僕の詩

小鷹りく

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砂を浴びて

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痛い、苦しい、助けてと、
嘆いて、もがいて、縋っても
他人に救えないイタミは
言葉にしてやっと手放せる

でも吐く場所がない

流れる血の黒さに、醜さに
目を覆いたくなる

毒を抜かねばやがては内から腐ると知っていて
内に秘めるは愚行だろう

内臓を蝕み、心を蝕み、体を蝕む、その憎しみは
増幅し続けやがては殻を破って撒き散らされる

己の心を踏みにじり 沼へと足を踏み入れるなら

吐いてしまえ

纏わりつく闇を引き剥がして
言の葉を作って
川に流して消えてしまえ

孤独が怖いのに
寄り添われるとなお怖い

傷つけてしまうなら
己を引き裂く方がいい

そう思って引き裂いても
内から生まれる毒は消えない

嗚呼,どうすればこの苦しみは消える



どうすれば 






僕は






救われる

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