32 / 61
蜜月
ブレンダの選択
しおりを挟む
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ま、まだなの?もう、意識が・・・」
補修の終わっていない耐毒スーツには、その空いた隙間から毒気が中へと染み込んでくる。
それらとスーツによって浄化された空気は混ざり合って、結果とし薄められた毒気を中の人間は吸うことになっていた。
それは即座に毒気にやられ意識を失うような状況にはなりはしないが、真綿で締めるように徐々に中の人間の意気を削いでいく。
荒い呼吸を続けているそのスーツを身に纏った人間、アレクシアの意識は吸い込み続けた毒気に、もはや朦朧という段階を過ぎていた。
その足取りはふらふらと彷徨うばかりで、前に進むのも覚束ない。
しかしアレクシアはそれを意志の力だけで、何とか前へと進み続けていたのだった。
「そんな、ここまで・・・来て・・・私は・・・」
それも限界を迎える。
霞んだ目で前を見つめ続けていたアレクシアも、そこに森の木々が映るばかりとなれば、やがて諦めの気持ちも芽生え始めてしまう。
そうした気持ちは、薄らいだ意識には致命傷にもなるだろう。
揺らいだ気持ちに縺れた足は彼女の身体を地面へと打ち付けて、二度とは立ち上がらせない。
周囲の地面を掴むようにしてもがく彼女も、その身体を再び持ち上げる力は既に残ってはいなかった。
「ごめんね、ブレンダ・・・」
急激に薄れていく意識に、彼女が最後に口にしたのは残していく妹の名前だった。
「・・・お姉様?」
そう唐突に呟き、彼方へと振り返ったブレンダは一体何を感じ取ったのか。
しかし少なくともその胸に去来した、得も言われぬ不安感は間違いないものであった。
「ブレンダ殿、どうかなされたのでござるか?」
「うぅん、何でもない。それよりダンカン、お姉様を見なかった?さっきから探してるんだけど、どこにも見当たらないの」
自らの所へやって来るなり、明後日の方角を見つめては何やら呟いているブレンダに、ダンカンは不思議そうにそう尋ねている。
彼の言葉に自らの胸に去来した不安を振り払うように首を振ったブレンダは、姉であるアレクシアの居場所を尋ねていた。
「アレクシア殿でござるか?それなら先ほどスーツを着込んで外に向かわれるのを見ましたが・・・」
「お姉様が外に!?どうして止めなかったの!!?」
アレクシアの居場所を尋ねるブレンダに、ダンカンは丁度先ほど見かけたと答えている。
その回答にブレンダは叫び声を上げると、ダンカンへと食って掛かっていた。
そんな彼女の反応に、ダンカンは訳が分からないと目を白黒とさせている。
「止めるも何も・・・もうスーツも直っておるのではござらんか?アラン殿が出て行かれた以上、もはや我々は彼女に頼るほかござらんし・・・止める訳にも」
「直ってないわよ!!それぐらい気付かなかったの!?あぁもう、だから頼りにならないって言うの!!」
「そんな、ではアレクシア殿はどうして・・・」
食って掛かってくるブレンダの反応に、ダンカンは驚きと戸惑いを見せるばかり。
何故なら彼は、アレクシアが直ったスーツを身に纏って外へと向かったと考えていたからだ。
それを否定するブレンダは、アレクシアを止めなかったダンカンに頭を抱えて嘆いていた。
「それで!お姉様はどこに向かわれたの!!連れ戻してこないと!!」
「それは例の遺跡に向かわれると・・・ま、待たれよブレンダ殿!?今、何と申されました!?」
ブレンダは勢いのままに、アレクシアが向かった先について尋ねている。
それに押されるままに答えたダンカンはしかし、決して聞き逃してはならない彼女の言葉を慌てて聞き返していた。
「決まってるでしょ!お姉様を連れ戻すって言ったのよ!!遺跡の探索なんてただでさえ危険なのに、不完全な装備で向かうなんて自殺行為だわ!!行って、連れ戻してこないと!!」
「そ、それは分かるでござるが・・・しかし我らはこの村から出ることなど出来ないではござらんか!それをどうなされるおつもりなのでござるか、ブレンダ殿!!」
ダンカンがそれを聞き返したのは、それを聞き逃したからではなく信じられなかったからだろう。
しかし彼のそんな希望も空しく、彼女は改めてはっきりとそれを告げていた。
自らでアレクシアを連れ戻すという、その決意を。
「スーツなら他にも何着か残ってる、それを使うだけよ」
