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少年編 第1章
執事 戻る
しおりを挟む涙がボロボロ出てくるのをどうにも止められない。
熱い・・・イキたい・・・触られるのも嫌だ・・・でも出したい・・・
僕はもう熱に耐えられなかった。
でも僕の涙を見て公爵は寧ろ興奮度を増している。
ゾッとするのに喘ぐような声しか出てこない。
喋るのさえ辛いんだ・・・レナード・・・早くっ・・・
「あぁ・・・ハァッ・・・もぅ・・・苦しっ・・・。」
僕がそう呟くと、公爵は嬉しそうに微笑んだ。
「そうだろう、そうだろう!じゃぁ熱を下げてあげようね。」
公爵が近づいてくる。
「いやっ・・・だっ・・・。やっめっ・・・っぁ…」
言葉にならない。助けて、レナード、助けて・・・。
公爵の手がするりとシャツを捲ろうとしたその時、物音が聞こえた。
「公爵様?・・・公爵様・・・?こちらにおいでですか?」
この声は、レナードだ!!
僕は一瞬の内に安堵の所為か、意識を手放した。
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