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トロント
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撮影も終わりクルー達も引き上げ、アンディにはアメリカで仕事が入り、シリルが大学へ入って引っ越してしまうと一気に周囲から人が減って寂しく感じたようでルイスは嘆いた。
『シリルが居ないから淋しいよ、アンディは今どこに居るの?』
「今はロスだよ。もうすぐトロントに移動する」
物理的な距離を感じて淋しさを更に募らせたのかルイスは黙ってしまった。
「ルイス?シリルとは会ってないの?」
『シリル、大学の友人達と遊ぶのに忙しいんだ。それに勉強だってしないといけないって。去年の撮影が始まって暫くしてからシリルは変わった気がする。僕の事、鬱陶しくなったのかな……』
シリルが自由に動き出し淋しさが募るばかりで今まで側に居た人と会えなくなってしまった事はルイスに大きな喪失感と不安を与えただろうが、実はシリルは常にルイスの様子を気に掛けていた。
アンディはソファから立ち上がりシリルがくれたルイスの隠し撮り写真を鞄から取り出して見た。どうやって撮ったのかと聞いたら、ルイスに纏わり付いていた同級生が持っていたから取り上げたのだと言った。二年程前の写真で、髪が今より短い横顔のルイスは笑っていた。隣にはシリルが居る。いい写真だった。隠し撮りしていたからこそ撮れた自然な表情。シリルはこれを撮ったヤツは陰湿で気持ち悪いヤツだったけど、写真は凄く気に入っていると言った。写真の中のシリルはいつもと変わらずルイスを見つめている。だがどうして自分にこの写真を託したのかアンディにはその理由が分からない。
「シリルが君を鬱陶しく思うなんてあり得ない。そんな事絶対にない。ただねルイス、シリルだって大人になって行くんだ。君だってそうだよ、色んな人と出逢って成長して行く、良い方向にも悪い方向にもね。シリルはずっと君の心配ばかりをしてきた様だから、少し休ませてあげなよ。またすぐに君と会いたくなってチェスをしようって言ってくるさ。今は環境も変化して自分の事で手一杯だろうから見守ってあげる時期じゃないかな。
そうだ、今度行くトロントの近くにはナイアガラの滝があるんだ。気分転換に来ないかい?時間を作るよ」
落ち込んでいる様子のルイスを元気付ける為にアンディは小旅行を提案した。
『行く!』
こうしてアンディとルイスはカナダで落ち合う事にした。
*
轟々と地響きがずっと鳴り続けている。その音の発生源は不思議な事にその景色だ。見ている景観全体が音を生み出していて自分達の声をも掻き消してしまう。他に類を見ない幅の滝は地上の水を全部持っていってしまうんじゃないかと心配する程の勢いで流れ、人々を圧倒していた。
水が落ちる圧で飛沫が吹き上がり、白い波を逆立てて轟音を立てながら落ちる。滝壺からは随分距離があるように見えるのに、着ているシャツには舞い上がった霧のような水滴が付いた。
「すごい……」
ルイスは圧巻の景色に凄い以外の言葉が出てこないようだった。
「アメリカ側からだと全貌が良く見えないんだよ。カナダ側から見るべきものさ」
サングラスを掛けて帽子を深く被り顔を隠し気味にしてルイスの後ろを付いて歩きながらアンディが説明をした。
「ナイアガラの滝は三つの滝で構成されてる。カナダ滝、アメリカ滝、ブライダルベール滝、一番大きいのが目の前のカナダ滝だよ。五十六メートルの高さから落ちてるから水飛沫が凄い。滝つぼの近くに寄ると服があっという間に濡れてしまうんだ」
そう言って滝つぼ側のフェンスに近寄ったら顔が思った以上に濡れて彼は笑った。
「ははっ、アンディ、サングラスまで濡れてる」
「笑ったな。僕だけなんて不公平だ。ルイスも覗いてご覧よ、滝つぼ」
フェンスに手を掛け身を乗り出して覗くと、水面近くに出っ張った波止場がコンクリートで作られていて赤いライフジャケットを着た沢山の人達がボートに乗りこみ滝へ向かっていた。滝を間近で見たい人はボートに乗って近くまでいける。
