異世界でおまけの兄さん自立を目指す

松沢ナツオ

文字の大きさ
上 下
71 / 191
5巻

5-2

しおりを挟む
 晩餐ばんさんかいは無事終了し、庇護者ひごしゃ――恋人達とマテリオが俺の部屋に集まった。

「早速だけど、経緯を教えてくれるか?」

 みんなの顔を見ながら口火を切る。マテリオとの関係を明かした時は、あんなに険悪だったのに。今はなんだか変な雰囲気だ。

「それほど難しい話ではない。三人共、マテリオのことは薄々気がついていたのだ」
「何それ?」
「殿下、私は疑われるようなことは何もしておりません」

 否定するマテリオ。確かに恋愛感情を向けられたり、二人きりの時にエッチな雰囲気をかもしたりというのはなかったと思う。だから俺も友人だと思ってた訳でさ。本人だって、極限状態におちいって初めて気づいたと言っていた。

「いーや。俺は交玉事件の前から怪しいと思ってたね」
「私は、気づいたのは最近ですが、それまでの薄っすらとした違和感が全部に落ちました」

 本人より周囲のほうが敏感に感じ取っていたってことか。

「でも、マテリオと、その……そういう関係になったこと、みんな怒ってただろ?」
「多少はな。だが一番困惑したのは、二人の香りが違ったからだ。だから……私達の香りも加えていいか?」

 香りか。エルビスはマテリオとシた後の俺達を『甘い花の香りで、尚かつ官能的です。エキゾチックで、劣情を湧き上がらせるような香りですね』と言っていた。ダリウスも他の二人との後は『安らぐ甘い香りだ』と。そんなに違うんだろうか、自分じゃ分からない。

「このままじゃ俺達、眠れそうにないしな」
「少しだけです、ジュンヤ様。お願いです」

 真剣な瞳で見つめられ……でも、それって、三人で致すの?

「あの、三人同時はつらいって……」
「マテリオがいればエンドレスでやれるんだろ?」
「ダリウス!」
「冗談だ。キスでいい。再会してからまだ一度もしてないぞ」

 そうだね、みんなとしてない。エッチだって、一人一人と向き合って愛し合いたい……
 って、うわっ! 何考えてるんだ? 恥ずかしい!

「何エロい顔してるんだ?」
「そんな顔してないって!」
「してる。顔も赤い。セックスする想像したのか?」
「エロ団長め! あの、さ……ちゃんと、一対一でシたいだけ……」

 うつむいて白状すると静まり返った。

「ダメだったか……?」
「「「とんでもない!」」」

 一斉に否定の言葉が返ってくる。

「一対一で可愛がられたいのだな? 望み通りじっくり愛してやろう」
「しばらく滞在することになったし、たっぷり可愛がってやるぞ?」
「そのままご一緒に眠っていいですか?」
「いいよ。その、俺もイチャイチャしたい……」

 みんなの変なスイッチを入れてしまいました……‼
 でも、うん。複数プレイは回避できた。そういえば、マテリオは沈黙している。顔を見ると、目が合ったのに逸らされた。

「みんな、マテリオを虐めたりしてない?」

 事情聴取で俺だけが席を外した時、何かされなかったか、ずっと心配していたんだ。

「ジュンヤにとって、マテリオはどういう存在だ? 恋人か?」

 俺の問いに答えはなく、ティアがどストレートな質問を投げてきた。

「えっ、それは……」

 難しい質問だ。恋人? 友人? 境界線が曖昧あいまいだ。でも、相手がマテリオじゃなかったら受け入れなかった。

「友人だと思ってたし、こうなったことを後悔して離れていかれるのは嫌だ。正直、はっきり言えないんだ。曖昧あいまいで悪いと思ってるけど」

 俺が言うと、ティアがボソリと呟いた。

「ふむ。自覚がないのか」
「ん? 何が?」
「エリアス、あんまり突っ込むな。俺達にはそのほうが好都合だろ?」

 ダリウスが割り込んでくる。

「そうです、そのままでいいではないですか」
「エルビスまで……なに?」

 よく分からないが、マテリオは友人の中でも特別だし、いなくなってほしくない。それに、あいつになら抱っこされても嫌じゃないし……

「ジュンヤ、これ以上の話は後だ。今は再会のキスがしたい」

 ティアが近づいてきたので目を閉じる。ああ、ティアの香水の香りがする。久しぶりだ。
 無意識に手が伸びて抱きしめ返していた。座ったままの俺に覆いかぶさるティアの熱い舌が滑り込んでくる。

