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龍神side
「しかし、あれで委員長も確実に藍野に目をつけられましたね」
「やめてくれ。本当にそうなったらどうする」
俺まで信頼が底を尽くのは困る。
亘が縁起でもないことを言うので、つい顔を顰めてしまった。
「(ここは廊下で今は放課後どこに誰がいるか分からないこの状況ではいつ誰にあの鉄壁の風紀委員長の少し不機嫌そうにして可愛くなっているこの表情を見られてもおかしくないですし委員長の表情を見ていいのは私か風紀委員だけにしておきたいので )委員長、なるべく表情はお控えください」
そんなに俺の顔はまずいのか。
風紀委員長という立場上あまり表情を出すのは良くないことだと思っているがこうも面と向かって言われるとさすがに落ち込む。
はっきりと亘に注意され、俺は直ぐに顔を元の無表情に戻した。
これからは気をつけよう。
そう決意を固めて風紀室に戻る。まだ書類が山になっていた。
生徒会連中が変わってくれるといいな。
本音では生徒会連中をリコールしたくはない。
風紀と生徒会は昔から何故か不仲と言われるが、切っても切れない関係にあるのも事実だ。
だからこそ藍野の言う通り、頑張っている姿もたくさん見てきた。本当は全員仕事熱心なことも知っている。知っているから、こんな形で終わって欲しくないと俺は思う。
……その事を亘に言うと、甘いと呆れられたが。
期待してるんだ、頑張れ。
そう思いながら、俺は書類に判を押して片付けた。
「しかし、あれで委員長も確実に藍野に目をつけられましたね」
「やめてくれ。本当にそうなったらどうする」
俺まで信頼が底を尽くのは困る。
亘が縁起でもないことを言うので、つい顔を顰めてしまった。
「(ここは廊下で今は放課後どこに誰がいるか分からないこの状況ではいつ誰にあの鉄壁の風紀委員長の少し不機嫌そうにして可愛くなっているこの表情を見られてもおかしくないですし委員長の表情を見ていいのは私か風紀委員だけにしておきたいので )委員長、なるべく表情はお控えください」
そんなに俺の顔はまずいのか。
風紀委員長という立場上あまり表情を出すのは良くないことだと思っているがこうも面と向かって言われるとさすがに落ち込む。
はっきりと亘に注意され、俺は直ぐに顔を元の無表情に戻した。
これからは気をつけよう。
そう決意を固めて風紀室に戻る。まだ書類が山になっていた。
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だからこそ藍野の言う通り、頑張っている姿もたくさん見てきた。本当は全員仕事熱心なことも知っている。知っているから、こんな形で終わって欲しくないと俺は思う。
……その事を亘に言うと、甘いと呆れられたが。
期待してるんだ、頑張れ。
そう思いながら、俺は書類に判を押して片付けた。
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