恋に落ちる主人と執事 -美しすぎる伯爵 少年編- 

小鷹りく

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少年編 第1章

主人の熱(3)

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はだけた胸元から顔を覗かせているピンクの突起をじっと見つめるレナードをエリアスは息をあげながら見ていた。

漆黒の中に不思議な花を咲かせる魅惑的な瞳が自分の肢体を愛おしそうに見ている。その指がくれる快感を知っている。早く触って欲しい、舐めて欲しい、そんな卑しい言葉が口から出そうになるから口を固く閉じていたい。だが体は刺激を求め、羞恥心を忘れて快楽に走ってしまえば楽なのに理性を失えず言葉ばかりの抵抗になる。

「レナ……見ないで……」

視姦されるだけで興奮が高まり、自分でもどうすれば良いのか分からず言っている事と裏腹に自分の胸を突き出す混乱したエリアスを見てレナードは堪らず顔を埋めた。

立ち上がった乳首に舌を這わせて乳輪を丁寧にゆっくり舐めあげるとそれだけでエリアスは悶える。

「アッ!んぅ……っ……」

身を捩りながら腰を引きシーツを握り締めて与えられる快感に身体がビクビクと反応する。

「ハッ……んんっ……やっ……」
「沢山感じて大丈夫です。何も恥ずかしいことはありません。薬の所為なのです、全部薬の所為ですから、いっぱい感じていっぱいイってください」

レナードがそう宥めると張り詰めていた糸が切れた様にエリアスは緊張を解いて身体を預けた。

乳頭を口の中に含み舌で転がすレナードの執拗な愛撫に体は逐一反応し声を上げる。美貌の天使はその淫らに主張する部分を触らずともパンツの中をドロドロにしていた。

レナードは胸を舐めただけでイってしまうと思わず、すいませんと荒い息の中主人に謝り、気持ち悪いだろう濡れた下着を脱がせた。

ピンクに立ち上がったそれにまとわりつく白濁した愛液をタオルでそっと拭き取り、べとつく腹回りも綺麗にするが、エリアスの体はまだ収まらず硬いままの欲望を突き出して懇願した。

「イ、イかせて……お願い、レナード……」






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