「し、しかしですなブレンダ殿!そのスーツは、既に機能を失っているという話では!?まさか、わしの知らない生きたスーツが他にもまだあったのござるか!?」
自分達にこの村から出ることは不可能だと口にするダンカンに、ブレンダは耐毒スーツを着用すれば問題ないと返している。
それは確かに道理であったが、この村にはそのスーツはアレクシアが着用している一着しか残っていない筈であった。
「そんなのある訳ないでしょ!!機能が死んだスーツでも気休めにはなるわ!少しだけ外に出ても大丈夫なぐらいにはなる筈でしょ!」
「そ、それは無茶というものですぞブレンダ殿!!そんなスーツなど気休めにもならない、それはブレンダ殿が一番ご存じなはずではないですか!!そんなものを着込んで遺跡まで向かおうなど、土台無理な話ですぞ!!」
そしてそのダンカンの懸念は、どうやら間違いなかったらしい。
ブレンダはそんなスーツなど存在しないことを認めると、自分は機能の死んだスーツを着込んで外へと赴こうとしていること白状していた。
しかしそれは、どう考えても自殺行為だ。
確かに外気を遮断し、多少なりともスーツの内側へと空気を溜め込むことの出来るそれを着込めば、何もしないよりは外で活動することも出来るだろう。
事実ブレンダはそれを着込んで、村の近くに生えている薬草を収集することもあった。
しかし、それとこれとは話が違う。
村から遺跡までは距離があるし、何よりそこにはそれ相応の危険が待っているだろう。
そんな場所に、不完全な装備で向かうなど自殺行為に他ならないからだ。
「そんなの分かってるわよ!!私が一人で遺跡に向かったって、お姉様は連れ帰ってこれない・・・でも、それが出来る奴が一人いるでしょ?私はそいつに話をつけに行くのよ!」
「そんなことが出来る人間が・・・?ま、まさかブレンダ殿!?」
それはブレンダも理解している。
彼女はどうやら遺跡に向かうのではなく、別の場所に向かうことでアレクシアを連れ戻そうと考えているようだった。
「ふふん、そのまさかよ!あいつに・・・アランにお姉様を連れ戻させるの!!あいつならそれくらい、訳ない筈でしょう?」
その人物とは、アラン・ブレイクその人だ。
こんな世界でも何不自由なく出歩くことが出来、その能力を十全に発揮できる彼ならば、遺跡に向かったアレクシアを連れ戻すことも可能だろう。
そうブレンダは、自信満々に言い切っている。
「し、しかしですなブレンダ殿!彼とはその・・・喧嘩別れをしたばかりで、はたして引き受けてくれるでござろうか?」
しかしそれには、明らかな見落としが一つ存在した。
それはアランが、それを引き受けてくれるのかという事であった。
彼とは喧嘩別れし、この村を出て行かれたばかりなのだ。
そんな彼が危険を冒してまで、アレクシアの救出という仕事を請け負ってくれるとは思えない。
「・・・他に方法があるの?」
「そ、それはそうでござるが・・・しかしですな、余りに見込みが低すぎるのではござらんか?それに危険を冒すのは、正直どうかと・・・」
「何もしなければ、お姉様を失うだけでしょう!!だったら見込みが薄くても、とにかくやるの!それに・・・」
見込みが薄くとも、ブレンダはとにかくやると言って聞かない。
それはそれ以外に、彼女を救出する手段が考えられないからであった。
そんな彼女を何とか引き留めようとするダンカンに、ブレンダは何か考えるように顎へと手をやっていた。
「それに・・・何ですかな、ブレンダ殿?」
「うぅん、何でもない。それより急ぐわよ!!早くしないと、お姉様が!!」
ブレンダが口にした意味深な言葉を、ダンカンも聞き逃してはいない。
しかし彼にそれを問われたブレンダは、首を横に振ってはそれを誤魔化すと、こんな事している時間も惜しいと駆け出していた。
「ま、待ってくだされブレンダ殿!!せめて、わしだけでもお供を!!」
「無理に決まってるでしょ!!あんたみたいな無駄にでかい図体をしまえるようなスーツなんて、ないに決まってるじゃない!!」
「そ、そんなぁ・・・」
足早に立ち去っていくブレンダを慌てて追いかけるダンカンは、せめて自分だけでも彼女についていこうと追い縋っている。
しかし彼のような巨体の持ち主が着用出来る耐毒スーツは、この村には残されていない。
それすらも着こまずに村の外へと赴くのは、もはや自殺行為を超えてただの自殺となってしまう。
それを知らされたダンカンを情けない声を上げながらも、彼女の背中を追いかけ続けていた。