「あんなに接近して飲み込まれそうだよ、怖い」
「大丈夫さ、モーター付きのボートだから。ずぶ濡れになるのも楽しいもんだよ」
「近くまで行ったことあるの?」
「ないけど」
「なぁんだ、じゃあ行ってみる?」
このままだとびしょびしょになるだろうフェンスから離れて、肩を竦めて嫌だよ、と言ってアンディは笑った。ルイスも実は濡れるのは得意じゃないと笑った。
展望台に昇って上から一望すると、本当に存在しているのが不思議なほど大きくて何度見ても自然の壮大さを感じる。
「この景色を見てると自分が小さく思えるよね。」
「うん。アンディ……」
「なに?」
「誘ってくれてありがとう」
ルイスは元気が無かった。本人は至って普通に過ごしているつもりだろうが、やはりシリルが居ない寂しさを埋めるのに苦労しているようだ。
テラスの横に有るお土産物屋でアイスワインを何本か購入して一旦ホテルへ帰った。荷物を置いて、少しドレスコードを替えて友人が美味しいよと紹介してくれたレストランへタクシーで向かった。少し雨が降り出してタクシーを降りると足早にレストランのドアを開けた。
少し古い洋館構えのレストランの中は絨毯が続いていて、ドア脇にあったコート掛けにコートを掛けると白髪頭のウェイターが出てきた。六十を越えているだろうか、しゃんとした背筋で如何にも頑固そうなと表現したくなる様な神経質な眼鏡を掛けている。
美味しいレストランと聞いていたのに、レストランの中は人の気配がしない。
「電話で予約したクローです」
「はい、どうぞ」
ウェイターは愛想無く案内した。
壁にはオーナーらしきでっぷりとした小柄な男の人が著名人達と肩を組んだり握手している写真がびっしりと飾られていた。
一抹の不安を持っていたけれどこれ程沢山の著名人達が訪れたなら美味しいはず、そう思ってバーカウンターから一番遠い席を選んで座る。カウンターにはバーテンダーが一人居るが他に客が居ないから会話を丸々横で聞き取られたくない。
メニューを見て数点の料理とワインを頼み、ルイスはブドウジュースを頼んだ。料理は美味しかったが、何か必要かどうか聞いてくるウェイターの様子が変だった。アンディには話しかけるのに、ルイスの注文には頷きさえしない。ルイスは入ってきて注文して大人しく座って食べているだけなのに何故か彼にはちゃんとサーブしないのだ。
気のせいなのかと思っていたけれど、そのウェイターが持ってきたジュースのお替りのサーブの時に、彼の敵意ははっきりと示された。
ワイングラスにジュースは入れられて運ばれてきたが、ルイスが空のワイングラスを渡そうとするとそれを取り上げ、お盆の上で持ってきたグラスの中のジュースを古い空のグラスにその場で注いだのだ。
二人は衝撃を受けた。どこのウェイターがわざわざ入れてきたグラスの中身を使用済みのグラスに注ぐのだ。ピッチャーで持ってきたならまだしも、グラスにいれてわざわざこの店のグラスはこれ以上汚させないとでも言いたげに失礼を承知でしているとしか思えなかった。
「オーナーを呼びたまえ」
アンディは激昂してオーナーを呼びつけた。写真で見たオーナーは体型そのままだが、少し小汚い服装で出てきた。起こった出来事をアンディが彼に説明するとイタリア語でそのウェイターに何やら叱っているのだろうか、言葉は分からなかったけれど、気をつけるから許してやってくれと言われてオーナーはそそくさと引っ込んでいった。
ルイスはあからさまの嫌がらせに顔を真っ赤にしてふるふると肩を怒りに振るわせ耐えていた。可哀想な事をした、連れてくるレストランを間違えたとアンディは後悔した。
帰る時もウェイターはアンディにだけお辞儀をして、ルイスは悔しくて唇を噛んだ。
「少し歩いて帰ろうか」
ルイスは頷いて僕の横をとぼとぼと歩く。
大きな通りをこの時間に歩く人は少なかった。僕は人目を気にせず彼の手を手繰り寄せて繋いだ。
「ごめん、ルイス、今日のレストラン初めてで、あんな酷いウェイターが居るとは知らなかったんだ。僕がちゃんと調べなかったせいだよ、ごめんね」