「ん……」

 熱くて甘いティアの舌が俺のに絡んで、夢中でそれに応えた。甘い……

「ぁ……」

 堪能していたいのに、ティアが体を引いて俺から離れてしまう。

「もっと……」

 追いすがると再びキスしてくれて、何度も舌をこすり合わせた。名残惜しいのに、また離れてしまう。

「なんで?」
「皆、待ち遠しいんだ。次はダリウスにしてもらえ」

 ダリウスがティアと入れ替わり、分厚い舌が俺の舌をからめ捕る。

「ふっ……んんっ! ふっ……あっ、触っちゃだめ!」

 キスに夢中になっていると服の下に手が滑り込んで、乳首をまれてしまった。

『ここじゃ……やだよ。二人の時、シて……?』

 耳元でささやくと、ダリウスの肩がビクッと震えてまたキスが降ってくる。

「んん……んくっ……ん……」

 流し込まれた甘い唾液を飲み込むと、体の奥がジンジンした。

「はぁ……この小悪魔め。後でたっぷりかせるからな?」
「うん」

 ダリウスが引くと今度はエルビスだ。

「今は、恋人の時間ですよね?」
「俺はいつだって恋人のつもりだよ?」
「ジュンヤ様っ」
「んんっ! ん、ふっ……うぅん。はぁ……心配させてごめん」
「やっと……キスできました。本当に、無事で良かった」

 エルビスが落ち着くまで頭を撫でてやる。三人が冷静さを取り戻したところで、ティアがマテリオを呼んだ。

「さて、マテリオよ。この中に加わった証明をするのだ」
「証明とは、どのようなことでしょう」
「そなたもジュンヤに口づけを。我々に、お前もまた真の庇護者ひごしゃだと証明してほしい」

 みんなが見ているのにマテリオとキスだって?

「しかし、こんな、人前で」

 うん。マテリオは人前でできるタイプじゃないと思う。困惑するのは当然だろう。

「ティア……おれ……もう、変になってるから、同じだと思うよ?」

 三人とキスしたから、とっくにエッチな気分になっている。

「認めはしたが、確認したい」
「お二方も同意見ですか? その……そのような行為はいかがなものかと思いますが」

 マテリオは珍しく動揺している。だが、ダリウスとエルビスもティアに同意し頷いた。

「おれも……はずかしい……」
「なんだよ、俺達とするのを見られるのは平気だろ?」
「なんか、マテリオは……恥ずかしいんだよ」
「ぐぅっ! 可愛くて腹立つ! マテリオ、一発殴らせろっ!」
「ああ……ジュンヤ様、なぜそんなに可愛いのですか?」
「伴侶とするのは阻止すべきだったか……? 判断ミスか……?」

 まともなのはマテリオだけ? みんな変だが、俺はもっとおかしい。早くキスの続きをしてほしいのに。

「ティア、早くキスしたい……」
「マテリオとしてからだ。その後は……今夜は私とねやを共にしよう。嫌か?」
「いやじゃない。わかった……マテリオ、キスしよ?」

 あれが最後じゃないよ……
 俺が手を伸ばして手招きすると、マテリオはフラフラと近寄ってきた。

「良いのだろうか。もう、二度と触れないと覚悟を決めたのに」
「いいんだってさ。おれも、キスしていいよ」

 迫るルビー色の瞳に吸い込まれそうだった。その首に手を回して引き寄せ、唇を触れ合わせる。それだけで、あの不思議な力がお互いの間に流れ始め、ザワザワとうごめいた。

「ん、んくっ……んん、はぁ、んん……」

 流れてくる……俺の力とマテリオの力が混ざって、また戻ってくる。もっと、もっと……もう一度、マテリオの熱い肌に触れたい……

「「「そこまで!」」」

 気がつけば、マテリオにすがりつくように自分の体をこすりつけていた。
 肩を後ろに引かれ、俺達は突然引きがされる。

「なに……?」
「はぁ、はぁ……わ、私は、こんなつもりでは」

 意識がはっきりすると、マテリオのシャツがはだけ、俺の服も乱れていた。それ、俺がやったのか? 少し意識が飛んでいたけど、俺達何をしたんだ~⁉

「そういうことかよ!」
「私達は大変な男を受け入れてしまったようだな」
「ジュンヤ様がとってもエッチに……!」

 よく分からないが、俺達はこの短時間に我を忘れて求め合っていたらしいです。なんてこった!

「ジュンヤ。確かにマテリオは庇護者ひごしゃで間違いない。ジュンヤの心が受け入れているのも確かめた。だが、私達の想いもしっかり受け止めてもらうぞ?」
「は、はい……」

 全力で三人のご機嫌を取ることが確定した。お手柔らかにお願いします……
 ティアを残してみんなが出ていく。二人きりになり、ティアの膝の上に向かい合う形で座った。たまにはこうやって甘えると喜ぶと思ったからだ。

「マテリオを認めたこと、後悔してるのか?」
「正直、少し後悔している。あんな可愛い顔をマテリオに見せて……! 本当は独り占めしてしまいたいのに」

 ギュッと抱きしめられ、ディープキスで舌をからめ捕られる。

「ごめんな。俺、どんどんいやらしくなって怖いよ。……今も、すごく、シたい。ティアに抱かれて、一緒にいるんだって感じたい」
「アユムから、ジュンヤは愛されるほど神力が強まると聞いた。だから、愛されて乱れるのは良いことなのだ」
「良いこと……?」

 触れられるだけでゾクゾクしてしまうのも、キスだけで抱かれたくなるのも、神子みこの力のせい?

「ああ。私達の絆が深くなるほど、快楽は大きくなる。乱れるのは愛し合っているからで、決して恥ずかしいことではない」

 愛し合っているから。こんなにも求めてしまうのは、俺達の絆の証。俺がいやらしくても、乱れても、みんなは受け止めてくれる。

「クードラでティアが襲われたって聞いた時、すごく怖かった。その後もまたはぐれて不安だった……。今こうしているのが現実だって感じたいから、抱いてほしい」
「良いのか?」
「うん。心配させた罰を受けてもいいよ。しばる? 俺をしばっていいのは、ティアだけだから、お仕置きしてもいいよ」
「――っ」

 ティアは俺をガバッと抱き上げ、ベッドになだれ込んだ。

「ん、ん、んぅ」
「そんな風に可愛く誘われたら、期待に応えねばな」

 執拗しつように口内を蹂躙じゅうりんするティアの舌が愛おしくて仕方がない。

「ティア、もっと」
「ふふ……いやらしくて可愛い。もっと欲しいんだろう?」
「うん……ナカにも、きて。今日はしばらないのか?」
「必要ない」

 ティアは荒々しく俺の服を脱がせにかかった。俺も待てずにティアのボタンを慌ただしく外し、脱がした服を放り投げる。その間もキスを繰り返し、荒い吐息が混ざり合った。心配させてしまった。だから、俺を好きにして。
 全てをぎ取ってピッタリと体を重ねてキスしながら、互いの体をまさぐり合う。滑らかで薄っすらと汗のにじむ肌が、手のひらに吸いつくようだった。
 このまま一つに溶けてしまいたい……
 激しいキスで息も絶え絶えの俺をなだめるように、ティアは首筋から順にめ甘噛みを始めた。時折吸いながら舌と唇で愛撫され、気持ち良さに吐息が漏れる。

