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(序)はじまり
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「───貴女、道ならぬ恋をしているでしょう」
目の前にいる青年のが放ったその一言に、少女は目をパチリと瞬かせる。
「……あら、それはどのような意味でしょうか」
意味が判りません。とばかりに少女はすっとぼけた。本当は思い当たる節がこれでもかとあったが、動揺を必死で隠して小首を傾げる。
すると、青年は何がおかしかったのか、くつくつと喉の奥で笑って、少女に指摘していった。
「言葉通りの意味ですがなにか。芙三さん、貴女は誰かに恋をしています。そしてそれは恐らく、表立って堂々とすることができぬ、道ならない恋なのではないかと」
「道ならぬ恋? まさか。わたくしは旧清華、九条院侯爵家の長女でしてよ。市井に溢れる自由恋愛の風潮に染められるほど、愚かで軽い女ではありません。自分の背負うべき役目くらいは理解しているつもりですわ」
少女は鼻で笑って相手を見返す。なぜなら動揺を隠すために、いまだ余裕を保っていると見せかけることしかできなかったから。
「わたくしは九条院芙三。千年続く旧清華の流れを汲んだ公家華族、九条院侯爵家の当主である九条院梅継の長女。皇室の藩屏たる華族の娘に産まれた意味が理解できぬほど愚かではありません。自分の身の程くらいは弁えております」
────ですからこれ以上、わたくしの大切な所に踏み入って来ないで。
きゅっと胸の前で拳を握り、少女は叫びたくなるのを懸命にこらえる。
鷹揚とした態度に全てを包み隠して、芙三と名乗った少女はつい先程婚約を結んだばかりである未来の夫をじっと観察した。
しかし彼女の婚約者は、貼り付けたような笑みを浮かべて静かに正座しているだけだ。
来栖伯爵家嫡子、来栖 海。それが少女の──九条院芙三と一年後に結婚することになる婚約前の名前。
「それとこれとは話は別ですが? ええ、確かに此度の婚約を淡々と受け入れて下さったのならば、貴女はご自分が置かれている状況に対してなんとも思っていらっしゃらないのでしょう。それどころかむしろ、当然……とお考えになっておりますね」
目の前にいる婚約者は少女にニコリ、と笑いかける。
「あら、判っていらっしゃるのなら何故そのようなことをお聞きになったのかしら」
「ええ、ですが僕には判ります。貴女は僕と同族のにおいがしますので」
「同族?」
「実はね。僕には愛する女性がいたのです」
訝しげに首を傾げると、婚約者は表情ひとつ崩さずにそのまま話した。
「しかし、その方は横浜の置屋にいた芸者でした。それでどうなったかと? まあね、ご存じの通りに僕は伯爵家の嫡子で相手は玄人の女性ですから。上手く行くわけがありませんよ。僕が入れ込んで身請けまで考えているのを知った父によって、先手を打たれてしまいましてね。今はもう二度と会えなくなりました」
「まあ」
色白で薄い、端正な顔立ち。婚約前の身辺調査では特に問題はなかったはずだが、そのような過去があったとは九条院家側は誰も知らなかった。
理由は判る。醜聞になるとして闇に葬ったのだろう。なにせ此度、来栖伯爵家令息に舞い込んだ縁談の相手は、あの九条院侯爵家のご令嬢だ。
旧清華家の流れを汲んだ公家華族だけでも十二分に婚姻関係を結ぶ価値はある。それに現在の当主である梅継氏は外務大臣を務め、さらには遣り手の経営者としても名を馳せていた。縁を持っておいて損は無い。いや、むしろ誰もが躍起になって縁談を纏めようと、またライバルを蹴落とそうと水面下で火花を散らしている最中だ。
そんな中での見合い話。どうにか縁談を纏めようと、来栖伯爵家側も必死なのは見え見えだ。なので、その見合い相手になる海の不祥事とも言える芸者との関係を隠しきって本日を迎えたということは想像に難くない。
「というわけですので、僕には良く判るのですよ。貴女が決して報われぬ恋をしていることを」
「────馬鹿にしないでいただけますか?」
