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第二章 王国動乱
ある戦場にて
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「始まって、しまいましたか・・・」
戦場の反対側、そこで始まった戦いの様子を見詰めながらヘイニー・ユークレールはそう呟く。
その戦いの様子は遠く詳しく窺うことは出来なかったが、どうやら一方的にやられそうだったこちらの部隊を、後からやってきた援軍が救うという展開になっているようだった。
「ヘイニー様、よろしかったのですか?このような戦いに参加して・・・」
どうやら味方の部隊が壊滅する光景を見ずに済みそうだと安堵しているヘイニーに、その背後で控えていたエクスが声を掛けてくる。
戦場という事で完全武装しているヘイニーと違い、彼女の格好は普段とさほど変わらず、違いがあるとすればいつ敵が来てもいいようにと手にしているその得物ぐらいであった。
「確かに、王位を巡って争う王族達の戦いなど私達には何の関係ありません。ですが私の娘、オリビアはジーク・オブライエンの手の中にある。その彼からこの戦いへの助力を請われては、断る訳にはいかないでしょう?」
こんな戦いにヘイニーが参加する謂れはない、エクスはそう口にしては彼に引き返すように望んでいる。
しかしそんなエクスに対しヘイニーは困ったように首を横に振ると、この戦いから逃れる訳にはいかないのだと口にしていた。
「・・・ならば私に命令下さい、オリビア様を救出せよと。マスター共々、必ずや救ってご覧にいれます」
ヘイニーがこの戦いに参加しているのは、娘であるオリビアがジークの手にあるからだ。
であるならば、彼女を救いさえすれば彼がこの戦いに参加する理由はなくなる。
そう信じ、エクスは胸に手を当てては命令を望んだ、オリビアを救出せよというその命令を。
「・・・前にも言った通り、それは出来ません」
「っ!ですが、ヘイニー様!!」
しかしその案は以前にも提案され、そして却下されたものであった。
そのため当然、ヘイニーはそれを却下する。
予想されたその反応にもエクスは食い下がろうとするが、それをヘイニーは腕を掲げて制していた。
「それにユーリさんをどう見つけ出すつもりですか、エクスさん?彼は今、どうやら懲罰部隊の指揮官をやらされているようです。懲罰部隊はその性質上、どのような任務に就き、どのような戦場にいるか秘匿される・・・仲間による救出を警戒するためにね。その彼をどうやって見つけ出そうというのです?」
「そ、それは・・・」
ユーリが王殺しの罪状で捕まり、懲罰部隊の指揮官をやらされている、そこまではヘイニー達も掴んでいた。
しかしその先、彼が今どこでどのような任務に就いているのか、それは彼らには見当もつかなかったのである。
ユーリがそんな罪を犯していないと確信しており、彼に救出すること自体にはヘイニーにも異論はない。
しかしそんな状態でどうやってユーリを救出するのだと尋ねるヘイニーに、エクスは俯き言葉を詰まらせる。
「ユーリさんがいれば、そんな情報もたちどころに手に入ったのでしょうが・・・そのユーリさんがいない今、私達にはどうしようもないのです」
誰が今どこでどうしているのか、そうした情報を手に入れる手段をヘイニー達は全てユーリの力に頼っていた。
その彼が居ない今、彼らにそうした情報を手に入れる手段はない。
救出すべきユーリの情報を手に入れるために、ユーリの存在が必要となる、その矛盾した状況にヘイニーは静かに肩を竦めていた。
「それに・・・彼らを見てください。ここから貴方がいなくなってしまったら、私達はどう戦えばいいのです?」
主人であるユーリを助け出すのが難しい、それをヘイニーからまざまざと教えられたエクスは落ち込み俯いている。
そんな彼女に対し、ヘイニーは周りを見てみるように促していた。
そこには、つい先日起こったばかりの邪龍騒乱によって受けた傷がまだ癒えきっていない兵士達の姿があった。
「貴方がいなければ、彼らは戦う術を持ちません。そうなれば彼らは死ぬしかない・・・エクスさん、ここはどうか堪えてください」
「・・・分かり、ました」
この戦いのため、ヘイニーの領地であるキッパゲルラから連れてこられた彼らはしかし、とてもではないが戦える状態ではなかった。
そんな彼らがエクスという守り神まで失えば、その希望すら失い瞬く間に瓦解してしまうだろう。
エクスの肩へと手をやり訴えかけるようにその事実を告げるヘイニーに、エクスは唇を噛みしめると静かに頷いていた。
「・・・敵が引いていく、今はまだ様子見という段階なのでしょう。あぁ、こんな時に自由に動けてユーリさんの情報を探ってこれるような誰かがいてくれたら・・・」
ふと戦場へと目をやれば、対面に対陣していた敵軍の兵士達が引いていく様子が映っていた。
彼らの様子を見れば、本格的な戦いはまだまだ先になる事が分かる。
しかしだからといって、ヘイニーやエクスがこの場から動く訳にはいかないだろう。
ヘイニーは頭を抱え呟く、こんな時に誰か自由に動ける人間がいれば、と。
「「はーい、はいはーい!ここ!ここにいるよ、ここー!!!」」
そんな彼の苦悩の呟きに応えるように、彼のすぐ近くから底抜けに明るい声が響く。