「ぁん……ティア、俺もシたい。ティアに触りたい」
「嬉しいが、今はジュンヤを味わいたい。どこもかしこも果実のように美味だからな。食べてもいいか?」

 そう尋ねながらも愛撫する手は止まらず、ゾクゾクと快感の波に襲われる。

「あ、ぁ。たべて、いい。ティア、あ……」
「では、遠慮なくいただこう」
「あんっ! いきなり! ひぁっ」

 突然乳首に吸いつき、甘噛みしながら反対側の乳首もクリクリと転がされた。

「ふぁ、あ、あっ、あぁ」

 きもちいぃ……もっとめて、噛んで……
 あまりの気持ち良さに、胸をティアに押しつけてしまう。

「乳首をめられるのが好きか?」
「すきぃ、ぁん……あ、早く、ナカにきて」
「随分せっかちだな。もう交玉をれていいのか?」
「うん……」

 めちゃくちゃいやらしく誘っている自覚はある。でも止められない……はやく、奥まできてほしい。繋がって、もっと直接ティアを感じたいんだ。
 棚から香油と交玉を取り出すティアを見つめながら、ゆっくりと脚を開く。恥ずかしいけど、俺も求めてるって伝えたかった。
 ティアが唾を呑み込む音がした。俺を見下ろす金の瞳が欲望に支配されているのが分かる。
 嬉しい……。どんなにいやらしくなっても見捨てられたりしないんだ。
 香油をまとった指が中に埋め込まれる。ユーフォーンに着くまでにマテリオに散々に拓かれたそこは、簡単に交玉を呑み込んだ。むしろティアの指を喜んで受け入れている。もっと深くに来てと伝えたくて、腰を揺らした。

「あぁん、ん、はぁ」
「随分と柔らかいな。こんなに嬉しそうに吸いついて腰が揺れているなんて、マテリオにどれほど抱かれたんだ?」
「あ、あぅ……んん……そんなこと、言っちゃ、やぁ、あっ、あぁ」
「ここに、何度注がれた?」
「ぁん……やだ」

 回数なんて分からない。だって、何度も何度も……いや、馬車で隠れて移動する間はずっとマテリオがナカにいて、隅々まで愛撫され続けていたなんて、言えない。

「言うんだ。教えてくれ。どんな風に抱かれた?」
「そんなこと、言えない! あっ、や、そこ、もっと……こすって。お願いだから」

 良いところに触れたのに、わざと違う場所にずらして刺激される。

「ちゃんと教えくれたらシてやろう」
「うう……意地悪。……ずっと、シてただけ」
「どんな風に?」

 続けろとばかりに内壁をこすられた。

「あぁっ、ん……後ろから、何度も、イきっぱなしで、突かれてた」
「ほう。あれも存外情熱的だな。では、溢れるほど注がれたんだな?」
「……ん、いっぱい中出しされた……。ティア、もう焦らさないでくれよぉ」

 精一杯手を伸ばし、すがりついて引き寄せる。

「キスして、んっ、んんっ、はぁ……お願い……めちゃくちゃにして。ゆるして……」
「ああ、私もジュンヤを味わいたい。自分で膝を抱えるんだ」

 自らさらけ出すように指示されて従うと、恥ずかしいところが丸見えだ。顔が熱い。

「目を閉じるなよ?」

 腰の下にクッションを入れて固定されたせいで、交玉から溢れた潤滑油と香油でグショグショになった俺の陰茎がピクピクと震えているのがよく見える。あまりにいやらしい光景に、思わず目を背けた。

「だめだ。私達が一つになる瞬間を見ろ」
「はい……」

 俺はティアに命令されるのが好きだ。この男になら支配されたいと思っている。切なくうずく場所に、ティアの熱くたぎったモノがグッと押し付けられた。

「ぅう、はぁ」

 待ち望んでいたものが挿入されると、自然と声が漏れてしまう。

「ティアのおっきいの、イイ……」
「しばらく私が愛さないうちにこんなになって。さすがにけるな」
「ごめん……」
「気にするな。他の者達を上回るよう可愛がるだけだ。こうして、な」
「あぁう! あ、あ」

 ズンッと奥まで突かれ、たまらず声が出てしまう。
 最初は小刻みな抽送ちゅうそうだったが、すぐに大きなグラインドで責められた。ティアの獰猛どうもうな亀頭で隘路あいろをこじ開けられ、内壁が熱くしびれるようだ。