苛立ちのままに出たのは、少女自身も驚くような低い声。婚約者も驚いたようで目を円くしていた。深窓の令嬢だと思っていたか弱い小娘が、こんなにも声を荒らげるとは思ってもみなかったのだろうか。
「遊びと本気の違いも判らず芸者に入れ込んだ貴方と、わたくしを一緒になさらないでくださいと言っているのですが何か?」
「………ほら、やはり貴女は道ならぬ恋をしていたではありませんか」
「!」
その一言で、ようやくこれが罠だったことに少女は気付く。
鎌をかけて望む答えを引き出せたことに満足したのか、彼女の婚約者はそっと縁側の向こうに広がる庭を眺めていた。
そういえば、と少女は思い出す。細身の体型を英国製の背広に包んでいる彼は、現在商工省(※現在の経済産業省)に勤めているそうだ。
今のところは一般の職員とは言えども、少女よりよっぽど駆け引きに慣れていて当然だろう。
「何か勘違いされているようですので弁解させてください。僕が芸者に入れ込んでいたのは本当のお話ですよ」
「…………」
嘘を吐く時は、真実を元にするのが理論だ。で、あるならば、今の話にはどこかしら真実が含まれていなければおかしい。
「……でしたら、どうだと言うのでしょう」
「ですから、今後貴女が誰に恋をしようが誰を愛そうが、僕は何も言うつもりなどございません」
「は、」
「どうぞお好きなようになさってください。僕は見てみぬふりをするので────貴女の願いを叶えられてください」
貴女の、願いとは──
「わたくしの……」
「ええ、そうです。貴女は僕を隠れ蓑に、僕は貴女を隠れ蓑に。お互いに好きにしようじゃないですか」
それは本当のことなだろう。少々地味だとは思うが、綺麗に整った顔立ちに乗せた表情からは、誠実さが充分伝わってきたから。
「どうせ結婚など、この国では家同士の盟約以上に意味など持たないでしょう。最低限の義務だけこなして、後は新聞記者に嗅ぎ付けられない程度に事を荒立てなければよろしいだけですから」
「………」
ふう、と溜め息。
少女は何を思っているのだろう。そっと目を伏せて、静かに顔を横に向ける。
婚約の締結場所として選ばれたこの場所には、立派な日本庭園が存在していた。無造作に置かれているように見えて、その実すべてを計算して配置された木々や小池が涼しげな風を運んできてくれる。
少女の生家である九条院家の敷地にも日本庭園はあるが、ここより手は込んでいない。現在の当主である少女の父が、かつて留学した英国に強く影響されているからだろうか。それとも──
「………靴を」
「?」
「靴を、隠したのです」
不意に脈絡の無い話が少女の口から飛び出して、青年はきょとんと目を瞬かせながら首を傾げた。
いったい、なぜ彼女はあの話の流れで「靴を隠した」などと言ったのだろうか。
話の筋が読めずに困惑する婚約者を視界の端に収め、少女は諦めたように体の力を抜く。
牡丹の模様が華やかさを添える総絞りの振り袖が、随分と重たく体にのし掛かるような気がした。
「海さま。残念ながら、たとえ貴方からの許しがあったとしても。わたくしの恋が成就することはありえません」
少女の脳裏に思い浮かんだのは、自身が初めての恋を捧げた相手。
もう、二度と。手の届かない場所へ行ってしまった美しい少年のこと……
「それは、なぜ?」
「なぜもなにも…………初恋は実らないと……よく言うでしょう?」
──────貴女との会話もこれで最後、
「だって、わたくしが恋をした相手は───」
そこまで言っておきながら、躊躇うように息を詰まらせた。少女は遠い過去の中で、瑞々しく輝く“彼”との記憶に想いを馳せる。
朱色と青色が交じり合う朝焼けに染まった空の下で、明星輝く宵の空のような青灰色の瞳が無感動にじっと見つめてくる光景を……
──────私はもう二度とこの家の敷居を跨がぬつもりで出ていきます
ではさようなら。と、素っ気ない一言であっさりと自分を見捨てて行った少年が。少女の大切な初恋の相手が、生家を出て遠いところに行ってしまったあの日のことを……
