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少年編 第1章
29-主人と執事のキス
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エリアスはレナードの腕を止めると、彼に向き合うように座りなおした。
そして自分からレナードに口づける。
チュツとバスルームに音が響く。そして、堪らないというようにレナードは深くエリアスの唇を追った。
上下の唇をそのまま一口でかぷりと食べるように愛撫して、上唇を甘噛みし、下唇も甘噛みすると、舌先で上唇の下側を舐める。エリアスはブルッと震えた。
もう一度上唇を噛み、上唇の下側を歯に当たらない程度に舌を入れて舐めると、同じようにまた震える。
「バンペルノ様の弱いところ、見つけました。…ココ」
そう言ってまた同じところを舐めると、エリアスは喘いだ。
「……はっ……んぅ」
また唇を舐めると、ちらりとエリアスの舌が前に出てくる。レナードは舌で彼の舌を誘うように唇ばかり舐めた。
エリアスの舌は誘惑に誘われ、少しずつ前に出てくる。
その度にレナードは美しい顔とその官能的な口元に興奮し、彼をもう犯してしまいたくなるのを必死に我慢する。
彼の唇からチラチラ見え出したピンクの舌は柔らかく、舌で誘うとおずおずと顔を覗かせ、とうとうレナードの舌を探し出した。
今度こそエリアスの舌を絡め取ろうと優しく舌を舐めて行く。
ぴちゃぴちゃと動くたびにバスタブの水が動く音がして、彼らの口元からはもっといやらしい粘膜と粘膜が混ざり合う音が響いた。
ぬちゃぬちゃと言う卑猥な音は鼓膜からエリアスを刺激して、無意識にレナードの舌を追い求める。求められてレナードの舌は唇を犯し、歯列をなぞり、上あごを撫でて、舌を優しくマッサージするように絡ませた。柔らかく絡みあう舌先を時折ちゅっと吸うと、エリアスはもっともっとと彼にすがった。
「口の中が気持ちいい、キスってこんなに気持ちいいんだね……ふっあっ……」
エリアスは思わず呟く。
「誰と比べているのですか?もう私以外にこんな顔を見せたりしないように閉じ込めてしまいたい」
「レナード以外にキスなんてしないよ。レナードも僕以外にキスしたら、執事辞めさせるからね」
「それはもう死刑宣告も同然ですね」
「ふふっ」
もう限界だ、レナードのペニスは雄雄しく立ち上がり今にもはちきれそうに大きくなっていた。
湯船はバスジェルで白く濁っていて見えないが、お互いの立ち上がったものがお互いの腹に当たったり、ペニスに当たったりしている。
「バンペルノ様、もうキスだけでイッってしまいそうです。こうしましょうか?」
そう言うと、レナードは自分のものとエリアスのものをお湯の中で合わせて握った。
キスをしながら、舌を入れたり舐めたりしながら、レナードはその大きな手で二つのペニスに上下運動を与える。
「んぅんぅんぅぅ!!!」
キスをしながら、股間を扱かれてエリアスが喘ぐ。水はすべりが悪いが、二人の肉がぶつかり刺激を与えられてもう耐えられなかった。
「んんんんんんっ―――――!!!!」
「―――あぁ!」
キスしたまま、エリアスは射精した。そしてレナードもそれを見届けると、雄雄しい声で喘ぎ、果てた。
激しい手の動きに生まれたバスタブの波は徐々に消え、顔を真っ赤にした主人はぐったりしている。
「バンペルノ様?! 大丈夫でしたか?」
「……うん、すごい気持ちよかった……。こんなに気持ちいいのは初めてだよ。あの時以来……」
そう言って、ふぅっとエリアスの意識は飛びそうになってふらついた。
「おっと!」
レナードは沈みそうになる主人を抱きかかえ、少しのぼせたのかもしれないと、そのままゲストルームのベッドに連れて入った。
そして自分からレナードに口づける。
チュツとバスルームに音が響く。そして、堪らないというようにレナードは深くエリアスの唇を追った。
上下の唇をそのまま一口でかぷりと食べるように愛撫して、上唇を甘噛みし、下唇も甘噛みすると、舌先で上唇の下側を舐める。エリアスはブルッと震えた。
もう一度上唇を噛み、上唇の下側を歯に当たらない程度に舌を入れて舐めると、同じようにまた震える。
「バンペルノ様の弱いところ、見つけました。…ココ」
そう言ってまた同じところを舐めると、エリアスは喘いだ。
「……はっ……んぅ」
また唇を舐めると、ちらりとエリアスの舌が前に出てくる。レナードは舌で彼の舌を誘うように唇ばかり舐めた。
エリアスの舌は誘惑に誘われ、少しずつ前に出てくる。
その度にレナードは美しい顔とその官能的な口元に興奮し、彼をもう犯してしまいたくなるのを必死に我慢する。
彼の唇からチラチラ見え出したピンクの舌は柔らかく、舌で誘うとおずおずと顔を覗かせ、とうとうレナードの舌を探し出した。
今度こそエリアスの舌を絡め取ろうと優しく舌を舐めて行く。
ぴちゃぴちゃと動くたびにバスタブの水が動く音がして、彼らの口元からはもっといやらしい粘膜と粘膜が混ざり合う音が響いた。
ぬちゃぬちゃと言う卑猥な音は鼓膜からエリアスを刺激して、無意識にレナードの舌を追い求める。求められてレナードの舌は唇を犯し、歯列をなぞり、上あごを撫でて、舌を優しくマッサージするように絡ませた。柔らかく絡みあう舌先を時折ちゅっと吸うと、エリアスはもっともっとと彼にすがった。
「口の中が気持ちいい、キスってこんなに気持ちいいんだね……ふっあっ……」
エリアスは思わず呟く。
「誰と比べているのですか?もう私以外にこんな顔を見せたりしないように閉じ込めてしまいたい」
「レナード以外にキスなんてしないよ。レナードも僕以外にキスしたら、執事辞めさせるからね」
「それはもう死刑宣告も同然ですね」
「ふふっ」
もう限界だ、レナードのペニスは雄雄しく立ち上がり今にもはちきれそうに大きくなっていた。
湯船はバスジェルで白く濁っていて見えないが、お互いの立ち上がったものがお互いの腹に当たったり、ペニスに当たったりしている。
「バンペルノ様、もうキスだけでイッってしまいそうです。こうしましょうか?」
そう言うと、レナードは自分のものとエリアスのものをお湯の中で合わせて握った。
キスをしながら、舌を入れたり舐めたりしながら、レナードはその大きな手で二つのペニスに上下運動を与える。
「んぅんぅんぅぅ!!!」
キスをしながら、股間を扱かれてエリアスが喘ぐ。水はすべりが悪いが、二人の肉がぶつかり刺激を与えられてもう耐えられなかった。
「んんんんんんっ―――――!!!!」
「―――あぁ!」
キスしたまま、エリアスは射精した。そしてレナードもそれを見届けると、雄雄しい声で喘ぎ、果てた。
激しい手の動きに生まれたバスタブの波は徐々に消え、顔を真っ赤にした主人はぐったりしている。
「バンペルノ様?! 大丈夫でしたか?」
「……うん、すごい気持ちよかった……。こんなに気持ちいいのは初めてだよ。あの時以来……」
そう言って、ふぅっとエリアスの意識は飛びそうになってふらついた。
「おっと!」
レナードは沈みそうになる主人を抱きかかえ、少しのぼせたのかもしれないと、そのままゲストルームのベッドに連れて入った。
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