21 / 61
衝突
アランの力
しおりを挟む
「何か、何か見つけないと・・・あぁもう!どうしてこんな時だけ、何にも見つかんないのよ!!」
焦った心で目的のものを探しても、その視線は左右を彷徨うばかりで肝心なものを見落としてしまう。
アランの追い上げに焦るアレクシアは、かなりの速度で森の中を駆け回っているが、一向に必要な物資を見つける事が出来ていなかった。
それは彼女が焦る余りに速度を重視し、周囲を隅々まで探ることが出来ていないことと無関係ではないだろう。
しかしそうして目的の物資が見つからない状況が続けば、彼女の焦りはさらに加速し探索はおざなりになっていくという、見事なまでの悪循環が発生してしまっていた。
「っ!あった、あったわ!!何よ、こんな所にあったのね!!見逃してたわ!」
焦る彼女がようやく見つけた場所は、先ほどまで何度も訪れ通り過ぎていた場所であった。
それを目にして歓声を上げる彼女は、早速とばかりにそこに突撃していく。
「あ、あれはヒトトセバナ!!やったわ、あんな貴重なものがこんな所に生えてるなんて・・・あれさえ取れれば、私が勝ったも同然ね!!」
今までの不調も相まって喜び勇んでそこへと向かうアレクシアの目に、さらに喜ばしい事実が飛び込んでくる。
それはそこにただ食料だけではなく、もっと特別な植物が生えていたからであった。
その真っ赤な花弁を咲き誇らせ、僅かに発光しているように見える花の名はヒトトセバナ。
不死の薬の原料になるとも謳われた、万能なる薬の原料だ。
「ふふーん、結局こうなるのよねー!やっぱり頑張ってる人が報われるっていうか・・・うっ!?」
そんな細かいルールなどは取り決めていないが、これほどまでに貴重な物資を見つけては勝利は確定だと、アレクシアはウキウキとした足取りでそれへと一直線に向かう。
しかしその歩みはある時急に、その速度を緩めてしまっていた。
「嘘でしょ!?こんな所で・・・げほっ、げほっ!!この毒気は・・・!」
アレクシアが足を止めたのは、そこが毒気が特に濃い場所であったからだ。
吸い込む空気に刺激臭を感じて立ち止まった彼女は、慌てて口を覆うように腕を動かしている。
アレクシアが身に纏っているスーツに、それは意味のない行動であっただろうが、彼女がそこに危険を感じているのは分かる。
事実、耐毒スーツでも浄化しきれなかった毒気が彼女の身体を犯し、激しく咳き込ませてしまっていた。
「あ、あれを取るぐらいなら・・・げほっ、げほっげほっ!!!」
明らかに足を踏み入れてはならない場所にも、それを諦めきれないアレクシアは、重たい足を何とか動かして先に進もうとしている。
しかし僅かに近寄っただけでも激しく咳き込んでしまうほどに毒気が立ち込めるその場所に、無理に足を踏み入れて彼女の身体が耐えられる訳もなかった。
さらに激しく咳き込んでしまう彼女は、自然な動きでその場所から離れてしまっている。
それは身体が、そこは嫌だと拒絶反応を起こしてしまったからだろう。
「はぁはぁはぁ・・・そんな、あれを目の前にして諦めるしかないの?」
吹き出る汗に、垂れた涎がスーツのガラスに伝う。
それを拭う術もないアレクシアは、それらを垂れ流しにしたまま悔しそうにその真っ赤な花を睨み付けていた。
「っ!?そんな、嘘でしょ!!?」
そして、彼女の絶望はそれだけに留まらない。
何かに気付き、絶望に目を見開く彼女が耳にしたのは、先ほど聞いたばかりの足音。
そちらに視線を向ければ、彼女の勝負の相手であるアラン・ブレイクが呑気な様子でここへと向かってくるのが見えていた。
「んー?何か目立つのが咲いてんな。待てよ?あれって確か、あいつが何か言ってた奴のような・・・」
調子に乗り、口が軽くなってしまったアレクシアは、きっちりとその情報についてもアランに教えてしまっている。
その花の姿を目にして何かピンときた様子のアランは、鈍い唸り声を上げながらその情報について思い出そうとしていた。
「止めて、お願い・・・思い出さないで・・・!」
目の前の飛び切りのお宝を、自らの不注意によって与えた情報の所為で掻っ攫われてしまう。
その現実を目にしたくないアレクシアは、祈るような手つきでアランがそれを思い出さないことを願っている。
「あぁ、そうだ!ヒトトセバナだ確か!!何か薬の原料になるとか言ってったな!だったら取ってか帰らねぇとな、ブレンダも喜ぶだろうし」
しかし無情にも、アランはそれをあっさりと思い出してしまう。
手の平を叩くような仕草でそれを思い出したアランは、早速とばかりにそれの採取へと向かう。
紫の靄が漂うな毒気の濃いその場所にも、アランは何の影響もないかのように足を踏み入れていた。
