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少年編 第1章

主人の熱(2)

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「さぁ、着いたよ、エリアス」

ノアが肩を少し揺さぶると朦朧としているエリアスは身動いで顔を上げた。

「ぅうん……」

運転席から飛び出たレナードは空かさずノアの腕を引っ張ってエリアスから遠ざけ、足元の覚束ない主人を抱き抱えて車を降りた。

「レナ……?」

腕の中にいるエリアスの上気した頬はピンク色で布越しにでも分かる解放を求める昂りはレナードの心を掻き乱した。

「エリアス様……もう少しの辛抱です。もうすぐ楽にして差し上げますから……」

潤んだ瞳で抱きつく主人の不安を全て受け止めるレナードはぎゅっと彼を抱き締め返した。

ノアがレナードに何か耳打ちするとレナードはキッとノアを睨み、肩を竦めたノアは彼に任せて大丈夫そうだから帰ろうとライリーに話しかけて邸を後にした。

『薬が入ってるから凄く乱れるだろうけどヤリ過ぎないようにね』

揶揄されてレナードは腹を立てたが、魅惑の主人を目の前にして果たして自分が正気で居られるのか不安に駆られる本性を見透かされている様な気がした。





ゆっくりとベッドに下ろされた主人は内に秘めた熱を何とか逃がそうと声を上げる。

「レナ……苦しい……どうしたら……僕一体どうなるの」

どうやら薬を盛られた事も忘れてしまう程苦しいようだ。すぐにそこから解放してあげたい。

レナ―ドは冷えたタオルを用意してエリアスの頬に当てて優しく声を掛ける。

「エリアス様、大丈夫です、私はここに居ります。すぐに熱を取って差し上げますから」

そう言って苦しそうに汗を掻いている胸元のボタンを全て外し、苦しそうなズボンを脱がせた。

布が擦れるだけで、アァッと感じる声に心がはやる。

胸元の突起は尖ってぷくりと立ち上がり、パンツは一部大きく主張して盛り上がった所から透明な液体が滲み出ていた。

体を捩って悶えるエリアスの白い体にごくりとレナードは唾を飲んだ。


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