「アンディは悪くないよ。でも、僕何か気に触る様な事したのかな?どうしてあんなサーブのされ方をしたんだろう、理解できないよ」
「うん、ごめん……。ホテルに帰って飲みなおそう」
繋いだ手は冷たかった。
『シリルが居ないから淋しいよ、アンディは今どこに居るの?』
「今はロスだよ。もうすぐトロントに移動する」
物理的な距離を感じて淋しさを更に募らせたのかルイスは黙ってしまった。
「ルイス?シリルとは会ってないの?」
『シリル、大学の友人達と遊ぶのに忙しいんだ。それに勉強だってしないといけないって。去年の撮影が始まって暫くしてからシリルは変わった気がする。僕の事、鬱陶しくなったのかな……』
シリルが自由に動き出し淋しさが募るばかりで今まで側に居た人と会えなくなってしまった事はルイスに大きな喪失感と不安を与えただろうが、実はシリルは常にルイスの様子を気に掛けていた。
アンディはソファから立ち上がりシリルがくれたルイスの隠し撮り写真を鞄から取り出して見た。どうやって撮ったのかと聞いたら、ルイスに纏わり付いていた同級生が持っていたから取り上げたのだと言った。二年程前の写真で、髪が今より短い横顔のルイスは笑っていた。隣にはシリルが居る。いい写真だった。隠し撮りしていたからこそ撮れた自然な表情。シリルはこれを撮ったヤツは陰湿で気持ち悪いヤツだったけど、写真は凄く気に入っていると言った。写真の中のシリルはいつもと変わらずルイスを見つめている。だがどうして自分にこの写真を託したのかアンディにはその理由が分からない。
「シリルが君を鬱陶しく思うなんてあり得ない。そんな事絶対にない。ただねルイス、シリルだって大人になって行くんだ。君だってそうだよ、色んな人と出逢って成長して行く、良い方向にも悪い方向にもね。シリルはずっと君の心配ばかりをしてきた様だから、少し休ませてあげなよ。またすぐに君と会いたくなってチェスをしようって言ってくるさ。今は環境も変化して自分の事で手一杯だろうから見守ってあげる時期じゃないかな。
そうだ、今度行くトロントの近くにはナイアガラの滝があるんだ。気分転換に来ないかい?時間を作るよ」
落ち込んでいる様子のルイスを元気付ける為にアンディは小旅行を提案した。
『行く!』
こうしてアンディとルイスはカナダで落ち合う事にした。
*
轟々と地響きがずっと鳴り続けている。その音の発生源は不思議な事にその景色だ。見ている景観全体が音を生み出していて自分達の声をも掻き消してしまう。他に類を見ない幅の滝は地上の水を全部持っていってしまうんじゃないかと心配する程の勢いで流れ、人々を圧倒していた。
水が落ちる圧で飛沫が吹き上がり、白い波を逆立てて轟音を立てながら落ちる。滝壺からは随分距離があるように見えるのに、着ているシャツには舞い上がった霧のような水滴が付いた。
「すごい……」
ルイスは圧巻の景色に凄い以外の言葉が出てこないようだった。
「アメリカ側からだと全貌が良く見えないんだよ。カナダ側から見るべきものさ」
サングラスを掛けて帽子を深く被り顔を隠し気味にしてルイスの後ろを付いて歩きながらアンディが説明をした。
「ナイアガラの滝は三つの滝で構成されてる。カナダ滝、アメリカ滝、ブライダルベール滝、一番大きいのが目の前のカナダ滝だよ。五十六メートルの高さから落ちてるから水飛沫が凄い。滝つぼの近くに寄ると服があっという間に濡れてしまうんだ」
そう言って滝つぼ側のフェンスに近寄ったら顔が思った以上に濡れて彼は笑った。
「ははっ、アンディ、サングラスまで濡れてる」
「笑ったな。僕だけなんて不公平だ。ルイスも覗いてご覧よ、滝つぼ」
フェンスに手を掛け身を乗り出して覗くと、水面近くに出っ張った波止場がコンクリートで作られていて赤いライフジャケットを着た沢山の人達がボートに乗りこみ滝へ向かっていた。滝を間近で見たい人はボートに乗って近くまでいける。
「あんなに接近して飲み込まれそうだよ、怖い」
「大丈夫さ、モーター付きのボートだから。ずぶ濡れになるのも楽しいもんだよ」
「近くまで行ったことあるの?」
「ないけど」
「なぁんだ、じゃあ行ってみる?」