「うわぁ、何かきもいもやが漂ってんなぁ?もしかしてこれが毒気が強い場所って奴?まぁ、俺には関係ないんですけどね!」
例え影響ないとしても、視覚化されるほどに濃くなっている毒気にはアランも流石に気持ち悪そうにしている。
しかしそんな明らかに身体に悪い空気を胸一杯に吸い込んでも、アランには何の影響も齎さない。
その姿に彼の特別な力をまざまざと見せつけられたアレクシアは、がっくりと膝を折っていた。
「そんなこのままじゃ、私・・・っ!?もしかして、毒気が強い場所の方が貴重な物資が残ってる可能性がある!?だって、それ以外の場所は私がずっと・・・そんな、それじゃ私はあいつにまた・・・!」
村の近くの物資は、アレクシアが毎日のように漁っては集めている。
そう考えれば彼女が立ち入れないような場所にこそ、貴重な物資が残っているのは当然の帰結であった。
「そんなの許さない!!私は、私はあいつには負ける訳にはいかないんだから!!」
その状況に気が付いてしまったアレクシアは、絶望に声を上げる。
しかし決して負ける訳にはいかないと踏みとどまった彼女は、すぐに立ち直るとその場から駆け出していく。
「質では勝てなくても、量なら私が・・・負けないわよ、アラン・ブレイク!!」
集めた物資の質で勝てないのならば、足でカバーして量で勝る。
彼女の能力を考えれば、それは正しい発想だろう。
しかし彼女が取りつくしてしまったこの森の物資に、望むような量は残されているだろうか。
そんな当然の疑問を、見ないようにして彼女は駆けだしていく。
アラン・ブレイクに勝利するという、ただただそれだけを目指して。
「えぇっと・・・どこが薬になるんだっけ?まぁ、面倒くさいから全部取ってきゃいいか!とりあえず根っこを傷つけないようにっと・・・いやこれ、逆に面倒くさくないか?ちっ、しゃーねーなー!!」
彼女が立ち去った後には、その目の前にある花をどうやって持ち帰ったらいいか悩むアランだけが取り残されていた。
焦った心で目的のものを探しても、その視線は左右を彷徨うばかりで肝心なものを見落としてしまう。
アランの追い上げに焦るアレクシアは、かなりの速度で森の中を駆け回っているが、一向に必要な物資を見つける事が出来ていなかった。
それは彼女が焦る余りに速度を重視し、周囲を隅々まで探ることが出来ていないことと無関係ではないだろう。
しかしそうして目的の物資が見つからない状況が続けば、彼女の焦りはさらに加速し探索はおざなりになっていくという、見事なまでの悪循環が発生してしまっていた。
「っ!あった、あったわ!!何よ、こんな所にあったのね!!見逃してたわ!」
焦る彼女がようやく見つけた場所は、先ほどまで何度も訪れ通り過ぎていた場所であった。
それを目にして歓声を上げる彼女は、早速とばかりにそこに突撃していく。
「あ、あれはヒトトセバナ!!やったわ、あんな貴重なものがこんな所に生えてるなんて・・・あれさえ取れれば、私が勝ったも同然ね!!」
今までの不調も相まって喜び勇んでそこへと向かうアレクシアの目に、さらに喜ばしい事実が飛び込んでくる。
それはそこにただ食料だけではなく、もっと特別な植物が生えていたからであった。
その真っ赤な花弁を咲き誇らせ、僅かに発光しているように見える花の名はヒトトセバナ。
不死の薬の原料になるとも謳われた、万能なる薬の原料だ。
「ふふーん、結局こうなるのよねー!やっぱり頑張ってる人が報われるっていうか・・・うっ!?」
そんな細かいルールなどは取り決めていないが、これほどまでに貴重な物資を見つけては勝利は確定だと、アレクシアはウキウキとした足取りでそれへと一直線に向かう。
しかしその歩みはある時急に、その速度を緩めてしまっていた。
「嘘でしょ!?こんな所で・・・げほっ、げほっ!!この毒気は・・・!」
アレクシアが足を止めたのは、そこが毒気が特に濃い場所であったからだ。
吸い込む空気に刺激臭を感じて立ち止まった彼女は、慌てて口を覆うように腕を動かしている。
アレクシアが身に纏っているスーツに、それは意味のない行動であっただろうが、彼女がそこに危険を感じているのは分かる。
事実、耐毒スーツでも浄化しきれなかった毒気が彼女の身体を犯し、激しく咳き込ませてしまっていた。
「あ、あれを取るぐらいなら・・・げほっ、げほっげほっ!!!」
明らかに足を踏み入れてはならない場所にも、それを諦めきれないアレクシアは、重たい足を何とか動かして先に進もうとしている。
しかし僅かに近寄っただけでも激しく咳き込んでしまうほどに毒気が立ち込めるその場所に、無理に足を踏み入れて彼女の身体が耐えられる訳もなかった。