「くっ、うぅ。そんなに締めつけて、これが好きか?」
「はぁ、はぁ……すき……。大丈夫だから、もっと、めちゃくちゃに動いて」

 ティアの動きに合わせて腰を揺らし、もっと奥まで挿入はいるよう抱えた脚をぐっと引き寄せる。俺のナカを蹂躙じゅうりんするティアが出入りする度、ぬらぬらと濡れていやらしい。

「ティアも、きもちいい?」
「ああ……お前のナカは、熱くて、とろけそうだ」

 額に汗を浮かべているティアが髪を掻き上げた。些細な仕草がセクシーで胸がときめく。もっと気持ち良くなってほしい。
 激しく肌がぶつかり合い、水音がいやらしく響く。

「ティア、あうっ! しばっても、いいよ。あっ、ぁん」
「引け目なら、感じなくて、いい」
「そんな、じゃ……はぁ……っそれ、だめぇ」

 入り口から最奥のすぼまりまで何度も行き来してえぐられると、ビリビリとした快感が走った。

「ダメじゃないだろう? こんなにとろけた顔をして」

 見逃さないぞとばかりに、至近距離でティアが俺の顔を見つめている。

「イッちゃう、から、待って……ゆっくり、シて」
「くっ……締めすぎだ。しぼり取る気か? やめないから我慢せずにイけ」
「一緒がいい。いっしょに、イこ?」
「また可愛いことを言う。ああ、一緒にイこう。どこに出してほしい?」
「ひぁうっ」

 ナカをグルリと掻き回され、ビクビクと体が跳ねた。

「奥……奥に来てぇ……」

 最奥の更に奥を獰猛どうもうなカリ首が拓き、深々と串刺しにされた。ナカにティアの力が流れてくる。マテリオとはまた違う、こすれ合う部分からじんわりと伝わる、熱く優しい力だ。

「あっ、あー、はぁぁ……ぅうん」

 体がビクンビクンと痙攣けいれんし、無我夢中でティアにすがりつく。ナカに熱いほとばしりを注がれ、快感に震えた。
 ティアの、熱いの、きた……

「はぁっ、はぁっ、ジュンヤ、綺麗だ。私の、ものだ」
「おれは、ティアの、だよ。あぁ、熱いのイイ……」

 注がれた精液から、ティアの力が体の隅々に染み渡っていくのを感じる。行為を繰り返すうちに理解できるようになった。

「いやらしい顔だ。そんなに、精液を注がれるのが好きか?」
「あぅ……ん……すき……もっと」
「次は後ろからだ。マテリオと同じ体位で抱いてやろう」

 ズルンと抜かれて、ナカが寂しくて震える。

「ぬいちゃ、やだ」
「ふふ。みだらな神子みこは可愛らしい。愛しているぞ」
「ティア、おれも、シてあげたい……」
「何をだ?」
「王子様に乗ってもいい?」

 見上げるティアの瞳がギラリと光った。次の瞬間には体勢が入れ替わり、ティアの膝にまたがって見下ろしている。艶を持った金髪がジュエリーみたいにティアを飾って、とても綺麗だ。だが、陶器のような肌の中心には凶暴な屹立きつりつが聳えている。

「これがさっきまで挿入はいってた……」

 そっと握ると、ピクリと震えて、先端から透明なしずくが溢れた。

「もったいない……」

 キスして舌ですくい取る。めるだけのつもりだったが、ティアを感じたくて口に含んだ。口蓋こうがいに先端を押しつけながら頭を上下すると、気持ち良さそうな吐息が耳に届く。

