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風をつかまえたWeb面接、予想外の旅立ち
早すぎる朝10時 Web面接1
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翌日、早すぎる朝10時、メッセンジャーからWeb電話コールがあった。
(おれは11時まで早朝だ・・)
「わたし、ピンクピッグファームのシンイーいいます。C国では経営役員でした」
「はい」
(少し美人タイプだ。朝早すぎて、言葉が出ない・・)
大江レンはパソコンディスプレイカメラの自分の写り具合を調整しながら応える。
「・・・・
・・・・・
お、お、おはようございます。「大江レン」です。よろしくお願いします」
(知らない人と、朝から話すと、おれの人格がズレる。やめたい・・)
「初めまして、わたしはファームの日本進出にあたって、総務から採用までなんでもしています。今、わたしの国で輸出している人気商品を日本でも製造します。ご興味ありますか?」
「はは、はい」
(質問されるのは憂鬱だ・・)
「当ファームは国際企業で日本語がすかししかできない人もタクサンいます。ご安心ください」
(本当は誰とも話たくない・・
いざとなれば自室に篭ろう。安心だ・・・・。)
「当ファームカラーはピンクです。ホワイトピンクと言ってもイイです。今回の面談のためディスプレィの輝度をわたしの背景のピンクが一番綺麗に見えるように妖精ください」
(変な会社だな・・)
「説明をまちがえました。当ファームには妖精ちゃん。フェアリーがいます」
「レンさんはパソコンかスマホのディスプレイの明るさをチョウセイして、出来るだけ明るくしてください」
なぜするのか、わかないまま、ディスプレイを明るくする。
(本当は明かるい色は嫌いだが、シンイーさんの肌が明るくなった。
胸のあたりに視線がいく。相手もおれの視線がわかっているだろう)
突然。
「わたしをご覧いただきありがとうございます。
当ファームは色に敏感な人を歓迎します。特にピンク系です」
女性は色覚で赤が数種の色覚素があるという。男性は赤色に鈍感である。
しかし、男性で赤系の配色に繊細だとモテるという。
(駅までの学生がとおる歩道で、視線をそらされるのと大違いだ。
なぜか、おれを気に入ってくれた。不思議な誘惑。
キャッチセールスの気配で、怖いかも・・)
「レンさん。我がファームではあなたのような若い種付け力が必要です。今までのあなたのスキルやキャリアは関係ないです。むしろ・・・・」
(あれ、変な話になっている。
小説では聞いたことがあるけど「種付け」と女性から言われるなんて・・
体は正直に古いパソコンを強制終了「OFF」にしよう手が出るが、
大脳の一部が止める。生理的欲求「種付け」のキーワードが女性の口から出る驚きに、怖くて下の方も立たない。
でも続きを聞いたい!
「レンさんは草食系の男子ではないですね」
「もちろんです。はい。ぼくは体力には自信があります。
一時体育系の公務員を目指していましたが、ペーパーテストで落ちました。運動は好きでした」
この数年運動をしていながセールトークだと割り切る。
生涯ではじめて営業をした。おれの笑顔が引きつっている。
(緊張がバレバレだが、話が続けばそれでいい)
「ありがとうございます。自動車免許があり、日本語ができる若い男性はファームで優遇します」
(誰でもよくて、瞬時で決まるなんて・・。
聞き間違いではないだろうか。やっぱり怪しい会社だ)
「これからの面談とテストのあと、3日後に来社となりますが入ファームへのテストを受けますか?」
(今は家を出たいだけ、それが簡単テストでかなえられれば大歓迎だ)
「はい、もちろん受けます」
(Webで遠いところの人だから怖くない、
『ネットワーク&パソコン強制OFF』という切り札はおれがもっている)
ディスプレイの向こうの人だから怖くない。
でも男性だったらやめていただろう。
おばさんだったら・・どうだろうかと自問を繰り返す。
(おれは11時まで早朝だ・・)
「わたし、ピンクピッグファームのシンイーいいます。C国では経営役員でした」
「はい」
(少し美人タイプだ。朝早すぎて、言葉が出ない・・)
大江レンはパソコンディスプレイカメラの自分の写り具合を調整しながら応える。
「・・・・
・・・・・
お、お、おはようございます。「大江レン」です。よろしくお願いします」
(知らない人と、朝から話すと、おれの人格がズレる。やめたい・・)
「初めまして、わたしはファームの日本進出にあたって、総務から採用までなんでもしています。今、わたしの国で輸出している人気商品を日本でも製造します。ご興味ありますか?」
「はは、はい」
(質問されるのは憂鬱だ・・)
「当ファームは国際企業で日本語がすかししかできない人もタクサンいます。ご安心ください」
(本当は誰とも話たくない・・
いざとなれば自室に篭ろう。安心だ・・・・。)
「当ファームカラーはピンクです。ホワイトピンクと言ってもイイです。今回の面談のためディスプレィの輝度をわたしの背景のピンクが一番綺麗に見えるように妖精ください」
(変な会社だな・・)
「説明をまちがえました。当ファームには妖精ちゃん。フェアリーがいます」
「レンさんはパソコンかスマホのディスプレイの明るさをチョウセイして、出来るだけ明るくしてください」
なぜするのか、わかないまま、ディスプレイを明るくする。
(本当は明かるい色は嫌いだが、シンイーさんの肌が明るくなった。
胸のあたりに視線がいく。相手もおれの視線がわかっているだろう)
突然。
「わたしをご覧いただきありがとうございます。
当ファームは色に敏感な人を歓迎します。特にピンク系です」
女性は色覚で赤が数種の色覚素があるという。男性は赤色に鈍感である。
しかし、男性で赤系の配色に繊細だとモテるという。
(駅までの学生がとおる歩道で、視線をそらされるのと大違いだ。
なぜか、おれを気に入ってくれた。不思議な誘惑。
キャッチセールスの気配で、怖いかも・・)
「レンさん。我がファームではあなたのような若い種付け力が必要です。今までのあなたのスキルやキャリアは関係ないです。むしろ・・・・」
(あれ、変な話になっている。
小説では聞いたことがあるけど「種付け」と女性から言われるなんて・・
体は正直に古いパソコンを強制終了「OFF」にしよう手が出るが、
大脳の一部が止める。生理的欲求「種付け」のキーワードが女性の口から出る驚きに、怖くて下の方も立たない。
でも続きを聞いたい!
「レンさんは草食系の男子ではないですね」
「もちろんです。はい。ぼくは体力には自信があります。
一時体育系の公務員を目指していましたが、ペーパーテストで落ちました。運動は好きでした」
この数年運動をしていながセールトークだと割り切る。
生涯ではじめて営業をした。おれの笑顔が引きつっている。
(緊張がバレバレだが、話が続けばそれでいい)
「ありがとうございます。自動車免許があり、日本語ができる若い男性はファームで優遇します」
(誰でもよくて、瞬時で決まるなんて・・。
聞き間違いではないだろうか。やっぱり怪しい会社だ)
「これからの面談とテストのあと、3日後に来社となりますが入ファームへのテストを受けますか?」
(今は家を出たいだけ、それが簡単テストでかなえられれば大歓迎だ)
「はい、もちろん受けます」
(Webで遠いところの人だから怖くない、
『ネットワーク&パソコン強制OFF』という切り札はおれがもっている)
ディスプレイの向こうの人だから怖くない。
でも男性だったらやめていただろう。
おばさんだったら・・どうだろうかと自問を繰り返す。
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