そちらへと彼が目をやればそこには、自分達の存在をアピールするようにぴょんぴょんと飛び跳ね、必死に両手を振っている黒と白の獣耳少女の姿があった。
戦場の反対側、そこで始まった戦いの様子を見詰めながらヘイニー・ユークレールはそう呟く。
その戦いの様子は遠く詳しく窺うことは出来なかったが、どうやら一方的にやられそうだったこちらの部隊を、後からやってきた援軍が救うという展開になっているようだった。
「ヘイニー様、よろしかったのですか?このような戦いに参加して・・・」
どうやら味方の部隊が壊滅する光景を見ずに済みそうだと安堵しているヘイニーに、その背後で控えていたエクスが声を掛けてくる。
戦場という事で完全武装しているヘイニーと違い、彼女の格好は普段とさほど変わらず、違いがあるとすればいつ敵が来てもいいようにと手にしているその得物ぐらいであった。
「確かに、王位を巡って争う王族達の戦いなど私達には何の関係ありません。ですが私の娘、オリビアはジーク・オブライエンの手の中にある。その彼からこの戦いへの助力を請われては、断る訳にはいかないでしょう?」
こんな戦いにヘイニーが参加する謂れはない、エクスはそう口にしては彼に引き返すように望んでいる。
しかしそんなエクスに対しヘイニーは困ったように首を横に振ると、この戦いから逃れる訳にはいかないのだと口にしていた。
「・・・ならば私に命令下さい、オリビア様を救出せよと。マスター共々、必ずや救ってご覧にいれます」
ヘイニーがこの戦いに参加しているのは、娘であるオリビアがジークの手にあるからだ。
であるならば、彼女を救いさえすれば彼がこの戦いに参加する理由はなくなる。
そう信じ、エクスは胸に手を当てては命令を望んだ、オリビアを救出せよというその命令を。
「・・・前にも言った通り、それは出来ません」
「っ!ですが、ヘイニー様!!」
しかしその案は以前にも提案され、そして却下されたものであった。
そのため当然、ヘイニーはそれを却下する。
予想されたその反応にもエクスは食い下がろうとするが、それをヘイニーは腕を掲げて制していた。
「それにユーリさんをどう見つけ出すつもりですか、エクスさん?彼は今、どうやら懲罰部隊の指揮官をやらされているようです。懲罰部隊はその性質上、どのような任務に就き、どのような戦場にいるか秘匿される・・・仲間による救出を警戒するためにね。その彼をどうやって見つけ出そうというのです?」
「そ、それは・・・」
ユーリが王殺しの罪状で捕まり、懲罰部隊の指揮官をやらされている、そこまではヘイニー達も掴んでいた。
しかしその先、彼が今どこでどのような任務に就いているのか、それは彼らには見当もつかなかったのである。
ユーリがそんな罪を犯していないと確信しており、彼に救出すること自体にはヘイニーにも異論はない。
しかしそんな状態でどうやってユーリを救出するのだと尋ねるヘイニーに、エクスは俯き言葉を詰まらせる。
「ユーリさんがいれば、そんな情報もたちどころに手に入ったのでしょうが・・・そのユーリさんがいない今、私達にはどうしようもないのです」
誰が今どこでどうしているのか、そうした情報を手に入れる手段をヘイニー達は全てユーリの力に頼っていた。
その彼が居ない今、彼らにそうした情報を手に入れる手段はない。
救出すべきユーリの情報を手に入れるために、ユーリの存在が必要となる、その矛盾した状況にヘイニーは静かに肩を竦めていた。
「それに・・・彼らを見てください。ここから貴方がいなくなってしまったら、私達はどう戦えばいいのです?」
主人であるユーリを助け出すのが難しい、それをヘイニーからまざまざと教えられたエクスは落ち込み俯いている。
そんな彼女に対し、ヘイニーは周りを見てみるように促していた。
そこには、つい先日起こったばかりの邪龍騒乱によって受けた傷がまだ癒えきっていない兵士達の姿があった。
「貴方がいなければ、彼らは戦う術を持ちません。そうなれば彼らは死ぬしかない・・・エクスさん、ここはどうか堪えてください」
「・・・分かり、ました」
この戦いのため、ヘイニーの領地であるキッパゲルラから連れてこられた彼らはしかし、とてもではないが戦える状態ではなかった。
そんな彼らがエクスという守り神まで失えば、その希望すら失い瞬く間に瓦解してしまうだろう。
エクスの肩へと手をやり訴えかけるようにその事実を告げるヘイニーに、エクスは唇を噛みしめると静かに頷いていた。
「・・・敵が引いていく、今はまだ様子見という段階なのでしょう。あぁ、こんな時に自由に動けてユーリさんの情報を探ってこれるような誰かがいてくれたら・・・」
ふと戦場へと目をやれば、対面に対陣していた敵軍の兵士達が引いていく様子が映っていた。
彼らの様子を見れば、本格的な戦いはまだまだ先になる事が分かる。
しかしだからといって、ヘイニーやエクスがこの場から動く訳にはいかないだろう。
ヘイニーは頭を抱え呟く、こんな時に誰か自由に動ける人間がいれば、と。
「「はーい、はいはーい!ここ!ここにいるよ、ここー!!!」」
そんな彼の苦悩の呟きに応えるように、彼のすぐ近くから底抜けに明るい声が響く。
そちらへと彼が目をやればそこには、自分達の存在をアピールするようにぴょんぴょんと飛び跳ね、必死に両手を振っている黒と白の獣耳少女の姿があった。
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