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少年編 第1章
21-主人は嫌がってます
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口にボールが入って、それを頭の後ろで縛られると、声がちゃんと出せない。舌もちゃんと動かせない。
口の端からは唾液だけがどんどん溢れてだらしなく流れて行く…。
怖い!怖い!僕は何をされるんだ?
ノアはどうしてしまったんだ?
恐怖心に追いやられて、身体を動かせず、果てたエリアスはぐったりしていた。
天使の心は裏切りと恐れを知り衰弱気味だ。
曲げられ、縛られた足も痺れてきた。次に何が来るのか想像も出来ない中もう一度声を出してみた。
「んんんっ・・・(もごもご)あぁ、あ、あ、あ、あ・・・」
もうやめてと言ってみても言葉にならない。
涙が溢れてきた。怖いよ、レナード。助けてレナード…。
ノアは泣いているエリアスを見ても今からする事をやめるつもりはないようだった。
プラスティックの器具をエリアスに見せると、それが何か説明した。
「これはね、君に慣れてもらう為の道具だよ。お尻の穴に入れるの。痛くないから安心してね。僕も始めはこれで練習したんだ。大丈夫。心配しないで…」
心配しないでといわれても、何に慣れるんだ?
おかしい、ノアはおかしくなってしまったんだ。
エリアスは目でノアに訴えるが声も出なければ体も動かない。
どうすればやめてくれるのだろう…
その時ドアをノックする音が聞こえた。
「ノア様、ご友人が来られました。」
ノアの執事だっ!
「んんんっ!んんんっ!」
目一杯大きい声を出して見て、繋がれている鎖をジャランジャランと引っ張って音を出す。だがやはり音は届かないのか…
「誰も通すなって言っただろ!!」
ノアは叫んだ。すると執事と誰かの声がする。
「開けろよ!中にエリアスがいるんだろう!?」
「しかし、主人には誰も通すなと言われております…。」
「おい!ノア!!開けろ!中で何してるだ!!」
「ちっ!嫌な邪魔が入ったな…。」
舌打ちをしたノアは親指の爪を噛んで、地団駄を踏んだ。
「せっかくいいところだったのにぃ!」
その言葉が終わるか否か、すごい音でドアが破られた。
ドンッ! ドンッ! ドカッ!!!
ドアは内側に倒れて来た。
そこに立っていたのはライリーだった。
口の端からは唾液だけがどんどん溢れてだらしなく流れて行く…。
怖い!怖い!僕は何をされるんだ?
ノアはどうしてしまったんだ?
恐怖心に追いやられて、身体を動かせず、果てたエリアスはぐったりしていた。
天使の心は裏切りと恐れを知り衰弱気味だ。
曲げられ、縛られた足も痺れてきた。次に何が来るのか想像も出来ない中もう一度声を出してみた。
「んんんっ・・・(もごもご)あぁ、あ、あ、あ、あ・・・」
もうやめてと言ってみても言葉にならない。
涙が溢れてきた。怖いよ、レナード。助けてレナード…。
ノアは泣いているエリアスを見ても今からする事をやめるつもりはないようだった。
プラスティックの器具をエリアスに見せると、それが何か説明した。
「これはね、君に慣れてもらう為の道具だよ。お尻の穴に入れるの。痛くないから安心してね。僕も始めはこれで練習したんだ。大丈夫。心配しないで…」
心配しないでといわれても、何に慣れるんだ?
おかしい、ノアはおかしくなってしまったんだ。
エリアスは目でノアに訴えるが声も出なければ体も動かない。
どうすればやめてくれるのだろう…
その時ドアをノックする音が聞こえた。
「ノア様、ご友人が来られました。」
ノアの執事だっ!
「んんんっ!んんんっ!」
目一杯大きい声を出して見て、繋がれている鎖をジャランジャランと引っ張って音を出す。だがやはり音は届かないのか…
「誰も通すなって言っただろ!!」
ノアは叫んだ。すると執事と誰かの声がする。
「開けろよ!中にエリアスがいるんだろう!?」
「しかし、主人には誰も通すなと言われております…。」
「おい!ノア!!開けろ!中で何してるだ!!」
「ちっ!嫌な邪魔が入ったな…。」
舌打ちをしたノアは親指の爪を噛んで、地団駄を踏んだ。
「せっかくいいところだったのにぃ!」
その言葉が終わるか否か、すごい音でドアが破られた。
ドンッ! ドンッ! ドカッ!!!
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