このままだとびしょびしょになるだろうフェンスから離れて、肩を竦めて嫌だよ、と言ってアンディは笑った。ルイスも実は濡れるのは得意じゃないと笑った。
展望台に昇って上から一望すると、本当に存在しているのが不思議なほど大きくて何度見ても自然の壮大さを感じる。
「この景色を見てると自分が小さく思えるよね。」
「うん。アンディ……」
「なに?」
「誘ってくれてありがとう」
ルイスは元気が無かった。本人は至って普通に過ごしているつもりだろうが、やはりシリルが居ない寂しさを埋めるのに苦労しているようだ。
テラスの横に有るお土産物屋でアイスワインを何本か購入して一旦ホテルへ帰った。荷物を置いて、少しドレスコードを替えて友人が美味しいよと紹介してくれたレストランへタクシーで向かった。少し雨が降り出してタクシーを降りると足早にレストランのドアを開けた。
少し古い洋館構えのレストランの中は絨毯が続いていて、ドア脇にあったコート掛けにコートを掛けると白髪頭のウェイターが出てきた。六十を越えているだろうか、しゃんとした背筋で如何にも頑固そうなと表現したくなる様な神経質な眼鏡を掛けている。
美味しいレストランと聞いていたのに、レストランの中は人の気配がしない。
「電話で予約したクローです」
「はい、どうぞ」
ウェイターは愛想無く案内した。
壁にはオーナーらしきでっぷりとした小柄な男の人が著名人達と肩を組んだり握手している写真がびっしりと飾られていた。
一抹の不安を持っていたけれどこれ程沢山の著名人達が訪れたなら美味しいはず、そう思ってバーカウンターから一番遠い席を選んで座る。カウンターにはバーテンダーが一人居るが他に客が居ないから会話を丸々横で聞き取られたくない。
メニューを見て数点の料理とワインを頼み、ルイスはブドウジュースを頼んだ。料理は美味しかったが、何か必要かどうか聞いてくるウェイターの様子が変だった。アンディには話しかけるのに、ルイスの注文には頷きさえしない。ルイスは入ってきて注文して大人しく座って食べているだけなのに何故か彼にはちゃんとサーブしないのだ。
気のせいなのかと思っていたけれど、そのウェイターが持ってきたジュースのお替りのサーブの時に、彼の敵意ははっきりと示された。
ワイングラスにジュースは入れられて運ばれてきたが、ルイスが空のワイングラスを渡そうとするとそれを取り上げ、お盆の上で持ってきたグラスの中のジュースを古い空のグラスにその場で注いだのだ。
二人は衝撃を受けた。どこのウェイターがわざわざ入れてきたグラスの中身を使用済みのグラスに注ぐのだ。ピッチャーで持ってきたならまだしも、グラスにいれてわざわざこの店のグラスはこれ以上汚させないとでも言いたげに失礼を承知でしているとしか思えなかった。
「オーナーを呼びたまえ」
アンディは激昂してオーナーを呼びつけた。写真で見たオーナーは体型そのままだが、少し小汚い服装で出てきた。起こった出来事をアンディが彼に説明するとイタリア語でそのウェイターに何やら叱っているのだろうか、言葉は分からなかったけれど、気をつけるから許してやってくれと言われてオーナーはそそくさと引っ込んでいった。
ルイスはあからさまの嫌がらせに顔を真っ赤にしてふるふると肩を怒りに振るわせ耐えていた。可哀想な事をした、連れてくるレストランを間違えたとアンディは後悔した。
帰る時もウェイターはアンディにだけお辞儀をして、ルイスは悔しくて唇を噛んだ。
「少し歩いて帰ろうか」
ルイスは頷いて僕の横をとぼとぼと歩く。
大きな通りをこの時間に歩く人は少なかった。僕は人目を気にせず彼の手を手繰り寄せて繋いだ。
「ごめん、ルイス、今日のレストラン初めてで、あんな酷いウェイターが居るとは知らなかったんだ。僕がちゃんと調べなかったせいだよ、ごめんね」
「アンディは悪くないよ。でも、僕何か気に触る様な事したのかな?どうしてあんなサーブのされ方をしたんだろう、理解できないよ」
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