「ジュンヤ、それはしなくて、いいんだ……」

 頭に手が乗せられ退かされそうになる。が、したくてやっているんだという証に、肉茎に舌を絡ませて愛撫した。わざと音を立ててしゃぶると、俺自身の興奮も高まっていく。

「うう……はぁ、ジュンヤ、早く、お前のナカに挿入はいりたい」
「もっとしたかったけど、俺も我慢できないや」

 ティアの上で膝立ちになり、上向いた陰茎に手を添える。ゆっくり腰を下ろすが、気が急いているせいか、なかなかすんなり挿入はいらない。

「あれ、なんで……っ」
「ジュンヤ、無理しなくてもいいぞ」
「やだ。シてあげたい」

 多分、イったせいで無意識に力が入ってるんだ……
 呼吸を整え、息を吐きながら改めて腰を下ろしていく。すると、ようやく欲しかったものが挿入はいってきた。

「ん、ふぅ……んん、はぁ、もう、少し」

 ティアのももに尻が密着し、全部が収まった。あまりの気持ち良さに我慢できず腰を揺らすと、ティアが楽しそうに笑う。

「いい眺めだ」
「ふふ。王子様は寝ていいよ」

 おびのご奉仕タイムだ。ティアの胸に手をつき、ゆっくりと腰を上下させる。

「くっ……」

 感じているのか、ティアは目を閉じて声を殺している。俺にリードされるなんて思ってもいなかっただろう。
 締めつけながら腰を揺らすと、ティアが俺の腰に手を添え、リズムに合わせて突き上げてくる。

「はぁ、はぁ、ん、これ、好き?」
「ああ、イイ……」

 いつも翻弄ほんろうされてしまうから、じっくりと時間をかけて繋がっていると、愛しさが増す気がした。ティアの右手が俺の陰茎に触れ、ゆるゆると上下する。そんなことされたら、ゆっくりなんて無理なんだけど!

「それ、ダメ、ゆっくりしたい、んんぁ!」

 強い突き上げに言葉が続かない。

「まっ、て……できな、く、ぅ」

 必死に訴えると、閉じていたティアの目が開いて不敵に笑った。左手が俺の乳首をキュッとつまみ刺激する。三ヶ所同時に責められ、動けなくなってしまった。

「あ、はぅ、や、俺が、シたい、のにぃ」
「お返しだ。されっぱなしでは、悔しいからな」
「あっ、はっ、はぁ、あ、あ」

 ガツガツと突き上げられ、もう何も考えられない。

「ん、あぁ、や、イ、ちゃ……う。やめ、て」
「イけば良い」
「や、いっしょ、いっしょが、いい……あぅ!」

 ティアが腹筋だけで起き上がり、俺を抱きしめた。繋がったところから衝撃が響く。

「私の首に手を回せ」

 言われた通りに手を回し、ティアの鎖骨にキスした。自重でつながりが深くなる。

「深い、よぉ……」

 なだめるように唇にキスして、ティアが突き上げを再開する。どこもかしこも触れ合っていて熱く、気持ちいい。

「ひぅ……あぁあ……ん、ん~~っ」

 達してガクガクと痙攣けいれんする粘膜にティアの熱い精液を注がれ、快感と甘い力におぼれそうだ。

「あいしてる……」
「私も愛している。今日はここで眠っていいか?」
「ん。いっしょに、いたい」

 あらゆる液でドロドロのまま抱きしめ合い、キスを繰り返す。

「ティア」
「なんだ?」
「おれ……守るから。負けないよ」
「……ああ。共に、戦ってくれ」
「ん」

 優しいキス。愛している、好き……そんな言葉では表せない、かけがえのない人。

「ジュンヤ、もう一度、いいか?」
「嘘……まだ、足りない?」

 ティアが俺の手を導いたソコは、早くも再々戦を望んでいた。

「うう、回復早いよ」
「今度は私が後ろから愛したい」

 顔がカッと熱くなる。

「うん……」
「ふふ……みだらなジュンヤもいいが、恥じらう姿も愛おしいな。ジュンヤ、私を欲してくれ」
「ティアが満足するまで、シて……」

 言葉にしたらすごく恥ずかしくなって、ティアの胸に顔を埋めた。

「私はこれまでひどい抱き方もしたのに、なぜ許してくれるんだ?」

 確かに、お仕置きされたりしばられたりしたけど。

「みんなのために自分自身を犠牲にしてるから。俺には我儘わがままを言って良いんだよ?」

 目を閉じて唇を求め、情熱的なキスと愛撫に身を任せる。快楽にとされ、みだらな夜は過ぎていった。


 目が覚めると、隣でティアが眠っていた。いつも先に起きているのに珍しい。じっくりと芸術品みたいな美貌を観察する。金色の睫毛まつげは昨夜より光を放っているように見える。
 思えば、最初からこのキラキラにからめ捕られていた気がする。ジッと見つめていると、まぶたが開いて金色の瞳と目が合った。

「おはよ」
「おはよう……」

 俺をグッと引き寄せ、ピッタリと肌がくっつく。

「ティア、待って! 俺、その。ドロドロだから……汚いよ?」

 そう。グチャグチャのドロドロになるまで愛し合って、完全に力尽きた俺達はそのまま寝てしまっていた。だから、どちらのものか分からない色々なものがあちこちにこびりついている。

「汚くなんかない。愛し合った証だ。ふぅ……ジュンヤ、もう少しこうしていたい……」
「そっか……俺も」

 キスして体をまさぐり合いながら、昨夜の延長のイチャイチャを楽しむ。俺の奥にはまだティアが注ぎ込んだものが残っていて、甘いうずきと力の循環を味わっていた。

「そういえば、クードラで一度襲われたんだよな? 怪我はなかった?」
「ああ。護衛がいたので私は無事だった。だが、ジュンヤを置いて逃げろと言われ……離れざるを得なくなった。ギリギリまで合流することを検討したのだが、すまなかった」

 視察先での襲撃の件がずっと気になっていた。いつも冷静なティアが怒鳴っていたという報告があったし、かなり危険な状況だったはずだ。だけど、それ以上のことを説明してくれない。

「ああ、昨夜、ナカから出すのを忘れてしまった。出してやらないと」
「えっ? ああ、だめ。まだしなくていいよぉ」

 誤魔化すように話題を変えた上、体を起こそうとするティアを慌てて止める。

「体内に残しておくと体調を崩すと聞いた。そんな状態にさせたくない」
「ん……それ、根拠はないけど、無理に出さなくても大丈夫な気がするんだ」
「どういう意味だ?」

 ティアが心配そうに見つめてくる。神子みこは精液から力をもらえるから、具合は悪くならないと思う……なんて、恥ずかしい理由を言えるか? でも、多分これは言わなきゃ納得してもらえない奴だ。

「だって……ナカにあるのが、まだ力をくれてる。これまでも腹痛は起きなかったし、むしろ出さないほうが調子良いんだと思う……」
「そうなのか? では、もう一度抱いてもいいか?」

 え、そっちに持っていく?

「あっ、エッチな触り方、だめ! 今日も仕事があるんじゃないのか?」
「ある。あるが……たまにはサボってもいいと思わないか?」
「そうだけど、今日はまずくない? まだディックのことも片付いてないし、バタバタするだろ。今度ゆっくりイチャイチャしよう? ……あっ⁉」

 グルンと視界が回り、のしかかってきたティアに口内を散々にめられ、唾液を流し込まれる。
 これ、なし崩し的に致してしまう流れだ。

「んん……だめ、だ」

 コンコンッ。
 その時、外から扉がノックされた。気づいているだろうに、ティアは無視している。
 コンコンッ……コンコンッ!
 だが、相手もめげずにノックを続ける。さすがにまずいよな。少し強めにティアの胸元を叩いた。

「む……時間切れか。あれは多分ソウガだ。ジュンヤを湯に入れてやるつもりだったのに」
「俺は後でいいから、ティアもここで湯浴みしてから行ったら?」
「確かにこれでは行けないな」

 ティアが改めて自分達の姿を確認し、苦笑する。

「このままのジュンヤも部屋から出したくない。こんな官能的で美しい姿、誰にも見せたくない」

 コンコンッ!

「殿下、ソウガでございます。恐れながら、ヒルダーヌ様、ザンド様との会談の時間が迫っております」

 扉の外から遠慮がちに声をかけてきたのは、やはりソウガさんだった。これだけ無視されてもノックをやめずに声もかけてくるんだから、本気の限界なんだろう。俺の王子様はたくさんの人に必要とされているから、仕方ない。

「仕事頑張って。俺は動けないけど、ティアは大丈夫か?」
「ふふっ……ジュンヤが乗って動いてくれたから大丈夫だ。また是非頼む。いつでも歓迎だ」

 コンコンッ!

