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少年編 第1章

9-主人は乱れる

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パンツから出しただけなのに、エリアスのそれからは透明な汁が湧き出ようとしていた。

「感じているんですね……」

「う……恥ずかしいょ」

「大丈夫です、最初は皆んな恥ずかしいんです」


レナードは心が躍るようだった。この状況下で身を預けてくれる彼の信頼と彼の可愛らしさを独占している事が何より堪らなかった。夢にまで見た天使の身体に私は今から触れる。


指が愛しさに震えて止まらない。


今からする行為の邪魔にならないようにパンツをずり下ろす。


自分のものよりも少し小ぶりだが、ドクドクと脈を打って熱いそれも愛しくて仕方ない。


軽く握り、エリアスが逃げてしまわないように背後から左手で腰を捕まえた。


「今から動かしますね…。」

「うん、…その…人に触られるの初めてだから、ゆっくり、して…」


「はい、もちろん、優しくお教えします」


レナードは軽く握ると、そっと優しく上下に動かし始めた。


触って握った途端エリアスのそれはどんどん透明な蜜を溢れさせる。


舐めてしまいたい衝動を抑えるのが大変だ。

「あっ、あっ、レナッ、これ、刺激がっ……」

「強いですか?」

エリアスは首をブンブン横に振る。

「気持ちよくて、すぐに出してしまいそう」


消え入るように主人が呟く。


「こうやって、ほら、見てください?感じると、透明な蜜が出てくるでしょう?この蜜の力を借りて滑りを良くするんです」


透明な液体は手の摩擦を助けて、柔らかい扱きに淫らな音を生み出していく。


ちゅくん、ちゅくんと、レナードの指が上下するたびに音を漏らす。


「んぅ……ぁっ……ぁっ……」


漏れ出る音と自分の声は耳からも彼を犯し、見てくださいと言われてちらりと下を見たらレナードの指がいやらしく動かされていて、エリアスは堪らず腰が引けてしまう。


だがレナードに抱きしめられているので逃げられない。


「…あっ……ふっ…もぅ…出したいょ…」


涙目になったエリアスは左肩を振り返り、レナードとキスをするかのように顔を近づけて懇願した。


「もうちょっとだけ、我慢してください。そうすれば、もっと気持ちよくなりますから」


そううそぶいて、レナードはエリアスがイケないように、指で作った輪っかで、熱を閉じ込めた。


もっと淫らに乱れる貴方を見ていたい…キスもできそうなこの距離で……


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