さらに激しく咳き込んでしまう彼女は、自然な動きでその場所から離れてしまっている。
それは身体が、そこは嫌だと拒絶反応を起こしてしまったからだろう。
「はぁはぁはぁ・・・そんな、あれを目の前にして諦めるしかないの?」
吹き出る汗に、垂れた涎がスーツのガラスに伝う。
それを拭う術もないアレクシアは、それらを垂れ流しにしたまま悔しそうにその真っ赤な花を睨み付けていた。
「っ!?そんな、嘘でしょ!!?」
そして、彼女の絶望はそれだけに留まらない。
何かに気付き、絶望に目を見開く彼女が耳にしたのは、先ほど聞いたばかりの足音。
そちらに視線を向ければ、彼女の勝負の相手であるアラン・ブレイクが呑気な様子でここへと向かってくるのが見えていた。
「んー?何か目立つのが咲いてんな。待てよ?あれって確か、あいつが何か言ってた奴のような・・・」
調子に乗り、口が軽くなってしまったアレクシアは、きっちりとその情報についてもアランに教えてしまっている。
その花の姿を目にして何かピンときた様子のアランは、鈍い唸り声を上げながらその情報について思い出そうとしていた。
「止めて、お願い・・・思い出さないで・・・!」
目の前の飛び切りのお宝を、自らの不注意によって与えた情報の所為で掻っ攫われてしまう。
その現実を目にしたくないアレクシアは、祈るような手つきでアランがそれを思い出さないことを願っている。
「あぁ、そうだ!ヒトトセバナだ確か!!何か薬の原料になるとか言ってったな!だったら取ってか帰らねぇとな、ブレンダも喜ぶだろうし」
しかし無情にも、アランはそれをあっさりと思い出してしまう。
手の平を叩くような仕草でそれを思い出したアランは、早速とばかりにそれの採取へと向かう。
紫の靄が漂うな毒気の濃いその場所にも、アランは何の影響もないかのように足を踏み入れていた。
「うわぁ、何かきもいもやが漂ってんなぁ?もしかしてこれが毒気が強い場所って奴?まぁ、俺には関係ないんですけどね!」
例え影響ないとしても、視覚化されるほどに濃くなっている毒気にはアランも流石に気持ち悪そうにしている。
しかしそんな明らかに身体に悪い空気を胸一杯に吸い込んでも、アランには何の影響も齎さない。
その姿に彼の特別な力をまざまざと見せつけられたアレクシアは、がっくりと膝を折っていた。
「そんなこのままじゃ、私・・・っ!?もしかして、毒気が強い場所の方が貴重な物資が残ってる可能性がある!?だって、それ以外の場所は私がずっと・・・そんな、それじゃ私はあいつにまた・・・!」
村の近くの物資は、アレクシアが毎日のように漁っては集めている。
そう考えれば彼女が立ち入れないような場所にこそ、貴重な物資が残っているのは当然の帰結であった。
「そんなの許さない!!私は、私はあいつには負ける訳にはいかないんだから!!」
その状況に気が付いてしまったアレクシアは、絶望に声を上げる。
しかし決して負ける訳にはいかないと踏みとどまった彼女は、すぐに立ち直るとその場から駆け出していく。
「質では勝てなくても、量なら私が・・・負けないわよ、アラン・ブレイク!!」
集めた物資の質で勝てないのならば、足でカバーして量で勝る。
彼女の能力を考えれば、それは正しい発想だろう。
しかし彼女が取りつくしてしまったこの森の物資に、望むような量は残されているだろうか。
そんな当然の疑問を、見ないようにして彼女は駆けだしていく。
アラン・ブレイクに勝利するという、ただただそれだけを目指して。
「えぇっと・・・どこが薬になるんだっけ?まぁ、面倒くさいから全部取ってきゃいいか!とりあえず根っこを傷つけないようにっと・・・いやこれ、逆に面倒くさくないか?ちっ、しゃーねーなー!!」
彼女が立ち去った後には、その目の前にある花をどうやって持ち帰ったらいいか悩むアランだけが取り残されていた。
0
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
異世界複利! 【1000万PV突破感謝致します】 ~日利1%で始める追放生活~
蒼き流星ボトムズ
ファンタジー
クラス転移で異世界に飛ばされた遠市厘(といち りん)が入手したスキルは【複利(日利1%)】だった。
中世レベルの文明度しかない異世界ナーロッパ人からはこのスキルの価値が理解されず、また県内屈指の低偏差値校からの転移であることも幸いして級友にもスキルの正体がバレずに済んでしまう。
役立たずとして追放された厘は、この最強スキルを駆使して異世界無双を開始する。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる