴き声を頻繁に上げて、食欲不審、挙動不審…。そりゃぁ、猫で言えば…。

『発情期か…』

「「発情期?」」

 ヤバイ。思った事がつい口に出てた。

「それが本当なら俺達に出来る事はないわぁ。番を見付けてやろうにも、ティンダロスの猟犬はそこらに居るような魔物じゃねぇしぃ」

「本来彼らは空間を自在に転移する。捕縛して躾まで行ったのは恐らくアルバラードさんが初めてなのではないでしょうか…」

 2人して真剣な顔で考えてくれてる。(ごめんよ)適当に言ってしまったんだ。でも今更やっぱり違うかもしれない、は通用しそうにないなぁ。

「旦那ぁ、もう1匹見付けてくれねぇ?」

『断る』

 僕には無理です。

「でもどうやって捕まえたんだぁ?それくらい教えてくれても良いだろぉ」

 ダラダラと汗を掻く。これに関してはジュノさんも興味あるのか、イヴリースさんを止めてくれない。
 どうすればこの場を切り抜けられるのか。ふと、オルハロネオとの飲み比べの時のワンシーンが脳裏を浮かぶ。

『……スキルに関わる事だ』

 魔王同士、固有ユニークスキルや特殊パティキュラー魔法に関するような力の根源に関わる質疑はしないのが暗黙のルールだ。
 思わぬ抜け道に導いてくれたオルハロネオに少しだけ感謝しておく。
 僕はスキルなんて持ってないけどね。

「はぁ~~。固有スキルかよぉ」

「……」

 ガックリと肩を落とすイヴリースさんと、ぺションと犬耳を垂らすジュノさん。遺憾の念が漂い、申し訳なくなってくる。
 こうしていると2人とも似た者同士で仲良く出来そうなのだけどなぁ。

「まぁ原因は分かったから国の奴等に通信石で伝えて来るわぁ。ありがと、旦那」

 それだけ言って、テーブルを後にする彼は少し離れた所で部下と合流した。
 難を逃れた僕はふぅと息を吐き、紅茶を干す。

 イヴリースさんと話してみた印象は意外にも普通。ジュノさんの話では魔導列車を脱線させたとか何とか…。
 テーブルに残された魔王をチラ見すればバッチリ目が合った。僕と視線が交差した彼は動揺を隠すように瞳を彷徨わせる。
 僕は後ろに控えていたランドルフさんを呼んだ。

『…【ルナー】のカップを変えてくれないか?割ってしまった事は俺からイーダに言っておく』

「畏まりました。ラブカ様、気付く事が出来ず申し訳ありませんでした」

「……いや、俺が悪かった」
 
 ランドルフさんは直ぐに新しいカップを用意して紅茶を注いでくれた。ショートケーキ、フォンダンショコラ、ベリーが沢山乗ったタルトも出て来て、口内を涎が溢れる。
 僕はタルトを取り分けてもらい、口元が緩まないように必死だった。(美味しそう!)宝石みたいな3種類のベリーの内、1つに狙いを定めてフォークを刺し口に放り込む。予想通り絶品だ。クリームと一緒に食べると酸味と甘味が丁度良い。

『…、食べないのか?』

 ジュノさんは僕が食べてるのを黙々と眺めていた。

「あ…いえ」

『取り分けてやろうか?』

「だ、大丈夫です…っ」
 
 慌てて断られる。

『甘い物は苦手なのか?』

「…好き、ですけど…」

 じゃぁ、問題ないじゃないか。僕だけ食べるのもバツが悪いし、一緒に食べてくれると嬉しいな。

「アルバラードさんが、甘味を召し上がるのを初めて見たもので…」

 そう言えばアルバくんって甘い物苦手だったんだっけ。しっかし、よく見てるなぁ…。1番油断しちゃいけないのって、もしかしてジュノさんの前だったりして。

『……食べれないとは言ってない』

「そう、でしたか。…じゃぁ、俺も…」

 ジュノさんが所望したのはフォンダンショコラだ。ランドルフさんが皿に移して彼の前に出す。トロリと流れたチョコレートが輝いて見える。
 彼は無表情だけど甘い物を食べる時は幸せそうだ。(甘味好き…僕と一緒だね)