「殿下、どうかお返事をくださいませ」

 甘い時間は、もう終わりだ。

「……ふぅ。ソウガ、起きている。こちらで身支度するが、準備はできているか?」
「はい。いつでもどうぞ」
「ジュンヤも綺麗にしてやりたいが」
「大丈夫だって。自分で拭くから」

 エルビスを呼ぶと言うティアを止める。

「自分がエルビスなら、こんな俺を見たい?」
「ふむ……そうだな。では、ノーマとヴァインならどうだ? 一人で湯に入るのは無理だろう?」
「うん、そうしようかな。二人には悪いけど」
「それが彼らの仕事だ」

 コンコン!
 俺は上掛けで体を隠した。それを見て、ティアが扉のほうに顔を向ける。

「ソウガ、入っていいぞ」

 ソウガさんが入室し、俺から顔を背けてティアの体を拭き始める。本当は数人がかりでやるそうだが、今日は俺がいるからソウガさん一人みたいだ。

「ジュンヤ。今日は無理をするなよ」
「ん。いってらっしゃい」

 準備を整えて名残惜しそうに去っていく背中を見送り、自分の惨状を確認すると、顔に熱が集まる。今までは抱かれて翻弄ほんろうされるばかりだったけど、昨夜は自分から乗っかって腰を振りまくってしまった……!
 だってさ、ティアが襲われて……最悪の事態だって起きていたかもしれない。そう思ったら、どうにも我慢できなくて、されるだけじゃなく、俺からもシたいんだって分かってもらいたくなった。それにしても、相当がっついちゃったな。
 マテリオとシまくった余韻が続いていて……あの時間が終わったことが寂しくて、ずっと体がうずいていた。でも、マテリオは馬車を出たらもう俺に触らないって言ってたな。ティアに命じられてキスこそしたけど……もう、二度とマテリオの意思では触れてこない? 本当に?
 いやいや、落ち着け俺。なぜ急にこんなこと考えているんだ? ティアとのエッチは今までで一番優しくて激しくて気持ち良かったし、この後はダリウスとエルビスもエッチでいやしてあげなきゃいけない。三人の相手でいっぱいいっぱいだろ?
 このローテーションにマテリオが入るのか? 四人でされても、マテリオの治癒効果で俺もバテなくなって、終わりがないじゃないかっ! こわっ!
 いや、でも……そうなると、全員が満足するまで抱かせてあげられる?
 おいおい、何がるだよ。湊潤也、しっかりしろっ! そりゃあみんなとのエッチは気持ち良くて好きだけど……いや、むしろ、エッチは好き、かも。ずっとしていたいとさえ思う。なんていやらしい体になっちゃったんだ!
 その時、またノックが響いた。

「ジュンヤ様、ノーマとヴァインです。湯の準備ができました。入ってもよろしいですか?」
「いいよ」

 あちこちドロドロで恥ずかしいけど仕方ない。

「二人とも、何も言わないで……」
「もちろんです」
「私が浴場までお抱きしてもよろしいですか?」

 頷くと、ヴァインが新しい布で俺の体を包んで抱き上げてくれる……のだが、中からドロリとしたものが溢れてきた。

「ヴァイン! 下ろして! ちょっと、マズいっ」
「浴場のほうが色々楽ですよ。大丈夫ですから」
「ううぅ」

 いっそ黙っていたほうが良かったかも。でも、包まれた布にも垂れて濡れているし、どちらにせよバレたな……


しおりを挟む
感想 953

あなたにおすすめの小説

宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている

飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話 アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。 無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。 ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。 朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。 連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。 ※6/20追記。 少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。 今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。 1話目はちょっと暗めですが………。 宜しかったらお付き合い下さいませ。 多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。 ストックが切れるまで、毎日更新予定です。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました

タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。 クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。 死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。 「ここは天国ではなく魔界です」 天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。 「至上様、私に接吻を」 「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」 何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

幽閉王子は最強皇子に包まれる

皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。 表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目

カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。

男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~

さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。 そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。 姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。 だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。 その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。 女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。 もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。 周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか? 侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。