それからブレンダがこの村の門を潜り外へと向かうまでに、そう長い時間は掛からなかった。
補修の終わっていない耐毒スーツには、その空いた隙間から毒気が中へと染み込んでくる。
それらとスーツによって浄化された空気は混ざり合って、結果とし薄められた毒気を中の人間は吸うことになっていた。
それは即座に毒気にやられ意識を失うような状況にはなりはしないが、真綿で締めるように徐々に中の人間の意気を削いでいく。
荒い呼吸を続けているそのスーツを身に纏った人間、アレクシアの意識は吸い込み続けた毒気に、もはや朦朧という段階を過ぎていた。
その足取りはふらふらと彷徨うばかりで、前に進むのも覚束ない。
しかしアレクシアはそれを意志の力だけで、何とか前へと進み続けていたのだった。
「そんな、ここまで・・・来て・・・私は・・・」
それも限界を迎える。
霞んだ目で前を見つめ続けていたアレクシアも、そこに森の木々が映るばかりとなれば、やがて諦めの気持ちも芽生え始めてしまう。
そうした気持ちは、薄らいだ意識には致命傷にもなるだろう。
揺らいだ気持ちに縺れた足は彼女の身体を地面へと打ち付けて、二度とは立ち上がらせない。
周囲の地面を掴むようにしてもがく彼女も、その身体を再び持ち上げる力は既に残ってはいなかった。
「ごめんね、ブレンダ・・・」
急激に薄れていく意識に、彼女が最後に口にしたのは残していく妹の名前だった。
「・・・お姉様?」
そう唐突に呟き、彼方へと振り返ったブレンダは一体何を感じ取ったのか。
しかし少なくともその胸に去来した、得も言われぬ不安感は間違いないものであった。
「ブレンダ殿、どうかなされたのでござるか?」
「うぅん、何でもない。それよりダンカン、お姉様を見なかった?さっきから探してるんだけど、どこにも見当たらないの」
自らの所へやって来るなり、明後日の方角を見つめては何やら呟いているブレンダに、ダンカンは不思議そうにそう尋ねている。
彼の言葉に自らの胸に去来した不安を振り払うように首を振ったブレンダは、姉であるアレクシアの居場所を尋ねていた。
「アレクシア殿でござるか?それなら先ほどスーツを着込んで外に向かわれるのを見ましたが・・・」
「お姉様が外に!?どうして止めなかったの!!?」
アレクシアの居場所を尋ねるブレンダに、ダンカンは丁度先ほど見かけたと答えている。
その回答にブレンダは叫び声を上げると、ダンカンへと食って掛かっていた。
そんな彼女の反応に、ダンカンは訳が分からないと目を白黒とさせている。
「止めるも何も・・・もうスーツも直っておるのではござらんか?アラン殿が出て行かれた以上、もはや我々は彼女に頼るほかござらんし・・・止める訳にも」
「直ってないわよ!!それぐらい気付かなかったの!?あぁもう、だから頼りにならないって言うの!!」
「そんな、ではアレクシア殿はどうして・・・」
食って掛かってくるブレンダの反応に、ダンカンは驚きと戸惑いを見せるばかり。
何故なら彼は、アレクシアが直ったスーツを身に纏って外へと向かったと考えていたからだ。
それを否定するブレンダは、アレクシアを止めなかったダンカンに頭を抱えて嘆いていた。
「それで!お姉様はどこに向かわれたの!!連れ戻してこないと!!」
「それは例の遺跡に向かわれると・・・ま、待たれよブレンダ殿!?今、何と申されました!?」
ブレンダは勢いのままに、アレクシアが向かった先について尋ねている。
それに押されるままに答えたダンカンはしかし、決して聞き逃してはならない彼女の言葉を慌てて聞き返していた。
「決まってるでしょ!お姉様を連れ戻すって言ったのよ!!遺跡の探索なんてただでさえ危険なのに、不完全な装備で向かうなんて自殺行為だわ!!行って、連れ戻してこないと!!」
「そ、それは分かるでござるが・・・しかし我らはこの村から出ることなど出来ないではござらんか!それをどうなされるおつもりなのでござるか、ブレンダ殿!!」
ダンカンがそれを聞き返したのは、それを聞き逃したからではなく信じられなかったからだろう。
しかし彼のそんな希望も空しく、彼女は改めてはっきりとそれを告げていた。
自らでアレクシアを連れ戻すという、その決意を。
「スーツなら他にも何着か残ってる、それを使うだけよ」
「し、しかしですなブレンダ殿!そのスーツは、既に機能を失っているという話では!?まさか、わしの知らない生きたスーツが他にもまだあったのござるか!?」
自分達にこの村から出ることは不可能だと口にするダンカンに、ブレンダは耐毒スーツを着用すれば問題ないと返している。