『…【ルナー】の国はどんな所だ?』

「……ぇ」

『ただの興味だ』

 侵略しようと企んでいる訳じゃないよ!ってちゃんと言えたらなぁ。
 ジュノさんは固まったまま動かない。

「いえ、その…まさか興味を持って頂けるとは思ってなくて」

 恥ずかしそうに俯いて、落ち着かない様子だ。如何やら僕の心配は杞憂だったみたい。

「キシリスクは此処から更に東へ行った所にあります。鬼族が中心になり建国した小国です」

 ジュノさんは嬉しそうに国の事を教えてくれた。

 当時の独裁者を鬼族で討ち取り、そのまま独立国を作ったみたいだ。中でも強いジュノさんが国を治める事になり、魔王として君臨した。
 魔法の知識に長けた鬼族のお陰で国は発展し、今では家事は殆ど全自動らしい。
 魔力を動力源にした列車が首都と街を結び盛んに行き交う。夜も首都は明るく、眠らない街だと称される程だそうだ。
 想像力の無い僕は近未来的な国としか想像出来ない。

 突然、話している途中でジュノさんが苦悶の表情になる。

『如何した?』

「ッ…いつもの、頭痛です」

 暫く目を瞑っていた彼が、詰めていた息を再開した。それを見計らい、ユーリに頭痛薬を作って貰うか提案してみる。

「すみません…大丈夫です」

『持病か?』

「いえ…ある時を境に突然…。それからは定期的に。いつも同じ映像が流れ込んでくるんです」

 素人の僕が問診で判断出来るものでもないけど、聞いた事ない症例だ。

『じゃぁ、ジュノさーー…、ッ!』

 僕はしまった、と口を抑える。気が緩んだとしか言い訳出来ない。とちった。
 イーダ以外の魔王を名前で呼んでしまった。(しかもさん付けで呼びそうになった)ジュノさんが甘い物好きで、キシリスク魔導王国の1代目魔王で、僕と共通点が多く有ったからか、やってしまった。

「ーーもう一度…!」

『あ?』

「あの、もう一度呼んで、頂けませんか…俺の名前を…」

 誤魔化せないかなぁ。僕は観念して溜め息を吐いた。

『……悪い、口が滑った』

「いえ、俺は…貴方に名前で、呼んで頂けたら…嬉しい、です」

 辿々しい公用語で、ジュノさんが頬を染めている。美青年の赤面ってそれだけで破壊力あるな。

「【琥珀アンバー】も、先程の執事も名前で…呼んでいらっしゃったので…、その、」

 まさか会議中、所々イーダに突っ掛かってたのってそれが原因かい?
 まぁ、本人が良いって言うなら僕も名前で呼べた方が楽だし良いかな。

『ジュノ、さっきの話だがーー…』

「……」

『ジュノ?』

 彼の視界に無理矢理入って反応を促す。

「すみ、すみません。…アルバラードさんに名前を呼んで頂ける日が来るなんて、現実味が無くて…、」

 (うーん)アルバくんは彼に一体何をしたんだ。何故こんなに慕われてるんだ。ジュノさん最大の謎が解き明かされる日はくるのだろうか。

 
しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

孤高の英雄は温もりを求め転生する

モモンガ
ファンタジー
 『温もりが欲しい』  それが死ぬ間際に自然とこぼれ落ちた願いだった…。  そんな願いが通じたのか、彼は転生する。  意識が覚醒すると体中がポカポカと毛布のような物に包まれ…時々顔をザラザラとした物に撫でられる。  周りを確認しようと酷く重い目蓋を上げると、目の前には大きな猫がいた。  俺はどうやら猫に転生したみたいだ…。

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!

アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。 ->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました! ーーーー ヤンキーが勇者として召喚された。 社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。 巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。 そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。 ほのぼのライフを目指してます。 設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。 6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。

世界⇔異世界 THERE AND BACK!!

西順
ファンタジー
ある日、異世界と行き来できる『門』を手に入れた。 友人たちとの下校中に橋で多重事故に巻き込まれたハルアキは、そのきっかけを作った天使からお詫びとしてある能力を授かる。それは、THERE AND BACK=往復。異世界と地球を行き来する能力だった。 しかし異世界へ転移してみると、着いた先は暗い崖の下。しかも出口はどこにもなさそうだ。 「いや、これ詰んでない? 仕方ない。トンネル掘るか!」 これはRPGを彷彿とさせるゲームのように、魔法やスキルの存在する剣と魔法のファンタジー世界と地球を往復しながら、主人公たちが降り掛かる数々の問題を、時に強引に、時に力業で解決していく冒険譚。たまには頭も使うかも。 週一、不定期投稿していきます。 小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

平凡冒険者のスローライフ

上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。 平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。 果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか…… ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

異世界の物流は俺に任せろ

北きつね
ファンタジー
 俺は、大木靖(おおきやすし)。  趣味は、”ドライブ!”だと、言っている。  隠れた趣味として、ラノベを読むが好きだ。それも、アニメやコミカライズされるような有名な物ではなく、書籍化未満の作品を読むのが好きだ。  職業は、トラックの運転手をしてる。この業界では珍しい”フリー”でやっている。電話一本で全国を飛び回っている。愛車のトラクタと、道路さえ繋がっていれば、どんな所にも出向いた。魔改造したトラクタで、トレーラを引っ張って、いろんな物を運んだ。ラッピングトレーラで、都内を走った事もある。  道?と思われる場所も走った事がある。  今後ろに積んでいる荷物は、よく見かける”グリフォン”だ。今日は生きたまま運んで欲しいと言われている。  え?”グリフォン”なんて、どこに居るのかって?  そんな事、俺が知るわけがない。俺は依頼された荷物を、依頼された場所に、依頼された日時までに運ぶのが仕事だ。  日本に居た時には、つまらない法令なんて物があったが、今では、なんでも運べる。  え?”日本”じゃないのかって?  拠点にしているのは、バッケスホーフ王国にある。ユーラットという港町だ。そこから、10kmくらい山に向かえば、俺の拠点がある。拠点に行けば、トラックの整備ができるからな。整備だけじゃなくて、改造もできる。  え?バッケスホーフ王国なんて知らない?  そう言われてもな。俺も、そういう物だと受け入れているだけだからな。  え?地球じゃないのかって?  言っていなかったか?俺が今居るのは、異世界だぞ。  俺は、異世界のトラック運転手だ!  なぜか俺が知っているトレーラを製造できる。万能工房。ガソリンが無くならない謎の状況。なぜか使えるナビシステム。そして、なぜか読める異世界の文字。何故か通じる日本語!  故障したりしても、止めて休ませれば、新品同然に直ってくる親切設計。  俺が望んだ装備が実装され続ける不思議なトラクタ。必要な備品が補充される謎設定。  ご都合主義てんこ盛りの世界だ。  そんな相棒とともに、制限速度がなく、俺以外トラックなんて持っていない。  俺は、異世界=レールテを気ままに爆走する。  レールテの物流は俺に任せろ! 注)作者が楽しむ為に書いています。   作者はトラック運転手ではありません。描写・名称などおかしな所があると思います。ご容赦下さい。   誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第、直していきますが、更新はまとめてになると思います。   誤字脱字、表現がおかしいなどのご指摘はすごく嬉しいです。   アルファポリスで先行(数話)で公開していきます。

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜

霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……? 生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。 これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。 (小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

処理中です...