「わたくしが初めての恋を捧げた相手は────血の繋がった実の兄だったからですよ」
目の前の婚約者が息を呑むのを感じ取って、少女は力なく笑った。
目の前にいる青年のが放ったその一言に、少女は目をパチリと瞬かせる。
「……あら、それはどのような意味でしょうか」
意味が判りません。とばかりに少女はすっとぼけた。本当は思い当たる節がこれでもかとあったが、動揺を必死で隠して小首を傾げる。
すると、青年は何がおかしかったのか、くつくつと喉の奥で笑って、少女に指摘していった。
「言葉通りの意味ですがなにか。芙三さん、貴女は誰かに恋をしています。そしてそれは恐らく、表立って堂々とすることができぬ、道ならない恋なのではないかと」
「道ならぬ恋? まさか。わたくしは旧清華、九条院侯爵家の長女でしてよ。市井に溢れる自由恋愛の風潮に染められるほど、愚かで軽い女ではありません。自分の背負うべき役目くらいは理解しているつもりですわ」
少女は鼻で笑って相手を見返す。なぜなら動揺を隠すために、いまだ余裕を保っていると見せかけることしかできなかったから。
「わたくしは九条院芙三。千年続く旧清華の流れを汲んだ公家華族、九条院侯爵家の当主である九条院梅継の長女。皇室の藩屏たる華族の娘に産まれた意味が理解できぬほど愚かではありません。自分の身の程くらいは弁えております」
────ですからこれ以上、わたくしの大切な所に踏み入って来ないで。
きゅっと胸の前で拳を握り、少女は叫びたくなるのを懸命にこらえる。
鷹揚とした態度に全てを包み隠して、芙三と名乗った少女はつい先程婚約を結んだばかりである未来の夫をじっと観察した。
しかし彼女の婚約者は、貼り付けたような笑みを浮かべて静かに正座しているだけだ。
来栖伯爵家嫡子、来栖 海。それが少女の──九条院芙三と一年後に結婚することになる婚約前の名前。
「それとこれとは話は別ですが? ええ、確かに此度の婚約を淡々と受け入れて下さったのならば、貴女はご自分が置かれている状況に対してなんとも思っていらっしゃらないのでしょう。それどころかむしろ、当然……とお考えになっておりますね」
目の前にいる婚約者は少女にニコリ、と笑いかける。
「あら、判っていらっしゃるのなら何故そのようなことをお聞きになったのかしら」
「ええ、ですが僕には判ります。貴女は僕と同族のにおいがしますので」
「同族?」
「実はね。僕には愛する女性がいたのです」
訝しげに首を傾げると、婚約者は表情ひとつ崩さずにそのまま話した。
「しかし、その方は横浜の置屋にいた芸者でした。それでどうなったかと? まあね、ご存じの通りに僕は伯爵家の嫡子で相手は玄人の女性ですから。上手く行くわけがありませんよ。僕が入れ込んで身請けまで考えているのを知った父によって、先手を打たれてしまいましてね。今はもう二度と会えなくなりました」
「まあ」
色白で薄い、端正な顔立ち。婚約前の身辺調査では特に問題はなかったはずだが、そのような過去があったとは九条院家側は誰も知らなかった。
理由は判る。醜聞になるとして闇に葬ったのだろう。なにせ此度、来栖伯爵家令息に舞い込んだ縁談の相手は、あの九条院侯爵家のご令嬢だ。
旧清華家の流れを汲んだ公家華族だけでも十二分に婚姻関係を結ぶ価値はある。それに現在の当主である梅継氏は外務大臣を務め、さらには遣り手の経営者としても名を馳せていた。縁を持っておいて損は無い。いや、むしろ誰もが躍起になって縁談を纏めようと、またライバルを蹴落とそうと水面下で火花を散らしている最中だ。
そんな中での見合い話。どうにか縁談を纏めようと、来栖伯爵家側も必死なのは見え見えだ。なので、その見合い相手になる海の不祥事とも言える芸者との関係を隠しきって本日を迎えたということは想像に難くない。
「というわけですので、僕には良く判るのですよ。貴女が決して報われぬ恋をしていることを」
「────馬鹿にしないでいただけますか?」
苛立ちのままに出たのは、少女自身も驚くような低い声。婚約者も驚いたようで目を円くしていた。深窓の令嬢だと思っていたか弱い小娘が、こんなにも声を荒らげるとは思ってもみなかったのだろうか。
「遊びと本気の違いも判らず芸者に入れ込んだ貴方と、わたくしを一緒になさらないでくださいと言っているのですが何か?」
「………ほら、やはり貴女は道ならぬ恋をしていたではありませんか」
「!」
その一言で、ようやくこれが罠だったことに少女は気付く。
鎌をかけて望む答えを引き出せたことに満足したのか、彼女の婚約者はそっと縁側の向こうに広がる庭を眺めていた。
そういえば、と少女は思い出す。細身の体型を英国製の背広に包んでいる彼は、現在商工省(※現在の経済産業省)に勤めているそうだ。
今のところは一般の職員とは言えども、少女よりよっぽど駆け引きに慣れていて当然だろう。
「何か勘違いされているようですので弁解させてください。僕が芸者に入れ込んでいたのは本当のお話ですよ」
「…………」
嘘を吐く時は、真実を元にするのが理論だ。で、あるならば、今の話にはどこかしら真実が含まれていなければおかしい。
「……でしたら、どうだと言うのでしょう」
「ですから、今後貴女が誰に恋をしようが誰を愛そうが、僕は何も言うつもりなどございません」
「は、」
「どうぞお好きなようになさってください。僕は見てみぬふりをするので────貴女の願いを叶えられてください」
貴女の、願いとは──
「わたくしの……」
「ええ、そうです。貴女は僕を隠れ蓑に、僕は貴女を隠れ蓑に。お互いに好きにしようじゃないですか」
それは本当のことなだろう。少々地味だとは思うが、綺麗に整った顔立ちに乗せた表情からは、誠実さが充分伝わってきたから。
「どうせ結婚など、この国では家同士の盟約以上に意味など持たないでしょう。最低限の義務だけこなして、後は新聞記者に嗅ぎ付けられない程度に事を荒立てなければよろしいだけですから」
「………」
ふう、と溜め息。
少女は何を思っているのだろう。そっと目を伏せて、静かに顔を横に向ける。
婚約の締結場所として選ばれたこの場所には、立派な日本庭園が存在していた。無造作に置かれているように見えて、その実すべてを計算して配置された木々や小池が涼しげな風を運んできてくれる。
少女の生家である九条院家の敷地にも日本庭園はあるが、ここより手は込んでいない。現在の当主である少女の父が、かつて留学した英国に強く影響されているからだろうか。それとも──
「………靴を」
「?」
「靴を、隠したのです」
不意に脈絡の無い話が少女の口から飛び出して、青年はきょとんと目を瞬かせながら首を傾げた。
いったい、なぜ彼女はあの話の流れで「靴を隠した」などと言ったのだろうか。
話の筋が読めずに困惑する婚約者を視界の端に収め、少女は諦めたように体の力を抜く。
牡丹の模様が華やかさを添える総絞りの振り袖が、随分と重たく体にのし掛かるような気がした。
「海さま。残念ながら、たとえ貴方からの許しがあったとしても。わたくしの恋が成就することはありえません」
少女の脳裏に思い浮かんだのは、自身が初めての恋を捧げた相手。
もう、二度と。手の届かない場所へ行ってしまった美しい少年のこと……
「それは、なぜ?」
「なぜもなにも…………初恋は実らないと……よく言うでしょう?」
──────貴女との会話もこれで最後、
「だって、わたくしが恋をした相手は───」
そこまで言っておきながら、躊躇うように息を詰まらせた。少女は遠い過去の中で、瑞々しく輝く“彼”との記憶に想いを馳せる。
朱色と青色が交じり合う朝焼けに染まった空の下で、明星輝く宵の空のような青灰色の瞳が無感動にじっと見つめてくる光景を……
──────私はもう二度とこの家の敷居を跨がぬつもりで出ていきます
ではさようなら。と、素っ気ない一言であっさりと自分を見捨てて行った少年が。少女の大切な初恋の相手が、生家を出て遠いところに行ってしまったあの日のことを……
「わたくしが初めての恋を捧げた相手は────血の繋がった実の兄だったからですよ」
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