それは確かに道理であったが、この村にはそのスーツはアレクシアが着用している一着しか残っていない筈であった。
「そんなのある訳ないでしょ!!機能が死んだスーツでも気休めにはなるわ!少しだけ外に出ても大丈夫なぐらいにはなる筈でしょ!」
「そ、それは無茶というものですぞブレンダ殿!!そんなスーツなど気休めにもならない、それはブレンダ殿が一番ご存じなはずではないですか!!そんなものを着込んで遺跡まで向かおうなど、土台無理な話ですぞ!!」
そしてそのダンカンの懸念は、どうやら間違いなかったらしい。
ブレンダはそんなスーツなど存在しないことを認めると、自分は機能の死んだスーツを着込んで外へと赴こうとしていること白状していた。
しかしそれは、どう考えても自殺行為だ。
確かに外気を遮断し、多少なりともスーツの内側へと空気を溜め込むことの出来るそれを着込めば、何もしないよりは外で活動することも出来るだろう。
事実ブレンダはそれを着込んで、村の近くに生えている薬草を収集することもあった。
しかし、それとこれとは話が違う。
村から遺跡までは距離があるし、何よりそこにはそれ相応の危険が待っているだろう。
そんな場所に、不完全な装備で向かうなど自殺行為に他ならないからだ。
「そんなの分かってるわよ!!私が一人で遺跡に向かったって、お姉様は連れ帰ってこれない・・・でも、それが出来る奴が一人いるでしょ?私はそいつに話をつけに行くのよ!」
「そんなことが出来る人間が・・・?ま、まさかブレンダ殿!?」
それはブレンダも理解している。
彼女はどうやら遺跡に向かうのではなく、別の場所に向かうことでアレクシアを連れ戻そうと考えているようだった。
「ふふん、そのまさかよ!あいつに・・・アランにお姉様を連れ戻させるの!!あいつならそれくらい、訳ない筈でしょう?」
その人物とは、アラン・ブレイクその人だ。
こんな世界でも何不自由なく出歩くことが出来、その能力を十全に発揮できる彼ならば、遺跡に向かったアレクシアを連れ戻すことも可能だろう。
そうブレンダは、自信満々に言い切っている。
「し、しかしですなブレンダ殿!彼とはその・・・喧嘩別れをしたばかりで、はたして引き受けてくれるでござろうか?」
しかしそれには、明らかな見落としが一つ存在した。
それはアランが、それを引き受けてくれるのかという事であった。
彼とは喧嘩別れし、この村を出て行かれたばかりなのだ。
そんな彼が危険を冒してまで、アレクシアの救出という仕事を請け負ってくれるとは思えない。
「・・・他に方法があるの?」
「そ、それはそうでござるが・・・しかしですな、余りに見込みが低すぎるのではござらんか?それに危険を冒すのは、正直どうかと・・・」
「何もしなければ、お姉様を失うだけでしょう!!だったら見込みが薄くても、とにかくやるの!それに・・・」
見込みが薄くとも、ブレンダはとにかくやると言って聞かない。
それはそれ以外に、彼女を救出する手段が考えられないからであった。
そんな彼女を何とか引き留めようとするダンカンに、ブレンダは何か考えるように顎へと手をやっていた。
「それに・・・何ですかな、ブレンダ殿?」
「うぅん、何でもない。それより急ぐわよ!!早くしないと、お姉様が!!」
ブレンダが口にした意味深な言葉を、ダンカンも聞き逃してはいない。
しかし彼にそれを問われたブレンダは、首を横に振ってはそれを誤魔化すと、こんな事している時間も惜しいと駆け出していた。
「ま、待ってくだされブレンダ殿!!せめて、わしだけでもお供を!!」
「無理に決まってるでしょ!!あんたみたいな無駄にでかい図体をしまえるようなスーツなんて、ないに決まってるじゃない!!」
「そ、そんなぁ・・・」
足早に立ち去っていくブレンダを慌てて追いかけるダンカンは、せめて自分だけでも彼女についていこうと追い縋っている。
しかし彼のような巨体の持ち主が着用出来る耐毒スーツは、この村には残されていない。
それすらも着こまずに村の外へと赴くのは、もはや自殺行為を超えてただの自殺となってしまう。
それを知らされたダンカンを情けない声を上げながらも、彼女の背中を追いかけ続けていた。
それからブレンダがこの村の門を潜り外へと向かうまでに、そう長い時間は掛からなかった。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる